こんにちは。Medii広報です。今回は、Mediiの組織をあらゆる角度から見守って支え、誰よりも成長を後押ししているコーポレート本部長の古田さんにインタビューをしてきました。
長年のグロースを支えた東証プライム上場企業を辞め、Mediiにジョインした背景や、Mediiでしか実現できないこと、そして古田さん自身の今の仕事や成し遂げたいことを聞いてみました。
「なんでもあり」の環境こそ自分らしい。人生を賭ける場所を選んだ3つの軸
——まず、これまでのキャリアを教えてください。
新卒で入った株式会社レノバという環境・再生可能エネルギーの会社に、17年間ほどいました。無名で売上数億円の時代からプライム上場を経て連結売上1,000億円の景色が見えてくるところまで、ひとつの会社の成長をまるごと経験させてもらいました。
仕事の幅はかなり広く、企業成長とともに様々な事業ドメイン・業態・職種・立場を味わいました。環境領域のコンサルティング・リサーチ、買収先子会社(素材製造)のPMI・バックオフィスを経て、後半は経営企画・IPO・ファイナンス、コーポレートのマネジメントや再エネ発電事業立ち上げのマネジメントを担当していました。キツい仕事が多かったですけど、社会課題解決の事業に取り組むというミッションのおかげで、食わず嫌いせず何でもトライしてこれた、という感じです。
Mediiには2023年にジョインしました。役員・社員が15名くらいの時でした。
——それほどやりがいのある場所を離れて、何を求めたんでしょう。
家族の事情がきっかけで、人生をゼロベースで考えるようになりました。外の世界に出てもいいかもなと思い始め、成し遂げたいこと、心地よい仕事環境、提供できる強み……整理してみたら、3つの軸が見えてきました。
まず、社会問題を解決する事業に引き続き関わりたいということ。せっかく一回しかない人生を投資するにあたり、やっぱり世の中を良くするユニークな事業が良い。また、仕事をしていれば色々なことがありますが、大義ある仕事は、モチベーションをいつでも支えてくれる。単にマーケットの不整合を見つけて利益を出せれば良いのではなく、社会の歪みや不条理を減らしつつ新しい世界をデザインすることは、前職でもモチベーションの源泉でした。
次に、未整備でカオスな環境が心地よいということ。何もないからこそ何でもありで、アイデアを組み合わせて走りながら考え、必要なものをゼロから整え、事業と組織を成長させていく。危機的状況でアドレナリンが出る時にも、自分らしさを感じます。小さい会社を大きく成長させることに情熱を注ぎたい、と昔から変わらない想いを再認識しました。また、蓋をされてしまう状態は面白くないという独立心があるため、しがらみがなく、自らを柔軟に変えられるスタートアップに、以前と変わらず親和性があると思っていました。
そして3つ目が、HRを軸としたバックオフィスのマネジメントで役に立ちたいということ。過去のトラックレコードとして、バックオフィス × マネジメントが自分には一番合っている。HRがきちんと機能するかどうかで、会社の勢いや安定感って変わるんですよ。スタートアップに行くなら、自分がHRを通じて会社を何とかしなきゃという、勝手な使命感がありました。
——Mediiとの出会いはどんなきっかけでしたか?
転職活動は正直、難航しました。ソーシャルスタートアップ × HR × マネジメントというニッチな組み合わせだと、そもそもポジション自体が見当たらないんです。経歴の目立つところに合わせてのことと思いますが「IPO」「ファイナンス」「PMI」文脈のポジションの話を多くいただいたものの、全然触手が伸びません。
そんなときに、前職で一緒だった現CFOの冨田さんと焼肉を食べました。行きたいところが見つかっていないとこぼしたら、Mediiの話をしてくれて。
正直、ヘルスケア・医療の業界はノーマークでした。創薬系は成長性の判断が自分には難しいし、プラットフォーム系には先行企業の規模の経済の影響や、SaaS・DX系は参入の多さを予想していて。でもMediiは何かが違いました。社会課題の解決にユニークに取り組んで、収益も出そうとしている。肉を焼きながら冨田さんがとてもいい顔をしていたんです。
しかも私の身近な人がなかなか診断がつかない疾患で苦労した経験があったので、Medii Eコンサルというサービスの意義が、すんなり腑に落ちました。他人事じゃなかったんです。
心理的安全性とスピードが共存する、Medii独自の「Talk & Next」文化
——実際にオフィスを訪問してみて、どうでしたか?
