【社内雑談会レポ#1】案件参画中に起きた困りごとへの対処法について
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サクッと読める:読了まで約2分
この記事では、社内雑談会のレポートをお送りします。
こんにちは、システム開発部の秦です。
今回は、3月上旬に開催した社内雑談会についてまとめていきたいと思います。
PROOFではこれまでも不定期にランチミーティングを行っていましたが、トークテーマは特に決めずに近況報告したりハマっていることの話をするなど、まさに「雑談会」でした。
雑談会ももちろん楽しいですが、今回は趣旨を変えて「案件参画中に起きた困りごとについて」というテーマを決め、事前に相談したいこと・共有したいことを募集してみました。
その結果をもとに、2つの議題について意見交換を行いました。
議題ごとに、雑談会をレポートしていきます!
目次
サクッと読める:読了まで約2分
議題1:Apexコーディングのスキルアップ方法について
議題2:タスクの工数管理方法について
おわりに
議題1:Apexコーディングのスキルアップ方法について
現在Apexの開発案件に参画中のメンバーから以下の質問が出ました。
現在参画中の案件では、標準機能ではなくApexトリガーやApexバッチがメインになっています。
一緒に参画中のメンバーに助けてもらう場面が多く、この状況でどうキャッチアップすべきか模索中です。
何かいい勉強方法やおススメの本や動画教材があれば教えてほしいです。
過去開発案件に携わったことのあるメンバーや、ほぼ独学から始め今やApexでバリバリ開発しているメンバーにアドバイスを求めました。
主に3つの意見が出ました。
- 実務で扱ったことのあるコードと同じ構造のコードを自身の学習環境に打ち込み、実際のデバッグを出しながら変数の中身や動きを確認してみる。
コードが完成したのち、メソッドごとに条件を変えて、どの部分を変えたらどんな挙動になるのかを確認してみる。分からないところがあぶり出されるため、結果的に習得への近道になる。 - コードに着手する前に、その前段階の基礎知識を強化すべき。前提となる知見がないとそもそもの問いが浮かんでこない。
- まずはデータの動きを書き出し、次にやりたい処理内容を具体的に書き起こし、整理をしていくと不明点も整理されるためApexの理解へとつながる。
プログラミング言語の学習に共通して言えることですが、習得するための裏技というものは存在しません。やはり地道にコツコツと、不明点を潰していくことが一番の近道のように思います。
実務では対応のスピードが求められますので、ゆっくり調べながら進めることはできないケースがもあります。
業務時間外での学習がメインとなりますが、学習していて分からないことがあれば周りに質問することで答えを得られることもよくあります。
何事も新しいことを1から学習をスタートするには胆力が必要ですが、諦めずに継続すればいつか点と点が線でつながるときが来ますよね。
これからApexの学習を始められる方は、ぜひ3つの意見を参考にしてみてください。
※代表より追記→特に3番目の意見は、有効だと思います。何をすべきか?を具体的にして初めて疑問や課題が生まれます。
議題2:タスクの工数管理方法について
複数案件に参画しているメンバーから以下の質問が出ました。
案件・タスクの管理が難しいなと思っています。
急に連絡が来て、作業中のものをいったん止めて、急ぎのものを優先して…とやっていると、
どの作業にどのくらい時間をかけたか、たまによくわからなくなります。。
みなさんはどのように作業時間を管理されていますか?
簡単にですが、背景を先に説明します。
参画中の案件ごとに契約工数が異なるため、1日8時間勤務だとすると以下のように作業時間を区切って勤務することが理想に近い形となります。
例)A案件0.5人月、B案件0.3人月、C案件0.2人月の契約の場合、、、
しかし、現実はミーティングがあちこちに入り、また急ぎのタスクを振られることも多々あります。
このようなスケジュールをこなしている間に、どの案件のどのタスクにどれくらいの時間を割いたのか分からなくなる時があり、他のメンバーはどのように時間を管理しているかアドバイスを求めました。
主に2つの意見が出ました。
- 簡単に工数が記録できるようにPCの付箋機能を使い、開始時間と終了時間もしくはかかった時間を書いておく(A案件調査タスク0.5h、B案件作業10:00-11:00 など)。
- Excelでタスク管理表を作成し、管理する
PCの付箋機能は、常にタスクバーに貼り付けしておけばワンクリックで呼び出せて簡易的なメモをするのに便利です。当然計算機能はありませんので、工数を手動で計算する必要があります。
Excelでタスク管理表を作成して管理する場合、管理表を都度更新するという手間はかかりますが、一度表を作ってしまえばタスクの中身を変えるだけで何回も使いまわせますし関数を入れれば工数も計算されます。
こちらは実際に運用されている表です(中身は架空の案件のタスクを入れています)。
1日のうちに細切れに作業が発生するため、開始時間・終了時間を3つ入れられる表になっています。
合計時間のセルには関数が入っているため、自動で算出可能です。
また、案件ごとにシートを分けて管理しています。
Windows PCの場合、日付は「Ctrl + ;」、時間は「Ctlr + :」で現在時刻を簡単に入力することができます。
工数管理が厳しい案件では、表を作って管理するのは非常におすすめな方法です。
そこまで厳しくなければ付箋にメモ書きを残しておくなど、簡易的な方法でもいいと思います。
案件に合わせた管理方法を試してみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
一人で悩んでいるときに、人に意見を求めてみると案外あっさり改善策が見つかることも多々あります。
フルリモート勤務ですと、なかなか参画中の悩みを社内で共有する機会も少ないので、このように意見を求める会はこれからも続けていきたいと思います。