【Medii Value Award】「このサービスはダイヤの原石」誰よりもMediiを信じ、すべてのWinに真摯に向き合う「カスタマーハピネス」受賞者
Mediiのバリューを体現し、事業や組織に大きく貢献したメンバーを表彰する「Medii Value Award」。
2025年上期、「カスタマーハピネス」部門のMVAを受賞したのは、マーケティンググロースチーム 兼 コンシェルジュ室の稗 万美子さんです。
エキスパート専門医や製薬企業などのステークホルダーの真のニーズを捉え、「同じ方向を向いたパートナー」として関係を築いてきた稗さん。しかしその裏には、静かな葛藤がありました。
事業の成長と、届けたい価値との間で、何に悩み、いかにして乗り越えたのか。カスタマーハピネスを貫くその仕事観とMediiへの想いを聞いてみました。
社会貢献と事業成長。その間で生まれた葛藤と、見つけ出した“Mediiだけの役割”
──「カスタマーハピネス」賞の受賞、おめでとうございます!
ありがとうございます。でも、これは本当に、私一人の力で実現できたカスタマーハピネスじゃないんです。
カスタマーハピネスな方針を実行にうつして、最終的にハピネスを実現しているのは、ソリューションチームの皆さんや、コンシェルジュの皆さん、プロダクトチームの皆さん。その方々がいてこその賞だと思っています。
──創業初期に入社した稗さんはMediiの成長を長く見てこられました。上半期はどんな半年でしたか?
新メンバーも増えた中で、それでも一体感は損なわれず、目指す方向を同じくする仲間たちが切磋琢磨し、アイデアを出し合いながら前に進む土台ができたと感じています。
Mediiが目指すのは、事業の成長とカスタマーハピネス。その両輪が噛み合わなければ前に進めないんだと実感して、組織として腹落ちできた上半期でした。
入社してから、マーケティングチームでは医師の利用拡大を目指し、コンシェルジュチームでは医師ユーザーやエキスパート専門医に寄り添い、そして製薬マーケティング部では製薬企業の課題やニーズに向き合ってきました。
それぞれの立場の想いを知っているからこそ、「カスタマーハピネス」、「誰も取り残さない医療を」実現するために、Mediiの売上に直結する「製薬企業との協業プロジェクト」を軸にした取り組みを積極的に進めていく場面に対して、正直モヤモヤする部分もありました。
医師が使い続けられる持続可能な仕組みである「Medii Infinite Loop」の考え方も、その重要さも理解はしていたものの、先生方にその話をするとなると、言葉を選んだり、何か後ろめたさのようなものを感じたりしていたんです。
🔼 Medii Infinite Loop:社会的な価値を創造しながら経済的な価値を生み出し、拡大再生産していく持続可能な仕組みづくり
でも、Mediiを応援してくださる先生方とたくさん接する中で、少しずつ変化していきました。
「ちゃんと利益を出して、この仕組みを終わらせないでくださいね。」
「サービスを継続できるだけの事業性はあるんですか?」
そんな声を先生方からいただくことも多く、時にはマネタイズ方法まで一緒に考えてくださる先生もいました。
そうした声に触れる中で、気付かされたんです。先生たちが求めているのは、単に「良い仕組み」であることだけではない。私たちは医療の外側にいる存在だからこそ、医療のプロである先生方が安心して無料でサービスを使い続けられる環境を支えるビジネスのプロでもあるべきだと。
製薬企業にとっての価値をきちんとつくり、しっかりと売上をあげることが、この仕組みを持続可能にする私たちの役割なのだと、改めて実感しました。
だから、患者さんと医師のために、本気でクライアント企業のWinも考える。その想いと行動が、医師はもちろん、「クライアントも含めたカスタマーハピネス」として表彰いただけたのかなと思ってます。
「楽しくてしょうがない」。ダイヤの原石を磨き続ける、仕事のやりがい
🔼コンシェルジュ室のメンバー
─その覚悟や視点の変化が、仕事のやりがいにもつながっているんでしょうか?
とにかく「Medii Eコンサル」ってすごいんです。臨床医が考えたサービスって、ただのうたい文句じゃなくて、仕組みも機能もすごく実用的にできていて「こういう課題がある」「こういう使い方をしたい」といった声にも、大体ハマるんです。Medii Qもそうです。
入社当初からMedii Eコンサルの魅力には圧倒されていましたし、その後リリースされたMedii Qも同じように、臨床現場の課題やニーズにピタッとフィットするプロダクトだと感じています。
最初は「Medii Eコンサルは、Medii 代表の山田さんがつくったもの」という印象を自分自身が持っていました。でも今では、多くのMediiメンバーの知恵と努力に加え、活用や応援してくださる医師やクライアントの皆様からいただく声や期待、そのすべてを織り混ぜてみんなの力で創りあげた結晶だと感じています。そして、さらに価値を引き出せるダイヤの原石のような可能性があると思っています。
だからこの仕組みを、もっと役に立てるものに、もっと多くの方に使ってもらえるものにするために、その磨き方や育て方を先生方やクライアントの皆様と考える日々が、楽しくてしょうがないです。
──最後に、今後の目標を教えてください。
短期的には、目の前の目標達成に全力を尽くしたいです。中長期では、こんなに多くの希少疾患それぞれのエキスパートが集まるプラットフォームだからこそ実現できることを形にしたいです。
例えば個人的に考えていることは、希少疾患を横串でつないで国に影響をあたえられるような仕組みや、治療薬がないような疾患の患者さんの声を医療者に届ける仕組み、福祉や生活領域のプロフェッショナルの知見を集めて治療の周辺を支えられるような仕組みとか。
大きな夢がいっぱいです(笑)。
「事業性」と「社会貢献」。その間で感じた葛藤を、カスタマーである医師との対話を通じて乗り越えた稗さんの言葉から伝わってくるのは、事業やサービスへの圧倒的な愛情と、カスタマーへのどこまでも誠実な姿勢です。その情熱と誠実さこそが、Mediiが最も大切にするバリュー「カスタマーハピネス」の源泉なのだと、改めて感じさせられました。
この記事を読んで、Mediiのカルチャーに共感してくださった方、ぜひ一度お話ししませんか?