こんにちは!アイ・ティ・リアライズ採用担当の八尋です。
本日は、サービス統括部1課 課長のSさんに、アイ・ティ・リアライズが開発した代表的な自社プロダクト「バンクアプリ with CRECO」と「スタンペイ」についてインタビューをしてまいりました!
・プロダクトが生まれた背景
・プロダクトの特徴
・導入にいたるまでのプロセスやお客様の声
などについて詳しくお話しますので、アイ・ティ・リアライズがどのようなプロダクトを展開しているのかを詳しく知りたい方や自社プロダクトの開発に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
【Sさん プロフィール】
サービス統括部1課 課長。アイ・ティ・リアライズ入社以前からエンジニアとして各社で活躍。現在は新サービスの立ち上げ、既存サービスの責任者、チームマネジメント等を担当する。
①「バンクアプリ with CRECO」について
ー「バンクアプリ with CRECO」が生まれた背景を教えてください!
アイ・ティ・リアライズ設立直後は金融機関のシステム会社、コンサルティング会社などtoB向けのシステム開発が事業の主軸でしたが、予てより代表の尾上が自分たちでもtoC向けのサービスを作りたいと考えていて、企画したのがクレジットカード管理アプリ「CRECO(現:バンクアプリ with CRECO)」です。
クレジットカード利用者には「クレジットカードは便利だけどいくら使ったかがすぐに分からないから怖い」「支払い日の管理がしづらい」という悩みがあり、それらを解決するために開発されたのが、最初にリリースした「CRECO」です。1つのアプリで、複数のクレジットカードを一元管理できるサービスとして、利用者のクレジットカード管理の利便性を向上させてきました。
その後、金融機関から「CRECO」をクレジットカード管理だけではなく、銀行口座情報と連携したアプリにできないかというご相談をいただき、クレジットカードだけでなく銀行口座の情報も一元管理できるアプリにバージョンアップしました。それが現在の「バンクアプリ with CRECO」です。
ー「バンクアプリ with CRECO」の特徴は?
アプリの特徴は、クレジットカードの利用明細や銀行口座の利用情報がリストではなく、カレンダー形式で表示されることです。カレンダー形式になっていることで、リストの見づらさを解消し、直感的に確認することが可能になりました。
ーお客様が「バンクアプリ with CRECO」を導入する理由は?
お客様により「バンクアプリ with CRECO」を導入いただく理由はさまざまですが、ここでは3つほど理由を説明させていただきます。
1つ目は、銀行の無通帳化を促進するための手段として「バンクアプリ with CRECO」をご導入いただくパターンです。「バンクアプリ with CRECO」を導入することで、利用者はアプリ上から口座情報や利用明細を確認することができるようになり、無通帳化の促進につながります。
また、確認できる明細データに閲覧期限が定められているアプリが多い一方、「バンクアプリ with CRECO」は全期間のデータを蓄積し、いつでも確認することができます。全期間のデータを見返せることは、紙の通帳と同じように使えるという利用者の安心感につながり、無通帳化を促進できる要素になっています。
2つ目は、口座情報とクレジットカード情報を同時に管理できる点に利便性を感じていただいたからです。金融機関によっては、銀行独自のクレジットカードがあります。バンキングアプリでは、クレジットカードの利用明細の確認はできないことが多い中、口座情報とクレジットカード情報をあわせて管理できる「バンクアプリ with CRECO」に魅力を感じていただいています。
3つ目は、シンプルでわかりやすいカレンダービューになっている点です。「いつ」「どこで」「いくら」使ったか直感的にわかる画面が使いやすいとユーザーから高評価のためです。
ー実際に届いているお客様の声にはどのようなものがありますか?
エンドユーザーからは、「カレンダーが見やすく、直感的にクレジットカードや銀行口座の管理が可能」「クレジットカードの対応数が多い」など使いやすいという点の声をいただいています。
上記のエンドユーザーの反応に加え、ご導入いただく金融機関側からは、パッケージソリューションなので、ゼロからシステムを開発するより、ローンチまでがスピーディであることに加え、安価でシステム構築ができるという点にも魅力を感じていただいています。
ー「バンクアプリ with CRECO」の今後のビジョンは?
「バンクアプリ with CRECO」は、現在では地方銀行5行、70以上の信用組合で導入実績があります。安定的に稼働していますが、サーバーの仕様変更やアプリのリニューアル、カスタマイズの追加など、お客様にとってより使いやすいサービスにするために、大小のバージョンアップを重ねていきたいと考えています。早々にエンジニアの人数も増やし、チームを強化していきたいと思います。
②「スタンペイ」について
ー「スタンペイ」が生まれた背景は?
「スタンペイ」は、電子スタンプを使用した決済ソリューションです。
これまで店舗が新しい決済ソリューションを導入するには、新しい設備が必要、システムを使いこなすためには仕組みを理解しなければならない、そのためにはIT知識が必要など、店舗側の負担になるさまざまな課題がありました。「スタンペイ」は、それらの課題を解決できる決済ソリューションとして開発されました。
特別な機器や電源、ネット回線が不要で、利用者のスマートフォンによる簡単な決済を実現することが可能です。
ー「スタンペイ」の特徴は?
「スタンペイ」の一番の特徴は、電子スタンプを利用して決済を完了できることです。各店舗に電子スタンプとQRコードを配布し、電子スタンプをスマホに押すだけで簡単に決済を完了させることができます。これは、決済ができているかどうかという店舗の不安を解消することにつながっています。
現在はスマホ決済が広まってきており、店舗の不安も少しずつ薄れてきているので、現状にあわせて、スタンプなしでも決済ができるように改良を重ねています。
ーお客様が「スタンペイ」を導入する理由は?
「スタンペイ」を導入した自治体や店舗の方からは、
・紙の商品券のような換金の手間や事務作業がなく手間が軽減した
・スタンプに各店舗の情報が登録されていることで、セキュリティ的にも安心だった
・決済がスタンプを押すだけなので簡単で、スタンプに独自のマークを使えることで客様にも楽しんでいただけた
という声が届いています。
ー最後に、アイ・ティ・リアライズとしての、今後のプロダクトの展望を教えてください!
ITの力を通じて、常に時代にフィットしたサービスをお客様に提供できるよう、お客様の声に真摯に耳を傾け、選択をし、アプリの継続的な成長に努めていきたいと考えています。
また、現在は新しいサービスを立ち上げ中です。エンジニアの組織として、既存のサービスの拡充はもちろんですが、さらなる新しい開発にも積極的にチャレンジし、エンジニアの成長とサービスの成長の両輪を進めていきたいと考えています。