【代表インタビュー】大切な存在を亡くした想いを胸に。「健康社会の実装」に挑み、世界を目指す | メンバー
ウェルヘルスは、労災保険を活用した二次健康診断の導入支援を通じ、脳血管や心臓疾患による労災事故の防止に取り組んでいます。創業から1年半で300社以上に導入され、80,000名以上の健康データを蓄...
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株式会社ウェルヘルスは、労災保険を活用した「二次健康診断導入支援サービス」を通じ、主に脳血管疾患や心疾患といった重篤なリスクにつながる労災事故の未然防止に取り組んでいます。
従業員の健康を守り、企業の持続的な成長を支える「健康経営」への関心が高まる中、当社のサービスは多くの企業から注目を集め、創業から約1年半で大手企業を含む300社以上に導入されました。
現在、年間20万人分以上の健康データを蓄積する見込みであり、将来的にはこのビッグデータを活用した新たな”健康インフラ”の構築を目指しています。 今回のストーリーでは、当社の主力事業である二次健康診断サービスの具体的な内容とその強み、そして私たちが目指す「健康社会の実装」に向けた今後の展望をご紹介します。
株式会社ウェルヘルスは、労災保険を活用した「二次健康診断導入支援サービス」を通じ、主に脳血管疾患や心疾患といった重篤なリスクにつながる労災事故の未然防止に取り組んでいます。
「労災保険二次健康診断」とは?~知られざる国の制度~
◼︎二次健康診断の検査内容
なぜ二次健康診断は活用されないのか?~見過ごされるリスク~
◼︎健康問題が引き起こす”負のスパイラル”
ウェルヘルスの挑戦:「二次健康診断」を”当たり前”に
◼︎企業と医療機関を繋ぐ、独自のビジネスモデル
◼︎企業負担”ゼロ”で実現する健康経営
ウェルヘルスが選ばれる理由:4つの強み
◼︎業界・規模問わず導入企業が拡大中
ブルーオーシャン市場から、”健康インフラ”の構築へ
◼︎“健康社会”を創るための次なる一手
「健康社会の実装」へ。創業の原点にある強い想い
「労災保険二次健康診断」とは、定期健康診断の結果、「血圧・血中脂質・血糖・肥満(腹囲・BMIなど)」に関連する項目で国が定める基準値(※1)を超えた方が、無料で受診できる健康診断制度です。 この二次健康診断の主な目的は、病気を早期発見することだけではありません。「このままの健康状態で生活を続けると、将来的に重大な疾病を発症するリスクがある」方を早期に発見し、重症化を防ぐこと。そして、生活習慣を見直すきっかけを提供し、健康状態の改善を促すことにあります。 特に、業務中の事故につながりやすい脳血管疾患や心疾患による労災を防ぐ目的で、2001年から国によって設けられている制度です。
しかし、この有用な制度はまだ十分に認知・活用されているとは言えません。
国土交通省の統計(※2)を見ても、業務中の健康起因による事故や、それによる死亡事故の原因の上位には「心臓疾患」「脳疾患」が並びます。これらは自覚症状がないまま進行し、突然意識障害などを引き起こすことから”サイレントキラー”と呼ばれ、血管の詰まりが9割以上に達して初めて症状が現れることも少なくありません。 二次健康診断は、症状が出る前の”隠れたリスク”を可視化し、手遅れになる前に対策を講じるための極めて有効な手段なのです。
※1:厚生労働省が労災保険二次健康診断のために定めた基準値
※2:国土交通省「健康起因事故発生状況と取組みについて - 健康起因事故の疾病別の内訳(平成25年~令和4年)」https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001722673.pdf
二次健康診断では、普段の健康診断ではあまり行われない「頸動脈エコー検査」や「心臓エコー検査」といった、脳や心臓につながる血管の状態を直接確認できる検査が含まれています。
