What we do
株式会社ウエダ本社は「人を生かした価値創出業」として、個性を活かし可能性を掛け合わせることで新たな価値を生みだしています。単に家具やOA機器を販売するだけでなく、ソフト(文化・人)とハード(空間・設備)の両面から、人々がイキイキと輝ける環境をトータルプロデュースしています。
1938年創業。文房具の卸売から進化を続け、現在は「働く環境の総合商社」となりました。主力はオフィスリノベーションですが、私たちは自らを単なる「オフィス業者」とは定義していません。目指すのは、既存の産業分類に縛られない「人を生かした価値創出業」という新しい在り方です。
「働く」を軸に、社会の変化に合わせて領域を更新し続ける。既成概念を壊し、人や組織の可能性をひきだすために、私たちは変化を恐れず挑み続けています。
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▶ワークプレイスデザイン
空間を整えることは通過点に過ぎません。目指すのは、働く人の行動やマインドセットにポジティブな変化を促す「場」の創造です。現在、オフィスを成長への「投資」と捉える企業は増えていますが、ハード整備で止まっているケースも多いのが実情です。私たちは対話が自然に生まれ、感性が刺激される「価値共創の場」を理想としています。そのため「どんな空間にするか」の前に「どう働きたいか」を問い直し、組織風土づくりまでを一貫してプロデュース。働く人が主役となり、個々の可能性が最大限に引き出される環境を創り上げます。
▶ICTシステムデザイン
単にITツールを導入して終わり、という支援は行いません。情報システム部門を持たない中小企業やIT活用に悩む組織のパートナーとなり、働く人のパフォーマンスを最大化させることが役割です。どれほど優れた空間でも、IT環境に不備があれば生産性は上がりません。ネットワーク遅延や煩雑な紙業務など、停滞要因を一つずつ解消し、デジタルを「実務を円滑に進めるための確かな基盤」として定着させます。アプリ構築からアナログなファイリングの最適化まで、特定のツールに縛られず「全体最適」を追求。本来向き合うべき創造的な仕事に集中できる環境をデザインします。
▶コーポレートデザイン
私たちが手掛けるのは、外向けのブランディングだけではありません。社内風土や理念など、目に見えない「固有の価値」を共に再発見し、組織の熱量を高めていく伴走支援です。器を整えても、働く人が理念を自分事として捉えていなければ、組織は真の力を発揮できません。理念浸透の場づくりや「自社らしさ」の再定義、さらには会社の枠を超えてミドルマネージャーが学び合うコミュニティ『WORK CROSS』など、社内外を横断した対話のプロセスを重視しています 。内側から湧き出る「らしさ」を可視化し、組織の連帯感を育むことで、変化に強い文化の土壌を耕します。
▶utena works
「新しい働き方の選択肢」そのものをつくる。その象徴が、ライフイベントと共に生きる女性に伴走する事業部『utena works』です 。「働きたいが制約があり動けない」現状を個人の責任ではなく評価制度とのミスマッチと捉え、育児等で培った能力を「ソフトスキル」という確かな価値として再定義しました 。自己分析を行う『utenacafe』や実務を経験する『utena worklab.』を経て、地域の女性目線での企画やSNS運用、地域企業の魅力発掘など、彼女たちの感性を活かした「新たな価値発信」をプロデュース 。一人ひとりの人生に寄り添った彩り豊かな働き方を、社会のスタンダードにしていきます。
▶地域展開
近年は「地域」を舞台にした展開も加速させています。その象徴が、京都府与謝野町にオープンした共創拠点『ATARIYA』です。
私たちは、地域に眠る資産と外部の知恵を掛け合わせ、新たな共創が生まれる「場」をデザインしています。施設の運営にとどまらず、地域内外の人々が対話を通じて未来を語り合い、プロジェクトを形にするプロセスそのものをプロデュース。その土地に暮らす人々と共に、持続可能なコミュニティの土壌を耕しています。「働く」を組織の枠から地域へと広げ、場所を問わず個性が生かされる社会を実装していきます。
Why we do
働く素晴らしさを取り戻す。
ウエダ本社は、日本人の働き方を変革するという一つの社会課題に取り組んでいます。
働き方改革という言葉が定着し、労働時間の短縮や休みの数が議論の中心となりました。しかし、その本質は「楽をすること」だったのでしょうか。時間を忘れて何かに没頭し、仕事を通じて自分が磨かれていく。そんな、人間本来の「働く喜び」が、どこか置き去りにされているように感じます。
働くという行為は、単にお金を稼ぐことや欲しい物を買う為だけにするものではなく、人間として生きていく上で最も総合的に、自分自身を磨き上げ、成長させてくれるものだと思います。
