こんにちは!株式会社Curio Tech採用チームです。
「もっと値づく。が根付いてく。」というキーワードを掲げ、モノとヒトが本来の価値を発揮できる社会を目指す当社。Wantedlyのストーリー記事では、メンバーの紹介や各種イベントレポート、採用関連の話題といった幅広いコンテンツを発信しております!
今回は、そんな当社の“仕事以外の本気の挑戦”をめぐるお話です。主役となるのは、元海上自衛隊で営業二課係長の大高英俊(おおたか えいしゅん)さん。以前の社員紹介記事で自らを「CurioTechの筋肉担当」と称していた彼は、2026年4月5日、満を持してフィジークの大会本番を迎えました!仕事との両立には、どんな困難があったのか。周囲からは、どんな支えがあったのか。そして、当日のステージからはどんな景色が見えたのか…
本記事では、そんな彼の“夢”を取り巻くドラマをお伝えします。当日会場に駆けつけた部下の白石海翔さん、そして上司である市川裕さんにも、詳しいお話を伺いました。
チャンスを逃さないために言い切った、“出ます”の一言
大高さんの「フィジークに出たい」という思いは、決してここ最近のものではありません。1年前の取材時点でも、それは変わらぬ夢として語られていました。
それでも、なかなか踏み出せなかった理由…それは、厳しい食事制限や減量を仕事と両立できるかという不安。身体を仕上げるために必要な努力とその辛さを知っているからこそ、「なんだかんだ逃げてしまう自分がいた」と大高さんは振り返ります。
大高:このままだとズルズル先延ばしにして一生出ない。そう思ったので、2025年の秋に「出ます!!」って会社のみんなの前で宣言したんです。自分から逃げ道を塞ぎました。笑
有言実行するしかない環境に自らを追い込んだ形。仕事に影響が出るかもしれない状況でしたが、周囲の反応は決してネガティブなものではなかったと白石さんは話します。
白石:「決めたからにはやってやろうぜ」「マジで頑張れ」「できることあったら言えよ」って、みんな背中を押すムードになってましたね。
挑戦を茶化すのではなく、“やるなら本気で”という空気。本人の決意はもちろん、周囲もその挑戦を自分事のように受け止める一体感にCurioTechらしさが表れていました。
1日5食、分割休憩、1週間前の調整…“仕事外の夢”に、会社が本気で乗った
フィジークに出場する以上避けて通れないのが、減量生活と仕事との両立。「仕事に影響しない程度にね」と、個人の裁量に任せるくらいが一般的な対応なのかもしれません。
しかし、CurioTechは違います。大高さんの挑戦に最大限の配慮をし、日々の業務フローを柔軟に変えながらサポートを行ないました。具体的には、通常決まった時間にまとめて取る休憩を20分ずつ複数回に分割。大会前の身体づくりでは1日5食摂ることもあったため、食事のタイミングに合わせて休憩を調整できるようにしました。立ち仕事・現場中心の働き方だからこそ、一律のルールに当てはめずコンディションを優先する対応です。
市川さんは減量期間中の大高さんについて、身体だけでなく精神面への負荷も大きいことを感じていたと言います。
市川:何か特別な制度をつくったというよりは、「体調が悪ければ無理をさせない」を徹底しただけなんです。大会1週間前については、本人のコンディションや業務状況も踏まえ、稼働を調整して本番に集中できる期間をつくりました。
本業とは直接関係のない、フィジークという挑戦。それでもCurioTechは大高さんの“本気”に応え、全力でバックアップを行なったのです。
自分の弱さと必死で向き合った準備期間
順風満帆に見える裏側で、大高さんは何度も心が折れそうになったと振り返ります。
何よりもつらかったのは、食事制限そのものよりも「仕事中に身体が動かない苦しさ」。減量が進むにつれ体力が落ち、立ち仕事で身体が動かない。声も出づらくなり、頭も回らなくなっていったといいます。
大高:自分の挑戦が、周りに迷惑をかけている。そのうしろめたさで、精神的にも不安定な時期が続きました。後輩に対して少し強い言い方をしてしまった記憶もあります。
身体とコンディションと、心のコンディション。それらの不調が重なり、負のスパイラルに入りやすい状態だったと本人は話します。それでも踏みとどまり流れ良い方向にを戻せたのは、応援してくれる人たちの存在でした。
大高:「自分の夢のために」という気持ち以上に、「応援してくれている人たちのために」という思いが強くなっていきましたね。皆さんの協力がなかったら、本当に途中で折れていたと思います。
ステージから目撃したのは、思ってもみなかった景色
そんなあたたかい応援ムードで順調に進んでいた大会直前のある日、社内は暗いムードに包まれていました。たまたま社内で業務上の都合が重なり、メンバーで大高さんの応援に駆けつけることが難しい状況になってしまったのです。
それでも、大会だけはやり切ろう。ここまでみんなを巻き込んで準備してきた以上、誰が見ていなくても全力で走り切ろう。大高さんはしっかりと気持ちを整理し、本番当日への集中力を高めていきました。
そして迎えた本番当日。朝の9時頃に会場入りし、チェックインや進行説明を経て本番を待ちます。舞台裏にいる間、客席の様子は一切分かりません。大高さんの出番は刻一刻と近づいてきます。パンプアップを済ませ、ついにその時が訪れました。これまでのすべてを背負って、まばゆい光が差すステージへ。そこで彼が見たのは、あまりにも意外な光景でした。
大高:あの瞬間のことは一生忘れられないですね。ステージに上がった瞬間、すぐ目の前にCurioTechの皆さんがいたんです。なんで!?来れないと聞いていたのに。後から聞いたら、結構無理して調整してくれたみたいで…本当にサプライズですよ。色々な感情が一気にこみ上げてきて、もう心の中はぐちゃぐちゃでした。笑
見たら泣いてしまいそうで、ステージ上では客席から目を逸らしていたという大高さん。それでも、仲間の声はずっと心強く聞こえていたそうです。頭の中は感情でいっぱいでしたが、日々の鍛錬のおかげで大きな崩れもなくステージを終えることができました。
CurioTechから駆けつけた応援メンバーは10名以上。市川さん・白石さんだけでなく、小林代表をはじめ多くの仲間たちが会場に訪れました。中には関西から始発の新幹線で駆け付けた方も。社外の友人も含めるとさらに多くの方が大高さんの応援に足を運んでおり、彼の人柄をあらためて実感する場となりました。
白石:普段はスーツ姿しか知らなかったので、「この人、こんな身体してたんか…」と衝撃を受けました。笑 本人は「絞り切れていない」と言っていましたが、素人目にはめちゃくちゃ仕上がっているようにしか見えなくて…めちゃくちゃかっこよかったです。気付けば声を振り絞って応援していましたね。
そんな場をさらに盛り上げたのが、フィジークやボディビルならではの「大喜利的な」掛け声文化。番号を呼びながら、選手の特徴を捉えたユーモラスな声援が飛び交っていました。市川さんも、「仕事より全然輝いてるぞ!!」と愛のある声援(野次?)を飛ばしていました。笑
白石:観戦だけじゃなく、応援もすごく楽しくて。次回も絶対に行きたいです!
