みなさん、こんにちは。
セルエージェントで働いているメンバーのインタビュー記事を投稿していきます。
今回、セルエージェントのコア事業「レンタル事務長さん」の事業開発担当、東郷です。
レンタル事務長さんの立ち上げから日々のサービスアップデートの日々とこれからをインタビューしました。
プロフィール
東郷(レンタル事務長運営局/若手リード)
入社:2025年春
役割:レンタル事務長事業の運営・推進、会議体設計、仕組みづくり
キーワード:0.5→1.0/ドライブ力/巻き込み
▍1. 入社の決め手:「会社を“作る”側に回りたいと思った」
—— セルエージェントに入社を決めた理由を教えてください。
東郷:
転職活動は2月から始めました。前職を退職して、いろいろな会社を受けたのですが、正直どこも「ここだ」と思えませんでした。分業化が進んでいる環境が多く、自分が求める“会社づくり”や“フェーズが動くスピード”にフィットしなかったんです。
そんな中で代表の望月と話した時に、空気がまったく違いました。良い意味でベンチャーらしく、速く変化し続ける前提で、役割の線引きよりも「どう作るか」「どう走るか」を一緒に考える感じ。一次面談のあとに直接会って話し、数日で入社を決めました。
—— 入社前に聞いていた“フェーズ感”と、入社後の手触りは一致していましたか?
東郷:
想像以上に“本物の立ち上げ期”でした。入社直後から、仕組みも人も最小限。とにかく前に進める必要があり、焦りもありましたが、それ以上に「早く力になりたい」という気持ちが強かったです。そこから1年経たないうちに、案件数が大きく増え、事業のフェーズが明確に一段上がった実感があります。
▍2.役割と価値観:「0→1」ではなく「0.5→1.0」フェーズを終えたところ
—— タイトルに“0.5→1.0”とあります。どういう意味合いでしょう?
東郷:
私が入社したタイミングは、完全な0の状態というより、仮説と輪郭が見えた状態=0.5の状態でした。そこから“最低限の型”を置き、サービスクオリティやサービスの仕組み・タスクの流れを整えて、再現性を持たせながら1.0まで押し上げる。ここがまず自分の役割で、まさにその「押し上げ」を現場でやり切ることでした。やっと今1を迎えつつある状態にいるのかなと思ってます。
様々な課題が散らばっている状態で、着地地点を見極めて握る。次のボトルネックを先回りして切る。私の言葉で言うと**“ドライブ力”**です。ここをこの1年弱で一番鍛えられました。
—— 最初は「理想の全体像→逆算」の設計をしたくなるタイプだったとか。
東郷:
入社直後は、まず“完璧な型”を決めたくなっていました。ですが、代表から「走りながら考えることのほうが多い」と言われて腑に落ちました。レンタル事務長はクライアントワークですし、こちらの設計だけで完結する世界ではありません。今は、走りながら最短で“最低限”を置き、回しながら改良するという順序を大切にしています。
▍3.立ち上げで得たもの:「止めない」「巻き込む」「任せる」
—— 立ち上げ期の醍醐味をどう感じていますか?
東郷:
仮説が当たる瞬間の手応えは大きいです。答えがない状態から積み上げて、クライアントの現場で効く。これは0→1ならではの喜びですね。
一方で、規模が10名を超えるあたりからはチーム戦の面白さが増します。自分が気合で回すのではなく、人に活躍してもらう設計に頭を使う。任せることで、レバーが効いて事業の伸びが加速する。これも強い快感があると感じています。
—— 「止めない」ために、意識していることは?
東郷:
必要な時には、感情に引っ張られずに進める判断をします。もちろんコミュニケーションは丁寧に。ただ、立ち上げにおいて進行を止めない責任は、誰かが負う必要があります。そこは逃げないようにしています。並行して、巻き込みも徹底します。役割を置き、任せ、もう一段の成果に引き上げる。最近はここにより時間を使っています。
▍4.サービスの現在地:属人に寄りすぎない“パッケージ化”へ
—— 今の事業フェーズとしての課題をどう捉えていますか?