成人して以降、最も時間を費やす仕事という場面で、ワクワクして取組み、イキイキとして働く人を生み出すこと、そして、そのような人たちが集まる会社を増やしていくこと。ウエダ本社はずっとそういった社会を目指して活動してきました。
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世の中の状況は、かつてないスピードで変化を見せています。世界人口が100億人へと向かい、AIが効率的な「最適解」を出し続ける今、私たちはかつてないほど「人間らしさ」や「本当の豊かさ」について問い直されています。
これまでの世界では、売上や組織の「大きさ」こそが成功の証とされてきました。けれど、数字を積み上げるだけの仕事は機械に取って代わられる時代です。そんな今、私たちが選ぶのは、外側への拡大ではなく「内側の深化」です。
相手の「物語」に丁寧に耳を傾け、数字には表れない「願い」を一つひとつ形にしていくこと。この「手間」を惜しまない実直さと、相手の良さに目を向けられる「人間性」こそが、AIの世界で埋没しない、唯一無二の価値を生み出すのだと信じています。
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だからこそ、もはや規模や効率で世界と競い合う「かつての勝ちパターン」を追う必要はありません。画一的なシステムが限界を迎えた今、手触りがある商いを続ける「中小企業」や、独自の資産を蓄積してきた「地方」こそが、これからの日本を支える生命線になると私たちは考えています。
私たちは、形式的な「制度」による管理よりも、一人ひとりの持ち味が響き合う「風土」という文化を重んじます。顔の見える関係性の中で共に悩みながら、新しい価値を創り出す。この「人を生かす風土」を中小企業や地方へと広げていくことが、社会に新しい豊かさの循環を生む源流になると確信しています。
How we do
2008年から自社イベントとして「京都流議定書」を開催。数値化されない価値の重要性を唱え、京都が千年にわたって培ってきた文化・産業・暮らしの知恵を背景に、社会・経済・教育・アートなど多様な分野の人々が一堂に会し、“異質な出会い”から新しい価値を創り出すことを目指しています。
集合写真 @ 2025忘年会。節目節目で社員はじめウエダ本社に関わってくださる方も集っています。
一人ひとりが役割にオーナーシップを持ち、自律して働く。
ウエダ本社では、職種や役職に関わらず、一人ひとりが自分の持ち場で主役となり、ジブンゴトとして仕事に向き合うことを大切にしています。私たちが目指すのは、自ら課題を見つけ、判断し、周囲と協力しながら形にしていく「自律型組織」です。
▍数字の追求よりも「問い」に向き合う
私たちは、売上や利益という数字を第一の目的にしていません。利益は、社会に対して提供できた価値の結果として、後からついてくるものだと考えています。数字を追うために働くのではなく、「どうすればお客様や社会に貢献できるか」という問いに向き合い続ける。この本質的な姿勢こそが、働く喜びの源泉になると確信しています。
▍共通の価値観を軸に、個の主体性を育む
形式的な「制度」による管理よりも、日々の積み重ねによる「風土」づくりを重視しています 。
・価値観の共有: 毎日の朝礼や月1回の社長朝礼を通じて、大切にしている価値観への理解を深め、行動の軸を揃える時間を設けています 。
・デジタルとアナログの融合: Slackなどのツールでスピード感を持って情報を共有する一方で、対面での対話や「場」の空気感も極めて重視します。効率だけを求めるのではなく、心の通ったやり取りを大切にするのがウエダ本社流のスタイルです。
・感謝と対話: 「ありがとうカード」や壁面のホワイトボードによるコミュニケーションで、想いが届く環境と、心理的安全性の高い組織を築いています 。
▍自ら「理想」を実践するオフィス兼ショールーム
ウエダ本社のオフィスは、私たちが提案する「理想の働き方」を自ら体現する場です 。各フロアにはそれぞれコンセプトを設け、多様な人が混じり合うための仕掛けを施しています。
・交流を生む場: 「カフェテリア」や「バザール」は、社員だけでなくパートナーや地域の方々が自然に集い、新たな価値が生まれるオープンな場として機能しています 。
・内省と憩いの場: かつての社長室を開放したランチスペースや屋上庭園など、一人の人間としてリラックスし、自分を見つめ直せる環境を大切にしています 。
▍関係資本を築き、社会へ発信する
私たちは2008年から、数値化されない価値の大切さを問い直すイベント「京都流議定書」を主催してきました。長年この活動を継続してきたことで、ソーシャルセクターをはじめとする多様な分野との深い「関係資本」が築かれています。30名という組織でありながら、領域を超えたダイナミックな事業連携が可能になっているのは、この地道な発信によって得られた強固なネットワークがあるからです。