悔しさの残る結果、だからこそ…再び交わす“約束”
結果は、初回のみ挑戦できる「トゥルーノービス」カテゴリで2位、その上の「ビギナー」カテゴリで3位。各カテゴリーとも8名前後が出場する中での成績です。初出場でいきなり表彰台に立ったことになりますが、大高さんの表情には悔しさが滲んでいました。
大高:正直、全然です。まだスタート地点だと思っています。
表彰台に立てたことは事実でも、大高さんにとっては「優勝できなかった」という思いの方が強く残りました。多くの仲間が会場まで来てくれたからこそ、「勝った姿を見せられなかった」という悔しさが大きかったといいます。今回流した涙は、悔し涙。次は、優勝して嬉し涙を流したい。会社の仲間たちにも「来年は勝つ」と約束し、それを次の目標に据えています。
大高:会社の皆さんには、言葉では言い表せないくらいの恩があります。そして、たくさん迷惑もかけました。だからこそ、支えてくれた人たちをもう裏切りたくない。絶対にまた這い上がって、優勝を勝ち取りたいですね。実はもう次の大会へ向けて、本格的に体づくりを再開し始めているんです。
CurioTechが本気なのは、自社の“日本一”だけじゃない
なぜCurioTechは、業務外の挑戦にもここまで本気なのか。市川さんは、その基準をこう説明します。
市川:会社業務に大きく支障を出すような取り組みには、当然一定の線引きがあります。ただ…“本気”で取り組んでいる挑戦については、できる限り応援したい。「日本一を目指すレベルの熱量、志を持っているか」は、ひとつの判断基準になっていますね。
大会に出たい、何かで1位を取りたい、日本一を目指したい。そうした夢を持つ社員がいれば、会社として全面的に応援する。そしてその過程で得た厚みのある経験は、結果的に仕事や人間関係へと還元されていく…それが、CurioTechの考え方なのです。
白石:僕も前年までサッカーチームと仕事を両立していたので、大高さんの挑戦には共感する部分が多々ありました。彼が減量中に余裕を失っている姿も、逆に人間らしく感じましたね。本人は「迷惑をかけてしまった」と思っているみたいですけど、僕はその努力に勇気づけられていました。
一生懸命な人がいるなら、上司・部下に関係なく、その人を支えられる人間になりたい。白石さんは、そう思うようになったといいます。大会をきっかけに大高さんとの距離は縮まり、プライベートで食事に行く機会や、仕事以外の話をすることも増えました。フィジークを通じて目の当たりにした“本気の姿”が普段の仕事だけでは見えない一面への理解につながり、これまで以上の信頼が生まれたのです。
大高さん自身にとっても、この経験は仕事上の成長と無関係ではありません。CurioTechとして「日本一」を目指すという大きな目標は変わらず、日々の細かな目標を一つずつクリアしていくスタイルは競技でも仕事でも共通しています。後輩が増え、以前よりも周囲から言動を見られる立場になった今…目標は「大高さんみたいになりたい」と思われる存在になること。この挑戦を通じて得た感謝や責任感、周囲への意識は、そのまま彼のリーダーシップへと昇華したのです。
後日談:食べるのが、やめられない…
長期間の食事制限から解放された大高さん。大会後は食欲が爆発してしまったそうです。
大高:やっと食事を楽しめる!嬉しい!というより、もうただひたすらにヤケ食いでしたね。気づけば何かを口にしている状態で、自分でもやばいなと思うくらい…笑
市川さんも大会中の映像と終了後の姿を見比べて、「顔の大きさ全然違うじゃん!」と思わずツッコんでしまったそう。しかし…そんな大高さんも現在はピーク時から再び約9kg落とし、次の大会に向けて本格的な筋量アップ期に入る予定とのことでした!
一緒に喜び、一緒に悔しがる。
仲間の夢を、本気で後押しする。
そんなCurioTechだからこそ、見える景色がある。
大高さんの挑戦は、まだ始まったばかり。
次はきっと、華々しい優勝報告の記事が書けるはず…
そんな遠くない未来のことを、私たちは楽しみにしています!