【Ubicom社員紹介・前編】一度日本を離れても、また日本を選んだ理由は?医療ITの現場を支えるエンジニア┃テクノロジーコンサルティング事業本部 社員インタビュー
こんにちは!Ubicomホールディングス採用担当です。
今回は、フィリピン出身のエンジニア、ダンさんです。
ダンさんは、グループ企業であるAWSにてエンジニアとして経験を積んだ後、現在は同じくグループ企業のエーアイエスに出向し、医療系プロダクトを支えるエンジニアとして活躍しています。
「海外で働く」「日本でエンジニアとしてキャリアを築く」
そう聞くと、特別な覚悟や高いハードルを想像するかもしれません。
しかし、ダンさんの話から見えてきたのは、一つひとつの選択を積み重ねてきた、ごく自然なキャリアの形でした。
前編では、ダンさんのこれまでの歩みや、日本で働くことを選んだ背景についてお話を伺いました。
目次
【社員プロフィール】
Q. まずは自己紹介をお願いします
Q. 学生時代はどんなことを学びましたか?
Q. ダンさんのこれまでのキャリアについて教えてください。
Q. 日本で働こうと思ったきっかけは?
Q. Ubicomホールディングスへの出向を決めた理由を教えてください。
Q. 日本で働く前に抱いていたイメージと、実際に働いてみて感じたことを教えてください。
【社員プロフィール】
:Butadさん
テクノロジーコンサルティング事業本部 トランスフォーメーション戦略事業部所属。
2025年来日。社内では、下の名前「Danmarl(ダンマール)」から取った
「ダン」の通称で呼ばれています。
日本語能力試験(JLPT)※N1を取得。
※日本語能力試験(JLPT)N1とは
日本語能力試験(JLPT)の中で最も難しく、2,000以上の漢字と10,000以上の語彙を覚えなければならない政治・経済といった抽象的で複雑な文章を正しく把握し、話の流れや表現意図を理解することができる高い能力です。900〜1,200時間の学習が必要と言われています。
:AWS
Advanced World Systems,Inc.
フィリピンで事業を展開するUbicomのグループ企業。
:エーアイエス
株式会社エーアイエス
メディカル事業を展開するUbicomのグループ企業。
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Q. まずは自己紹介をお願いします
ダンさん:
はじめまして。フィリピン出身のブタッド・ダンマールです。
社内では下の名前から取って「ダン」と呼ばれています。
2025年に来日し、現在はUbicomホールディングスにてソフトエンジニアとして働いています。年齢は25歳です。まだまだ勉強中の身ではありますが、日々新しいことを吸収しながら、全力で業務に取り組んでいます。
出身はフィリピンのセブです。実はフィリピン国内では、「セブ派」と「マニラ派」で冗談交じりの論争があるのですが、僕は断然セブ派ですね(笑)。
マニラが都会だとしたら、セブは少し落ち着いた地方都市のような雰囲気で、個人的にはその距離感がとても心地よく、気に入っています。
言語についても、少しユニークなバックグラウンドがあります。
フィリピンでは、マニラ周辺ではフィリピン語、セブではセブ語が使われています。僕はセブ出身なので母語はセブ語ですが、学校の授業は英語で行われていたので、実はフィリピン語よりも英語や日本語の方が得意です。