さらに、ウェルヘルスの大きな特徴として、医師による「特定保健指導」を実施している点が挙げられます。一般的な特定保健指導は管理栄養士や保健師が担うことが多いですが、当社では医師が直接、個々の生活習慣を詳細にヒアリング。これにより、画一的なアドバイスにとどまらず、一人ひとりの健康状態やリスク、生活背景を深く理解した上で、よりパーソナライズされた、実行可能な改善プランを具体的に設計・提案することが可能です。まさに、医学的知見に基づいたオーダーメイドの指導と言えるでしょう。
また、定められた4項目すべてで基準値を超えていなくても、例えば血圧や脂質が著しく高いなど、医師が専門的な見地から「脳・心臓疾患のリスクが高い」と判断し、その意見書(※受診者の就労環境や生活環境などを考慮)があれば、二次健康診断の対象となる場合があります。ウェルヘルスでは、この対象者判定においても、医師の知見を活かして的確にサポートいたします。
繰り返しになりますが、これらの詳細な検査・医師によるパーソナルな指導は、すべて労災保険給付制度を利用するため、企業・従業員ともに一時的な立替負担もなく、費用負担は一切ありません。
従業員の健康を経営資源と捉える「健康経営」の重要性は増す一方です。しかし、厚生労働省の調査(※3)によると、定期健康診断で何らかの所見がある(有所見者)割合は60%以上にのぼるにも関わらず、その後の再検査や精密検査の受診率は依然として低い水準にあります。(※再検査受診率は約6%というデータもある)
「なぜ病院へ行かないのか?」その理由は、「仕事が忙しい」「費用が気になる」「どこの病院へ行けばいいか分からない」など様々ですが、最も多いのは「数値は高いけれど、まだ自覚症状がないから大丈夫」という自己判断です。 高血圧や高血糖が続くと将来どうなるのか、もし重症化したらどれほどの治療や費用が必要になるのか。そうした”未来のリスク”に対する解像度が低いため、「症状が出てから考えよう」と、つい後回しにしてしまうのです。
※3:厚生労働省「健康診断有所見者の推移(令和2年)」(出典元資料が示す地域データ等の可能性あり、参考情報として)https://jsite.mhlw.go.jp/miyagi-roudoukyoku/content/contents/000971025.pdf
この「まだ大丈夫」という判断が、個人・企業・社会全体にとって大きな不利益、”負のスパイラル”を生んでいます。
この「有所見者の多さ」と「再検査受診率の低さ」というギャップ、そしてそれが引き起こす負のスパイラルに対し、代表の土井は「労災保険二次健康診断」の活用に着目。この制度の普及こそが課題解決の鍵になると確信し、ウェルヘルスを設立しました。
二次健康診断制度は存在するものの、企業側も従業員側もその存在やメリットを十分に知らないケースが多くありました。また、医療機関側にとっても、通常の診療フローと異なる手続きの手間や費用対効果の観点から、積極的な導入が進みにくいという実情がありました。 そこでウェルヘルスは、企業と医療機関の”間”に入り、二次健康診断の実施を円滑にするためのあらゆるサポートを一気通貫で提供する、独自のビジネスモデルを構築しました。
《具体的なサポート内容》
これらの煩雑な業務をウェルヘルスが代行することで、企業は手間なく、従業員は安心して二次健康診断を受診できる環境を実現しています。
ウェルヘルスの二次健康診断サービスは、企業側の費用負担が一切発生しません。 企業は既に、義務として国に労災保険料を納めています。二次健康診断の費用は、この労災保険の財源から、国(厚生労働省)が直接、検査を実施した医療機関へ支払います。ウェルヘルスは、その医療機関からシステム利用料を受け取る形で収益を得ています。 これにより、企業はコストを理由に従業員の健康増進機会を諦める必要がなくなり、健康経営を力強く推進できます。
単に制度利用を促すだけでなく、質の高いサービス提供と利用しやすい環境構築にこだわっています。 専門クリニックとの提携や独自システムの開発によるスムーズな運営体制に加え、以下の5つの強みで多くの企業から信頼を得ています。