学校の部室みたいな、ごちゃごちゃした狭苦しい空間でした。仕切りのない執務スペースで、コンシェルジュ室の種田さんやVPoPの清水さんが生き生きと仕事をしている隣での面談で、「これこれ!」って思いました。カオスさにエネルギーを感じたんです。
CEOで代表の山田さんと冨田さんから事業説明を受けて、ひたすら質疑応答をさせてもらいました。ある程度納得感を得たところで、また焼肉に行きました。煙まみれの山田さんが熱量高く語っていて、キラキラ輝いていました。いまだにMedii=焼肉のイメージが強いです(笑)。
別のタイミングでCOOの筒井さんとも面談があって、頭が良いだけでなく率直な物言いに惹かれました。
同じ頃に別業界からのオファーもありました。30代ラストのタイミングだったこともあり人生の時間の使い方を意識し、自分の重視するポイントを何度も反芻しましたが、最終的には大切にしたい3つの軸に立ち返って、Mediiで貢献するしかないと決意しました。
——入社してみて、どうでしたか?
入社してまず感じたのは、ミッションドリブンの事業で、正解がない問いに本気で向き合えるカルチャーだということです。加えて、メンバーの志も高く、恵まれた環境とも思いました。
また、組織規模の割に事業とサービスは勢いがあって、社内は明るいと思いました。他社でしっかり実力をつけてきた20〜30代が大半ですが、皆浮かれていない。ミッションを果たすことに邁進していて、スピード感はありつつも落ち着いている。採用候補者の方に社内の雰囲気を聞かれた時に、私はよく「大人スタートアップ」という表現をしています。
一番驚いたのは、Mediiの行動指針である「Talk & Next」が本当に機能していることです。相手にリスペクトをきちんと示した上で、次の一手のために建設的な提案をして、行動に起こす。言葉にすると簡単そうですが、実践は難しいのではないでしょうか。Mediiでは代表の山田さんを筆頭に、みんながこれを素で行えていました。
入社時点では副業メンバーの割合が多く、社員は若干名でした。メンバーの優秀さ、勤勉さ、想いで何とかなっていた段階でしたが、事業の成果を出す再現性については不確かでした。未整備である方が私にとっては魅力なので、事業にも組織にも伸びしろを感じて、やる気がますます湧きました。
▼古田さんが入社した当時のオフィス
——今、どんな仕事をしていますか?