東郷:
率直に言うと、**「サービスとして見せているが、実態は人の技に頼りやすい」**という課題があります。だからこそ、全業務の“最大限のクオリティでの型化”を作ることが大事だと思っています。オンラインで完結できる領域は標準化し、再現性を高める。人が担う部分はカルチャーと型でブレを減らす。ここを一歩ずつ前に進めることが、これからの要です。
—— とはいえ、いまこの瞬間に必要なものは?
東郷:
人です。 採用が要です。100億の資金があるなら、各業務のプロを一気に採る選択肢もあるでしょう。ただ、私たちは限られたリソースの中で戦うフェーズです。だからこそ、人が価値の中心だと考えています。良い人が入れば、仕組みも速く磨かれ、より難度の高い仕事に挑めます。
▍5.きてほしい仲間(1):マルチに回せる“ドライブプレーヤー”
—— どんな人に来てほしいですか?
東郷:
まずは、マルチに回せる人です。採用/人事面談/会議体の運用/KPI整備/経理まわりなど、幅広く触れながら、前に進める人。私が言う“ドライブ力”を一緒に高めていける方に、ぜひ来てほしいです。
—— その人がここで得られるものは?
東郷:
「小さな経営者」の経験値だと思います。分業では得にくい、事業の全体を回す力。開業医の先生方との会議やコミュニケーションを着地させ、社内外を巻き込み、実行と改善を繰り返す。かなりの自律性も鍛えられます。ビジネスマンとして、キャリアの地力が、目に見えて強くなるはずです。
▍6.きてほしい仲間(2):“スーパー事務長”として医療機関を支えるプロ
—— もう一つの軸として“スーパー事務長”も挙げていました。
東郷:
はい。医療機関の事務長経験者や、医療従事者のバックグラウンドを持ち、現場の解像度が高い方。私たちの現場では、外部の立場で複数院を支えるという、内製の事務長とは異なる難易度のコミュニケーションが求められます。
ここで得られるのは二つあると思っています。ひとつは、クライアントワークとしての事務長力。院長との関係性を保ちながら、外の立場で“中のように”機能する力です。もうひとつは、責任の質が変わること。外部ゆえにミスが許されない場面が増え、判断と実務の精度が一段上がります。これが身につくと、事務長として本当に強くなれるはずです。
▍7.仕事観:成長を止めない。負荷のかかる時期に、自分で選んで踏み込む
—— 会社として成長をゆるめて、利益を優先する選択肢も理屈としてはあります。どう思いますか?
東郷:
私は、成長を止めることのほうが怖いです。負荷がゼロになる選択は、一見ラクに見えますが、長い目で見た時に「自分で前に進める力」が育ちにくいと感じます。広告や採用で作るトップライン、回すオペレーション、先生方へ提供するサービスの改善の速度。その全部を自分の手で経験しておきたい。今は、負荷を自分で選ぶ時期だと考えています。
▍8.これから:事務長代行で「ナンバーワン」へ
—— 事業の未来をどう描いていますか?
東郷:
まずは、事務長代行というカテゴリでナンバーワンを取りにいきます。必要としているクリニックが確実に増えており、手応えも十分です。プロフェッショナルが増えれば、仕組み化も加速します。人がカルチャーを作り、カルチャーがサービスの質を底上げする——この循環を大きくしていきたいです。
候補者へのメッセージ:気合の入った若手も、現場を知るプロも、ぜひ
—— 最後に、入社を検討している方へメッセージをお願いします。
東郷:
気合の入った若手には、ここでしか積めない経験があります。コミュニケーションを握り、社内外を巻き込み、実行し、改善する。分業では届かない“総合力”が身につきます。コスパだけを求める環境ではありませんが、長い目で見た時に、必ず強い力になるはずです。
**現場を知るプロ(スーパー事務長)**の方には、視点を少し変えた世界が待っていると思っています。内製の事務長とは違う、外の立場で複数院を支える難易度に挑むことで、事務長としてのスキルと責任の質が一段上がります。ここでの経験は、確実にキャリアの幅を広げると思います。
いまは0.8→1.0の押し上げを、毎日積み上げているフェーズです。人が増えるほど、できることは増えます。ぜひ一緒に、次の一段を取りにいきましょう