ゼロスペック株式会社は、IoTやAIなどのテクノロジーを活用し、社会のエネルギー・インフラ領域をデータによって可視化・数値化して分析することで、社会課題を解決するサービスを展開する、札幌発のスタートアップです。
今回は、「ゼロスペックの開発チームって、どんな雰囲気だろう?」と気になるあなたに向けて、未経験から学びフロントエンドリーダーに成長した山中さんと、チームを技術で支えるテックリードの若松さんにお話を伺います。
ヘッダーの集合写真はゼロスペック株式会社のプロダクトチームメンバーです(山中さんは後列右から2番目、若松さんは前列左側)。プロダクトチームには、この写真に写っていないパートナーも多数おり、オーストラリアやイギリスの大学でデザインやコンピュータサイエンスを学ぶ方、パイロットライセンス取得のためにハンガリーに滞在する方など、多様な背景を持つ方々が、国内外からリモートで活躍しています。
ハードもソフトも扱う開発の面白さ、Svelteなど新技術を導入するチーム内の意思決定の背景、そして「挑戦を歓迎する」カルチャーについてリアルな声をお届けします!
未経験スタートの若手リーダーと、技術的な守備範囲が広いテックリードの活躍
――まずは自己紹介をお願いします!対照的なキャリアのお二人だとお聞きしました。
山中さん: よろしくお願いします! 僕は2021年10月にアルバイトとして入社し、2022年2月に契約社員、同年8月に正社員になりました。前職はコンクリートの品質管理や基地局の保守業務など、ITとは全くの別業界出身です。
ゼロスペックではフロントエンド周りをメインに担当しつつ、プロジェクトチームのリーダーも務めています。
若松さん: 若松です。僕は2020年3月入社なので、もう5年半になりますね。前職は札幌のSIerで、金融系を中心に様々な開発を手伝っていました。
ゼロスペックではテックリードとして、技術全般を見ています。開発チームが開発しやすくなるような体制づくりや、サービス関連の技術選定、安定稼働を支える運用保守など、幅広くサポートしています。
「キラキラ」より「泥臭く」。エンジニア未経験から最前線へ
――山中さんはエンジニア未経験からのスタートなんですね! なぜゼロスペックを選んだんですか?
山中さん: 当時はちょうどエンジニアという仕事が流行っていたタイミングで、僕もキャリアチェンジを考えていました。ただ、未経験からエンジニアになるのはかなり厳しくて…。そんな時、先にゼロスペックで働いていた友人に誘ってもらったのがきっかけです。
最初はアルバイトで営業チームのサポートからスタートしました。未経験でも勉強しながらキャリアアップできる環境と、灯油配送という地域貢献性のあるプロダクトに魅力を感じて入社を決めましたね。
――入社直後、印象的だった仕事はありますか?
山中さん: 正直、ITのスタートアップって「キラキラしてる」イメージがあったんです。でも実際は、「必要なところにコストをかけ、できることは自分たちでやる」という、堅実で泥臭い文化でした。
エンジニアキャリアが始まる前、アルバイト時代にはIoTデバイス(センサー)の発送や、タンクにつけるアタッチメントの組み立て作業なども担当しました。1日10件くらい、自分たちで梱包して発送する、スタートアップならではの経験でしたね。エンジニアとして仕事をする今の自分にとって、物理的なプロダクトを扱ったこの経験も、現場を理解する上で大いに役立っています。
――エンジニアとしては、どんなキャリアでスタートしましたか?
山中さん: 最初は社内向けの運用コンソールアプリの開発から担当しました。未経験だったので、もちろん最初は苦労しましたが、驚いたのは任せてもらえる仕事の範囲の広さです。
てっきり「フロントエンドだけ」のように、分業されて任されるイメージだったんですが、実際はフロントエンドに限らずリファクタリング業務や、インフラ設計まで、幅広く携わることができました。これは自分にとってはとても良いギャップでしたね。
――若松さんから見て、山中さんはどんなエンジニアですか?