「Mediiが成長し続けるための組織づくり」です。HRについては組織・人材のビジョンや戦略の策定、人員計画や採用のアウトライン設計、人事制度の企画や運用、オンボーディング、組織開発、社内カルチャーの醸成まで、多岐にわたります。他に、財務・経理・広報以外のバックオフィスも基本的にカバーしています。
組織や人に関する考え方は、他社のやり方や優先順位をそのまま持ってきても合わないし、かといって何もないままでは会社がスケールしない。何も無いと、目の前の課題だけ見れば何から手をつけても正しそうに見えるんです。ゼロから設計できる領域が多いフェーズなので、何を優先的に仕組みにし、何をまだ柔軟に保つかを見極めることが求められています。
現在のフェーズでは採用に特に力を入れています。最低限の人事は回せるようになり、今足りないポジションを埋めるためだけではなく、1年後・3年後を想像しながら採用を考えられる段階にようやく入ってきました。Mediiにとって採用とは単に人数を増やすことではなく、次の成長をつくるための非常に重要なテーマです。
私も面接で候補者の方とお会いしていますが、まだまだ無名のスタートアップであるMediiにエントリーしていただけるだけで本当に嬉しいですし、バックグラウンドが多様な採用候補者の皆さんと会えることに感謝しています。Mediiの事業が伸びるかどうかと同時に、その方のキャリアとしても充実するのか、意識するようにしています。一人採用が決まるたびに、会社の未来が少しずつ良い方に動いていく実感があります。
——やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
私は、ビジョンの設定や戦略策定のような大上段のことも、戦略の実行や運用、予想外のトラブル対応も含めて楽しめるタイプなので、やりがいを感じる瞬間はかなり多いです。
入社前のエピソードでも触れましたが、カオスに惹かれる理由は、ただ大変なだけではなくて、どこが本質的な課題で、どこはまだ余白として残して良いのかを見極めながら、形にしていける面白さがあるからです。カオスをそのままにするのではなく、事業が伸びる形に変えていける余地に魅力を感じます。
また、Medii Eコンサルのプラットフォームにて主治医の支援を通じ患者さんが救われた話を日々見聞きするとき、事業の手応えを感じるとともに、Mediiに来て良かったと改めて思います。
100人、300人の壁を超えて。チームのカルチャーを失わずにスケールさせる挑戦
——今後、Mediiで実現したいことを教えてください。
大きく二つあります。一つは、さらなる事業成長に向けて組織を進化させていくこと。もう一つは、現在の風通しの良さを、次の、その次の企業フェーズにも持ち込むことです。
まず、一階建ての事業を二階建て、三階建てと増やし・伸ばしていくためには、事業戦略を実現し新規事業を産み出し続ける組織をどう作るかがHRの役割だと思っています。新しいことを生み出し続けるマンパワーや仕組み、組織カルチャーが必要です。既存事業の収益を次なる成長の種へと再投資し、変化を恐れずに自己変革を続ける人材を増やしていきたいです。
二つ目の風通しの話は、一つ目にも通ずることですが、今のMediiの雰囲気は、正直、奇跡に近いと思っています。メンバー全員がリスペクトを持って、オープンに話して、次の行動につなげている。50人の壁はクリアできそうですが、これを100人、300人の組織になっても再現性ある仕組みで進化させていけるかどうかが、自分にとっても大きな挑戦です。入社前から意識していた課題で、身が引き締まりますが、だからこそ面白い。
Mediiが目指しているのは、誰も取り残さない医療を実現することです。それは医師一人の力でも、会社一社の力でも成し遂げられない。だから仲間が必要だし、組織が強くないといけない。HRやコーポレートの仕事が、事業の拡大や変化に密接に関わっており、直接ミッションにつながっている。それが、この仕事の醍醐味だと思っています。
——最後に、Mediiへの入社を考えている方にメッセージをお願いします。
Mediiは、何でも整っているような会社ではありません。他社にはない事業をしているので、未知のことが多く、自分で考えなきゃいけない機会ばかりです。営業・開発の基盤やバックオフィスの体制もまだまだこれからです。でもそれは裏を返せば、自分が作った仕事がそのまま事業・会社の形になるということです。その余白を面白がれる人に来てほしいと思っています。
向いているのは、自分で問いを立てて走りながら考えられる人。これまでのやり方にとらわれずに自分を変えていける人。そして、仕事を通じて社会に貢献することに純粋に意義を感じられる人です。医療・ヘルステックというフィールドに飛び込んでみたい気持ちが大事で、事業ドメインの専門知識は後からついてきます。
逆に、指示を待つことが多い人や、整っている環境で活躍したいという人には、今のMediiは辛いはずです。それは良い悪いではなく、事業フェーズ・企業フェーズとの相性の話です。
私自身、Mediiに入ってから未完成なものを仲間と一緒に形にしていく面白さを毎日のように感じています。
煙まみれで輝いていた山田さんの話をしましたが、きっと今の自分も同じ顔をしているはずです!(笑)
仲間と一緒に納得いく事業や組織をつくりながら、自分らしいキャリアも築いていきたいと思う方がいたら、ぜひお話したいです。
▼採用チームの2人と古田さん