こんにちは!
株式会社ギグーで採用・広報を担当している宇佐美です🐰
今回は、
「SES・受託現場で発生しがちなセキュリティ課題とその防ぎ方」 をテーマにした
11月のAIラウンドテーブルの様子をお届けします!🔐
SES・受託現場ならではのリアルな悩みや、
「正直、どこまで守れている?」という本音トークまで飛び出し、
とても学びの多い時間になりました🔥
本記事では、その様子をご紹介します!
今回のゴール🎯
- 現場で「無意識にやってしまいがちな」セキュリティリスクを知る
- 完璧を目指すのではなく、現実的にどう防ぐかを考える
Q. 現場でAIツール導入の現状や、気をつけていることはありますか?🤔
<🍮Rubyエンジニア:Uさん>
「特定されそうな固有名詞を入れないことを意識しています!
メールアドレスも、ドメインから特定される可能性があるので注意しています。」
「ソースコードも、分からないだろうと思いつつ、どこかでバレるリスクはあると思っているので、丸ごとコピーして送ることはしないようにしています!」
<🍻VBAエンジニア:Iさん>
「今の現場は年金が関わる業務なので、AIは基本使えません。
マイナンバーや個人情報が絡むので、漏洩リスクを考えるとAI導入はかなり慎重ですね。」
「ただ、ChatGPT導入の案内メールが来ていたりと、
前向きな動きは少しずつある印象です!」
<🚀営業企画部:本橋さん>
「ChatGPTは、どこで使われ始めそうですか?」
<🍻VBAエンジニア:Iさん>
「SEは難しいですが、ツールを使って作業する方達から使われ始めそうです!
ただ、詳細はまだ不透明です(笑)」
Q.情報が漏れる原因とは?🔐
<🐢元エンジニア採用担当:亀山さん>
「考えられる原因は大きく2つあります。
① 足跡を辿られてパスワードが漏れる
② 通信内容が漏れる」
「金融・通信業界では、何が抜かれたらダメかより
【何なら抜かれても良いか】という考え方をしていることが多いですね。」
<🍄セキュリティエンジニア:Sさん>
「人事システムの現場ですが、意外とAI導入には寛容です。」
Q.実際、AIを使う際のルールは守られていますか?🤫
<🍮Rubyエンジニア:Uさん>
「注意喚起はあるけど、正直そこまで厳しくチェックされていないです。
抜け道はありますね…。」
<🍻VBAエンジニア:Iさん>
「在宅だと、使っていてもバレない環境ではありますね。
Teamsで出欠確認するくらいなので…。」
「ただ、ソースのコピペは物理的にできないので、不便で結局使っていません。」
<🚀営業企画部:本橋さん>
「徹底しようとしても難しいですよね…。
ローカルでもセキュリティは危険なんでしょうか?」
<🍮Rubyエンジニア:Uさん>
「PCを持ち出せる環境だと、
リモートより出社の方が安全と考えられるケースもありますね。」
Q. ハッカー対策はどうしていますか?🕵️
<🐢元エンジニア採用担当:亀山さん>
「権限管理を徹底して、
その情報が存在すること自体を見せないようにしていました。」
「LLMのハッキングは理論上できても、足跡が残るので、
ローカル情報を抜くのは避けられがちです。」
「最近はスパムメール経由が主流ですね。」
<🚀営業企画部:本橋さん>
「完全に対策しきれない部分、ありますよね…。」
<🐢元エンジニア採用担当:亀山さん>
「究極的には、使わないことが一番のセキュリティだと思います。」
Q. AI導入にあたり注意喚起をする時、何を伝える?📣
<🍮Rubyエンジニア:Uさん>
「まずは
『個人情報を入れないでください!』ですね。」
「あとは、使うAIの種類や回数を制限することも伝えます。」
<🚀営業企画部:本橋さん>
「確かに、使えば使うほどリスクは上がりますよね。」
<🍮Rubyエンジニア:Uさん>
「あと大事なのは人間性です(笑)
AIを使わなくても仕事が回る状態で、使えば効率が上がる。
そういう現場は心理的安全性が高いと思います!」
Q. 会社でAIを使う時に気をつけていることは?✍️
<🌻人事部:岩下さん>
「AIの文章って特徴がありますよね。
半角や“ ”の使い方などでAIっぽさが出ることがあります。」
「広報として文章を出す時は、そのあたりは特に気をつけています!」
<🚀営業企画部:本橋さん>
「セキュリティだけじゃなく、会社の見え方にも関わりますよね。」
<🍄セキュリティエンジニア:Sさん>
「誤った情報を伝えてしまうリスクもあるので、
すべてを信用しないことは大事だと思います。」
📣 本橋さん
「最終的に内容を確認するのは人間ですよね!」
<🍻VBAエンジニア:Iさん>
「AI導入の注意喚起というより、使う環境や使い方の説明の方が
重要だと思います。」
「Wi-Fi設定や、フリーWi-Fiを使わないなど、
環境面のセキュリティも大事ですね。」
<🚀営業企画部:本橋さん>
「画像も、著作権が絡むケースありますよね。」
<🍻VBAエンジニア:Iさん>
「著作権の考え方や、どうすれば使えるのかの説明も必要ですね!」
最後に🤝
今回のラウンドテーブルでは、
「完全に防ぐのは無理」という前提のもと、
現実的にどう向き合うかをたくさん議論しました。
AIやセキュリティは、技術だけでなく
人の意識・環境・伝え方がとても重要だと改めて感じます。
ギグーでも、
現場のリアルな声を大切にしながら、
安心してAIを活用できる環境づくりを進めていきます🔥
次回の記事もお楽しみに〜🌼