若松さん: 山中くんは、新しいことへチャレンジする好奇心の強さがエンジニア向きだなと思います。技術的な伸びしろもまだまだありますが、キャッチアップが早いところが強みです。
あと、前職の経験からか、人の面倒見が良くて後輩に好かれるタイプですね。フロントエンドでもバックエンドでも、彼が興味ある方向へ進める技術環境でありたいと思っています。ゼロスペックは「新しいことにはどんどんチャレンジしなさい」という文化なので、やりたいと手を挙げて、周りを納得させれば「やってみよう」となる会社なんです。
ハードからソフトまで。「誠実さ」を貫くテックリードの視点
――逆に、山中さんから見た若松さんはどんなテックリードですか?
山中さん: 若松さんは、とにかく技術的な守備範囲が広いエンジニアです。ソフトウェア(フロント、バック、インフラ)はもちろん、センサーなどのハードウェア部分まで詳しい方ですね。
僕が入社したての頃、問題が起きた時に、その問題を要約して「こうすれば解決できる」と道筋を立てるスピードと、それを実現する技術力に圧倒されました。分業化されていないゼロスペックだからこそ、若松さんのように全体を理解して解決の筋道を立てることができる方の存在は本当に頼りになります。
――若松さんはなぜ、ゼロスペックへの入社を選んだんですか?
若松さん: 僕は幼稚園の頃から、家族の影響で木工やはんだごてを触るような、ものづくりが好きな子供でした。高校・大学で情報系に興味が移り、気づけばエンジニアになっていました。
前職のSIerでは金融系の案件をメインで担当しており、配送、決済、勤怠など色々な業務に関わってきましたが、開発領域はソフトウェアが中心でしたね。転職を考えたとき、紹介がきっかけでゼロスペックを知ったんですが「ハードからソフトまで自前でやるIoT企業」って当時は珍しく、「ここなら全部の領域をやれる」と思ったんです。それに、北海道での灯油配送という事業内容が、自分にとっても身近で仕事のイメージがしやすかったのも決め手です。
――テックリードとして、今いちばん大切にしていることは何ですか?
若松さん:「誠実であること」、これに尽きます。
例えば、何か問題の芽が見つかった時、「今すぐは大丈夫だから」と先延ばしにしない。将来必ず問題になるなら、今直すべき。技術的な負債に対して、邪悪な道(近道)を選ばず、常にあるべき姿を選ぶようにしています。もう一つは、チームのみんなが開発しやすい環境を作ること。開発中にストレスがかからないように、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)を整備したり、レビュー文化を醸成したりしています。
なぜSvelte?「ハイスタンダード」な開発環境の裏側
――ゼロスペックの開発環境は、技術的に「尖っている」と聞きました。
山中さん: そうなんです。開発環境はCI/CDがしっかり作り込まれていて、すごく開発しやすいです。僕、イベントに参加して外部のエンジニアと話すのが好きなんですが、うちの開発環境の話をすると「それ、かなりハイスタンダードですね」って褒められることが多いです。
若松さん: 開発フローはスクラムをベースに、ゼロスペック向けにアレンジしています。レビュー文化もしっかり根付いていますね。 働く上ではもちろん給与も大切ですが、私たちはそれと同じくらい、技術的な挑戦ができる環境や、開発のしやすさ(ハイスタンダードな環境)も重要だと考えています。技術的な部分については、東京の企業にも負けない魅力のあるチームでありたいという意識は常に持っています。
――その一つが、フレームワーク「Svelte」の導入だと。あまり他社では聞かない技術ですが、どういう経緯で選定されたんですか?
若松さん: Svelteの導入を決めたのは2020年の夏前ですね。それまではVue.jsを使っていました。
もちろん、当時のVue.jsに対する不満点がいくつかあった、という課題が検討のスタート地点です。でもそれ以上に、Svelteの思想(ポリシー)が「慣れるとわかりやすい」と感じたこと、そして純粋な「技術的興味」が大きかったです。当時の少人数だったメンバーのモチベーションが上がることも期待して、「よし、やってみよう」と決めました。
このように、社内ツールの開発などでも、個人の興味から新しい技術を使ってみることも多いですよ。
山中さん: 開発チーム内では、普段Svelteの最新バージョンを使って遊んだりもしています。新しいものが好きな人、感度が高い人にとっては楽しい環境だと思いますね。
ハード×ソフト開発の面白さと社会への貢献
――ゼロスペックの開発で、一番「面白い」と感じる瞬間はどんな時ですか?