【1】煩雑な書類作成を完全代行
手間のかかる給付請求書類の作成をウェルヘルスが代行。企業担当者や従業員の手を煩わせません。
【2】対象者判定を的確にサポート
国の基準に加え、専門医の知見も踏まえた対象者判定をサポート。医師による意見書作成が必要な場合も支援します。
【3】出張健診で”時間”の負担を軽減
通常、医療機関での受診には半日程度かかることも。ウェルヘルスは医療チームを派遣する出張健診に対応(※)。従業員は移動の手間なく、業務の合間に受診可能(所要時間目安:約40分/人)。熟練した臨床検査技師が効率的に検査を行うため、日常業務への影響も最小限に抑えます。 (※実施には最低催行人数等の条件があります。満たない場合は提携医療機関での受診となります。)
【4】結果説明と”次の一歩”に繋げるアフターフォロー
検査結果を分かりやすく解説し、生活習慣改善や専門医受診の必要性など、具体的なネクストアクションを提示。必要に応じて近隣医療機関への紹介(紹介状作成含む)も行い、”受けっぱなし”にさせません。
「従業員の健康は何物にも代えがたい」。この想いは多くの経営者・担当者に共通しており、費用負担なく質の高い検査・指導が受けられる当社のサービスは「やらない理由がない」と高く評価されています。 その結果、金融、保険、製造、食品、サービス、運輸、建設など、業種を問わず導入が進み、契約企業数は300社を超えました。
ヘルスケア市場には、既に病気で苦しむ人向けの「メディカル領域」や、健康意識が高い層向けの「ヘルスケア(予防)領域」に多くのプレイヤーが存在します。 しかし、ウェルヘルスが主たるターゲットとするのは、その中間層、つまり「健康診断で数値は気になるが、まだ自覚症状はない」「健康意識はそれほど高くない」という最もボリュームの大きい層です。この層はニーズが潜在化しており、アプローチが難しいとされてきました。 ウェルヘルスは、二次健康診断という”入口”を通じてこの層と着実に接点を持ち、サービスを浸透させています。推定3000億円以上とも言われる二次健康診断市場は、まさにブルーオーシャンなのです。
私たちは、このポテンシャルの高い二次健康診断事業をさらに拡大・深化させるとともに、”健康社会の実装”というビジョン達成のため、新たな事業展開を進めています。 その核となるのが、二次健康診断事業を通じて蓄積される膨大な健康データです。現在、年間20万人分以上のデータを蓄積する見込みであり、将来的には「今後5年間で毎年2,000万人分の健康診断データを蓄積」することを目指しています。
このビッグデータを活用し、テクノロジーで健康課題を解決するため、既に約20社のパートナー企業とアライアンスを結び、以下のような構想を描いています。
私たちの最終目標は、「Google」「Amazon」「LINE」のように、人々の生活に不可欠な”健康のプラットフォーム”となることです。
ウェルヘルスのビジョンは「健康社会の実装」、ミッションは「治療から予防がベースの世界へと成長させる」ことです。 代表の土井がこの事業を立ち上げた根底には、強い原体験があります。19歳で白血病により旅立った弟。その壮絶な闘病を目の当たりにし、「防げる病気があるのなら、どんな手を使っても救いたい」「健康は本当に尊いものだ」という想いを強くしました。 生活習慣病は、その名の通り生活習慣の改善によって理論上は”ゼロ”にできる可能性がある。 この信念に基づき、ウェルヘルスは二次健康診断事業を通じて一人ひとりの健康意識と行動変容を促し、「生活習慣病ゼロ」社会の実現に貢献します。そして、誰もが当たり前に健康を管理し、より豊かな人生を送れる社会、すなわち「健康社会の実装」を目指し、社会課題の解決に挑み続けます。
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