自分の中での得意な順番は、セブ語 > 英語 > 日本語 > フィリピン語 ですね。
こうした言語環境も、今の仕事に少なからず影響していると感じています。
趣味はPCゲームです。最近は「Deadlock」というゲームにハマっています。
また現在は、エンジニアとしての基礎力をさらに高めるため、Javaの資格取得にも挑戦中です。
まだ道半ばではありますが、日本でエンジニアとして成長していくこの時間を、とても前向きに楽しんでいます。
Q. 学生時代はどんなことを学びましたか?
ダンさん:
大学ではコンピュータ工学を専攻し、ハードウェアとソフトウェアを横断的に学びました。単にプログラミングをするだけでなく、コンピュータが内部でどのように動いているのかを理解することを重視したカリキュラムでした。
具体的には、マイクロプロセッサのアーキテクチャ設計や機械語の学習を通して、CPUやメモリなど、コンピュータ内部の構造について深く学びました。マイクロチップの設計についても学ぶ機会があり、「ソフトウェアはハードウェアの上で動いている」という前提を常に意識するようになったと思います。
また、オブジェクト指向プログラミングやロボティクス分野の授業もあり、一部分だけを見るのではなく、システム全体を俯瞰して設計・開発を考える力を身につけることができました。
学生時代に培った仕組みから理解する姿勢は、現在のソフトウェアエンジニアとしての業務にも活きていると感じています。
コードを書く時も、なぜこの動きになるのか、裏側で何が起きているのかを考える習慣は、今の自分の大きな強みになっています。
Q. ダンさんのこれまでのキャリアについて教えてください。
ダンさん:
2023年10月に新卒として入社し、現在まで約2年ほど、エンジニアとしてのキャリアを積んできました。
入社当初は、オンラインショッピングサイトのMVC構成プロジェクトに携わり、主に実装やテスト業務を担当しました。
開発の基本的な流れや、既存コードを正しく理解することの大切さを学んだ時期だったと思います。
その後は、Strutsを用いた新規アプリケーション開発にも参画し、設計から実装、テストまで、一連の開発工程を経験しました。
単にコードを書くのではなく、なぜこの設計にするのか、どうすれば保守しやすいかといった視点を持つようになったのも、この頃からです。
現在は、Springを使用したJavaプロジェクトに携わり、バックエンド開発を中心に、フロントエンドの実装にも関わっています。
プロジェクトが大きくなるにつれ、設計の良し悪しが開発全体に与える影響の大きさを実感するようになりました。
これまでの経験を通じて、技術力だけでなく、チームで協力しながら開発を進めることの重要性も強く感じています。
今後は、実装だけでなく、設計フェーズからより深く関われるエンジニアを目指し、さらに知識と経験を積んでいきたいと考えています。
Q. 日本で働こうと思ったきっかけは?
ダンさん:
日本で働こうと思った一番のきっかけは、日本の文化や、日本人の仕事に対する姿勢に強い魅力を感じたからです。
海外から見る日本人のイメージとして、「とにかく一生懸命働く」「仕事に対して真面目で責任感が強い」という印象がありましたので、本気で仕事に向き合う姿勢がすごいなと感じていました。
また、日本の歴史的な文化や、アニメ、漫画、神社といった日本独自のカルチャーにも、昔から親しみがありました。
実は、12歳のときに両親の仕事の関係で神戸に住んでいたことがあり、中学・高校時代は日本で過ごしています。高校卒業後はフィリピンに戻りましたが、日本では優しい方が本当に多く、日本での生活や人との関わりは、今でもとても良い思い出として心に残っています。
さらに、日本はIT分野においても世界的に高い技術力を持つ国です。
エンジニアとして成長するには、日本の環境で学べることが多いと感じていました。
こうした経験から、将来は日本で働きたいという想いを、自然と持つようになりました。
若いうちにしかできない挑戦をしたいという気持ちも大きかったです。
日本で働く経験は、エンジニアとしてだけでなく、人としても自分を大きく成長させてくれると考えています。
Q. Ubicomホールディングスへの出向を決めた理由を教えてください。
ダンさん:
Ubicomホールディングスへの出向を決めた理由は、日本の現場でソフトエンジニアとして経験を積み、より広い視点で成長したいと考えたからです。
AWSでエンジニアとして働く中で、日本の仕事の進め方や価値観を、実際の現場で学びたいという想いが強くなっていきました。
出向のお話をいただいたとき、国籍に関係なく挑戦の機会を与えてもらえたことに、大きな魅力と信頼を感じました。
また、Ubicomには韓国籍の社員をはじめ、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが在籍しており、国際的で多様性のある環境も印象的でした。
実際に働いてみて感じているのは、日本の仕事は安定感や信頼をとても大切にしているという点です。特に、お客様からのフィードバックを重視し、改善を積み重ねていく姿勢は、日本ならではだと感じています。
そうした環境の中で、エンジニアとして一歩ずつ着実に力を伸ばしていきたいと考えています。
Q. 日本で働く前に抱いていたイメージと、実際に働いてみて感じたことを教えてください。
ダンさん:
正直に言うと、日本で働く前は不安な気持ちのほうが大きかったです。
周りに知り合いもいなかったので、本当にやっていけるだろうかと心配していました。
ですが、実際に働き始めてみると、その不安はすぐに解消されました。
職場の皆さんがとても温かく迎えてくださり、分からないことがあれば丁寧にフォローしてくれました。
外国籍であることを意識させないほど、自然に受け入れてもらえたことが、とても心強かったです。
前の日本企業のイメージとしては、技術力が高く、最先端の環境で働いているという印象が強くありました。
もちろんその点も間違いではなかったのですが、実際に働いてみて強く感じたのは、技術力以上に、安定性やお客様からの信頼を非常に大切にしているという点です。
常に進歩を目指しながらも、スピードだけを追い求めるのではなく、お客様にとって本当に安心できるものは何かを第一に考える姿勢が、Ubicomらしさだと感じています。
そうした考え方に触れながら働けていることは、自分にとって大きな学びになっています。
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中編では、日本で働くエンジニアとしての日常や、仕事を通じた成長、やりがいについて深掘りしていきます。