若松さん: うちはセンサー開発(ハード)とソフトウェア開発の両方をやっているので、ハードの制約をソフトで解決したり、その逆も可能な点が面白いですね。
もちろんコスト的な制約もありますが、「コストをかければ何でもできる」という世界ではなく、お客様への対価を抑えつつ、開発に必要な部分にはしっかり投資するというバランス感覚も、この仕事ならではの面白さです。
山中さん: 僕は、若松さんが言う「ハイスタンダードな環境」で、幅広くいろんなことをやらせてもらえることが面白いです。フロントエンドメインと言いつつ、バックエンドやインフラ周りも触れる。フルスタックを目指したいと言えば、挑戦させてもらえる環境だと思います。
――自分たちの仕事が社会に役立っていると感じる瞬間はありますか?
山中さん: それは日々感じますね。通勤路やドライブ中に、灯油タンクに自分たちが開発したセンサーがついているのを見かけると、シンプルに嬉しいです(笑)。入社した2021年頃はほとんど見なかったんですが、今では何かと見かけるようになりました。
若松さん: 僕も、街中で配送車を見た時に「あ、知ってる会社だ」と思ったり、過疎地域への配送支援の取り組みが新聞記事になったりするのを見ると、普段の開発で社会貢献ができているなと実感しますね。
リモート環境でも、柔軟に「話せる」チームの雰囲気
――チームの「働き方」についても教えてください。リモートの方が多いんですか?
若松さん: 働き方は基本リモートです。プロダクトチームは週に1回(毎週火曜日)を基本的な出社日としていますが、それも強制ではなく、必要に応じて出社するスタイルですね。家より事務所での作業が好きな方は、自由に出社しています(注:2025年11月時点の働き方環境であり、今後の会社の状況に応じて変更する場合もあります)。
――リモートの働き方で、チーム内のコミュニケーションはどうやって取っているんですか?
山中さん: テキストはSlackがベースですが、音声通話はDiscordをメインで使っています。Discordには「ラウンジ」という常時接続スペースがあって、午後は大体のメンバーがそこにいますね。
若松さん: リモートの時は各自もくもくと作業していますが、必要な時にはDiscordですぐに会話できますし、雑談も頻繁にやっています。出社した時は、逆に雑談しながら手を動かしていることが多いかな。リモートでも出社でも、質問はすごくしやすい雰囲気ですよ。
「腕自慢、求む。」未来のチームと仲間たちへ
――今後、開発チームをどんな組織にしていきたいですか?
若松さん: 今はまだ人が足りないので、もっと仲間を増やして、開発チーム同士で「腕自慢競争」をしてほしいです(笑)。技術を伸ばしたいというモチベーションの高い人が集まり、社内でハッカソンを開いて、「こんな面白いもの作ってきたぞ」って技術的な優位性を見せつけ合えるような、活気ある環境にしたいですね。
山中さん: いいですね! 僕も社内の技術交流をもっと増やしたいと思いますし、可能なら社外も巻き込んで技術的なイベントなんかも開催してみたいです。
――最後に、応募を検討している未来の仲間へメッセージをお願いします!
若松さん:ぜひ、あなたの技術力をゼロスペックに自慢しに来てください。 腕自慢、募集してます!
山中さん: エンジニアの仕事は一人ではできません。忙しい時期もありますが、そういうタイミングも一緒に楽しんでくれる仲間と、仲良く仕事がしたいです。そして、一緒に若松さんを倒しましょう(笑)。
あなたの「腕自慢」、聞かせてください!
ハードウェアとソフトウェアの両方を手がけ、最新技術と泥臭さを両立させるゼロスペックのプロダクトチーム。私たちの生活を支える「エネルギー配送」という身近な領域に、IoT×AIという最新技術で挑む、お2人の話はいかがでしたか?
ゼロスペックの開発チームは、挑戦を後押しする文化と、Svelteのような新しい技術へ果敢に挑む探究心を備えています。「自分の技術を試したい」「腕自慢がしたい」という方、「一緒に若松さんを倒したい(笑)」という山中さんの呼びかけに共感した方。
ぜひ一度、カジュアルにお話ししませんか? あなたのエントリーをお待ちしています!