【代表あべのつぶやき】Geminiの4つのモデルについて使い方を深堀り!
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じっくり読みたい方向け:読了まで約10分
いつもご覧頂きありがとうございます!本記事では、こちらの記事で書いた4つの機能について、深堀りしていきます!
今回記事は、Advancedユーザー向けです!
仕事で使う時に、どのAIモデルを選択すべきか迷わないようになります!
Gemini有効活用しましょう!
目次
じっくり読みたい方向け:読了まで約10分
どんな種類があるのか?をおさらい
Geminiユーザー
Gemini Advancedユーザー
無印と、Advancedの違いは?
コンテキストウィンドウとは?
Advancedユーザ向けのまとめ
2.0 Flash
Deep Research
2.0 Pro (experimental)
2.0 Flash Thinking (experimental)
終わりに
どんな種類があるのか?をおさらい
Gemini Advancedは、Google One AI Premiumプランの一部として提供されており、個人向けに個別契約ができます。
法人向けのGoogleWorkspaceでは、「Business Standard」「Business Plus」「Enterprise Standard」「Enterprise Plus」の4つのエディションでAdvancedが利用できます。
Geminiユーザー
- 2.0 Flash
- Deep Research
- 2.0 Flash Thinking (experimental)
- Personalization (experimental)
Gemini Advancedユーザー
- 2.0 Flash
- Deep Research
- 2.0 Pro (experimental)
- 2.0 Flash Thinking (experimental)
無印と、Advancedの違いは?
大きな違いは以下です。
高度な大規模言語モデルへのアクセス:
- Gemini Advancedでは、Googleの最先端AIモデルであるGemini UltraやGemini Pro1.5などの高性能モデルが利用可能です。これにより、より複雑なタスクや高度な分析が可能になります。
より大きなコンテキストウィンドウ:
- Gemini Advancedでは、非常に大きなコンテキストウィンドウが提供されます。これにより、長文のドキュメントやコードを一度に処理し、より深い分析や要約が可能になります。
高度なデータ分析機能:
- Gemini Advancedは、アップロードされたデータファイルを分析し、洞察を抽出したり、グラフやチャートを生成したりすることができます。
コンテキストウィンドウとは?
AIアシスタントの頭の良さです。AIモデルが一度に処理できる情報の量を指し、これが大きいほど、より長文のテキストや複雑な情報を理解し、処理することが可能になります。
- 具体的な影響:
- この大きなコンテキストウィンドウにより、Gemini Advancedは以下のようなことが可能になります。
- 長編のドキュメントや書籍の要約、分析
- 複雑なコードの理解と生成
- 長時間の会話や議論の文脈を維持
- 大量のデータからの傾向や洞察の抽出
つまり、Gemini Advancedの大きなコンテキストウィンドウは、より複雑で高度なタスクを実行するための基盤となり、その結果、より精度の高い応答や分析が可能になります。
以下が、コンテキストウィンドウの違いによる具体的な影響です。
- 長文処理能力:
- Gemini Advanced:非常に長いドキュメントやコードを処理可能
- 標準版:処理できるテキストの長さに制限がある
- 複雑なタスクの実行:
- Gemini Advanced:複雑な分析や要約、コード生成などが可能
- 標準版:比較的単純なタスクに限定される
- 文脈の維持:
- Gemini Advanced:長時間の会話や議論でも文脈を維持
- 標準版:会話が長くなると文脈を忘れることがある
Advancedユーザ向けのまとめ
まずは、使い道一覧!
2.0 Flash
高いパフォーマンスと、高速な処理を両立させたモデルです。画像だけでなく、PDFや音声ファイルなどの入力にも対応しており、多様なビジネスシーンで活躍します。
また、難解な質問や、前提の設定などを正確に把握しながら高速のレスポンスも行える為、文脈を読むような壁打ちにももってこいのモデルです。
前モデルの1.5に比べ2倍以上の処理性能があり、論理推論が得意です。
活用例
- 100ページ以上のPDFで記載された長文リファレンスの要約する
- 業務上の課題に対する壁打ち役とする
- ウェブページのキャプチャをそのまま投げて質問する
- 音声データから議事録作成を行う
Deep Research
高度の調査、推論、レポートを行う機能です。提出されたレポートは、Googleドキュメントにて出力できます。
業界最大の200万トークンのコンテキストウィンドウを有し、高度な調査、推論を可能にしています。前述したようにコンテキストウィンドウが大きいほど頭がいいです。
出力までには、5分前後かかりますが、WEB上のすべてのサイトをリファレンスとして調査し高度な推論でレポートをくれます。
活用例
- 競合調査や市況調査
- デューデリジェンス(信用調査)
- 複雑な既存コードのリファクタリング(Advancedでは入力されたプロンプトはAI学習には使用されません)
- アイディア出し
- CXOの代わりとして専門分野の深い知見を以てレポート出力
2.0 Pro (experimental)
こちらも200万トークンという非常に大きなコンテキストウィンドウを備えており膨大な量の情報を包括的に分析し、理解できます。
複雑で専門的な要件のコード生成や、大量のコードのバグ発見やリファクタリングも可能です。また、優れた推論、分析能力も有しています。
活用例
- 高度なコーディング支援
- 複雑な論文読解や仮説の生成
- 専門的な分野の研究支援
- 大量のデータ分析や洞察生成
2.0 Flash Thinking (experimental)
Gemini モデルファミリーの中でも、特に「思考」プロセスに重点を置いた実験的なモデルです。Gemini 2.0 Flashを基盤にしています。
AIの思考プロセスをオープンにする事で、推論の道筋を辿り、洞察、考察の補助を行うことが出来ます。
例えば「SESについて考察したいから手伝って」と伝えると、大枠のテーマ、メリデメや、問題点、市況について複数の提案をくれます。その中からやり取りを行い思考を深めていくことが出来たりします。
そこでテーマごとに掘り下げたり、調査してもらいながら、正しい答えを探る事が出来ます。
難解な課題を分解して解決に導くのにすごくいいパートナーですね。
実験的ですが、僕はめっちゃ好き。
活用例
- 複雑な問題に対する洞察や、考察の補助
- 個別指導
- コード分析
- APIも公開されているのでチャットボットにもいいです
- YOUTUBEやGoogleMAPとの連携も可能
終わりに
いかがでしたか?
触ってみるのでが、一番いいと思います。
PROOFでは、Advancedを全員が使えます。
AIには答えを求めるだけではありません。
思考、考察、調査の補助や、ドキュメント作成、情報の分析、大量の文章の要約、専門分野のレポート出力など、本当にさまざまな使い方ができます。
最後になりますが、エンジニアにとっても、ビジネスマンにとってもAIは、良きパートナーです。
しっかり仲良くなりましょう。
今日はここまで。