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~監査法人からシクミヤへ~ 監査法人後の若手公認会計士のキャリア



今回は、監査法人に3年務めた後にシクミヤへ入社した曾我 健吾さんに話を聞いてきました。若手会計士の方の今後のキャリアの参考になるかもしれません。

父や周りの影響から公認会計士の道へ

大学時代は経済学部でマクロ経済を勉強していました。父が公認会計士の資格を持っていたことや、当時通っていた慶應義塾大学の内部生で公認会計士に向けて勉強をする学生が多かったこともあり、在学中に公認会計士資格の勉強を始め、3年次に合格しました。

実は弟が大学受験に向けて勉学に努めている姿を見て、”自分も何かに打ち込まなければ”と思ったのも根底にあり、振り返ると環境要因が大きかった気がします。

監査法人での仕事

卒業後はあずさ監査法人で保険会社監査を行う事となっていたため、アクチュアリーの勉強も並行して進め後に準会員まで取得しました。監査法人では、公認会計士としての側面とアクチュアリーとしての側面があったため、一般的な監査業務に加えて、保険数理関連の業務が多かったです。3年ほど監査法人に勤務した後にシクミヤに入社しました。

会計士としてのボーナスタイム

修了考査という公認会計士となるための最終試験が終わった2年目の頃に、このまま監査法人に残るのか否かを考え始めました。そもそも監査法人は、公認会計士の資格を取ってから入社するため、年上の同期がとても多いです。そして、10年や15年計画といった監査法人入社後からマネージャーになるためのキャリアの流れはフォーマット化してると言えるほど構築されており、自分の中でこのまま先が見える流れにのるべきなのかという考えが少しだけありました。

前述の通り、監査法人には年上の同期もいたため、彼らを見ていい意味で”生き急ぐ必要ないのでは”と感じたんです。

大学の3年次に資格を取ったため、若干早い段階で公認会計士になったこともあり、長い人生俯瞰した際、今が好きに動ける、挑戦できるボーナスタイムなのではと考えました。シクミヤと出会ったのはそんな心境の変化があったころでした。


シクミヤの希少性に惹かれた

実は、最初にこの話をしたときにシクミヤの”仕組みで課題を解決するという理念に惹かれた”のでシクミヤに入社したと答えました。決して嘘ではなく、特に当時は特に当時は働き方改革など影響で、仕事の仕組み・構造を見直す機会が多く、重要性を認識していました。

しかし、それ以上に監査法人からのネクストキャリアとしてはFAS・コンサルなどが周りでは多かったですが、周りと違う選択した方が面白いかなとも思っている中、代表の山岡さんの独立士業としての働き方、そしてそこから組織を作るという0→1のプロセスの組み合わせに面白みや希少性を感じ、最終的にそこに対する興味が自分の中で勝った、というのが愚直な答えです。

シクミヤに入社してから

入社時から一番長いプロジェクトとして、現在進行形で自動運転を開発するスタートアップのグループ全体の経営管理体制の構築と運用支援を行っています。組織の拡大に伴い複雑化する中で様々な仕組みを導入してきました。ここではプログラミングによって業務設計を自動化するような前職では経験のない領域もありましたし、原価計算や連結決算といった会計士ドメインの領域もありました。

監査法人を辞めて、シクミヤのようなスタートアップを支援する企業を選んだため、監査法人よりシクミヤの方が自分に向いていると思ったのかと聞かれることもあります。転職の際に確かに向き不向きを考慮する考え方もありますが、僕自身は向き不向きで考えてはいませんでした。

監査法人での保険数理など新たなドメイン領域をキャッチアップする事が多かったので、シクミヤでも同様にキャッチアップしていければという想いはありました。

今後のキャリアについて


ゴールシーク的な考え方ではありませんが、今は自分の興味あることを突き進めていきたいです。

今後のキャリアを考えれば、専門性を身に着けて磨きをかける時期ではないかとも思いますし、一見するとキャリア上は非効率かもしれません。ただ、シクミヤの業務範囲が広範な事もあり、興味を持った領域が役立つシーンはいつか来ると思っています。

実際にあった事例として、業務外の趣味で競技プログラミングという計算アルゴリズムの最適化に嵌っていた時期がありました。当時は業務のためという意識は特になく、楽しかったので、毎週コンペに参加していましたが、最近トラックでの配送ルートの最適化を業務で行う機会に巡り合いました。

自身の興味ある領域と求められる領域がマッチした時の仕事はやはり楽しく、こういった機会を増やしていければと思っています。

そのため、できるだけ興味の幅を広げつつ、ちゃんとインプットする意識を持ち続けたいですし、その結果、キャリアとして何か形になれば尚嬉しいです。


シクミヤでは多種多様なバックグラウンド・専門性を持ったメンバーが集まっており、知的好奇心を刺激するために定期的に研修が開かれています。曾我さんのように興味をつき進めたり、広げたりする方にはぴったりな職場かもしれません!

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