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SP型再生のやりがいとLBPの成長

こんにちは、LBPの伊藤倫太郎と申します。

LBPでは、再生アドバイザリー業務の中で、
スポンサー(以下、「SP」)型再生の案件を主に行っており、
その責任者をしています。

ここでは、LBPとSP型再生業務について紹介できればと思います。

■自己紹介

私は、前職はM&Aのアドバイザリーをしていました。

その時は日々、どの業界、どんな組み合わせでM&Aが起きるのか、
どんなアプローチをすれば案件を開拓できるか、どう進めれば案件が成約できるか、
頭を悩ましながら、M&Aのことだけを考えて仕事に取り組んでいました。

そこから、2016年2月にLBPに転職して、現在7年目となります。

■LBPに入ったきっかけ

前職では、どうやってM&Aの案件を創出し成就させるかという点を
ずっと考えて仕事をしていました。またそれを求められていました。

一方でM&Aは経営におけるツールの一つにすぎず、
もっと幅広く、企業全体に関われる仕事がしたいと感じるようにもなっていました。

35歳の時、年齢として最後の転職のタイミングであると考えて、
幅広いサービスをクライアントに提供でき、社会的意義のある仕事ができ、
そして成長を続ける企業の中で一緒に成長したいと考えて、当時20名超のLBPに入社しました。

■LBP入社後から、現在

入社当初は、正直に言いますとこれまで特に財務や会計、税務、金融といった知識が
十分ではない中でLBPに飛び込んだため、専門知識のキャッチアップがかなり大変でした。

そんな多難なスタートではありましたが、周囲やパートナーからのサポートの中
粘り強く業務に取り組んだことで、3年目ぐらいから何とかやっていけるようになりました。
本当に助かりました。

困った時はLBPグループ全体でチーム・階級・年齢を問わずサポートしてもらえる社風、
仕組みがあるのがLBPの強みと感じています。

その後はSP型再生の案件が増えたことで、前職の経験もあり、
現在はSP型再生案件の責任者をしています。

同時に自力再生案件もやっていて、昨年末は福岡博多に事務所を開設し、
福岡・九州地域でもLBPのサービスを本格展開していきたいと日々案件に取り組んでいます。


※写真は福岡オフィス横の神社です。
 水鏡天満宮でオフィスのある博多の中心地天神の地名の由来となったもの

■SP型再生とは

事業再生には大きく分けて、自力再生とSP(スポンサー)型再生があります。

SP型再生は、再生企業を2つに(GOODとBAD)分けて、
生きている事業(GOOD)はSP企業と譲渡(M&A)します。

そして事業(GOOD)はSP傘下で再建を図ります。
一方で残ったBADは返済し切れずに残る負債とともに、解散・清算(特別清算)します。

自力再生では、再生企業が自らの経営リソースを引き続き活用しつつ、
金融機関の支援(リスケ等)を受けることで事業を立て直していきます。

SP型とは違い、再生企業自身が主体的に再生に取り組み続ける点で、その担い手が異なります。

SP型再生はM&Aと金融機関への金融支援(通常は債権放棄など)を伴うものとなり、
業務はM&Aを行うFA(フィナンシャル・アドバイザリー)業務、
再生計画を策定し、金融機関に金融支援を要請する再生アドバイザリー業務の
双方を完遂する必要があります。

また、状況によってプレパッケージ型民事再生などの法的整理の枠組みも使うこともあります。


病院を例とすれば、自主再生は内科、SP型再生はER(救急救命)に近いかと思います。
内科(自主再生)は患者(再生企業)を診断(DD)し、
データや診断結果に基づいて治療方針を決め(再生計画)、全快を目指していきます。

一方でER(SP型再生)は、時間がないため、外科(M&A)的な処置を早急に行う必要がある上、
傷が深い(制約条件も多い)ため選択肢が限られる中で慎重に進める必要もあります。

また対象企業の生命(事業存続)に関わり、金融支援や連帯保証の整理など論点が多く、
関係者の考え(利害)も一致しない場合もあり、
治療方針(M&A・再生業務の進め方)のすり合わせ等、
短時間で状況に合わせた様々なプランを考える必要もあります。


福岡オフィス内、入口にて撮影

■SP型再生業務のやりがい、LBPの拡大・成長

なんといっても、SP傘下で再生を果たしたことを、直接・間接(ニュース等)的に知ると、
自分の仕事が形になったということでやりがいを感じます。

一昨年SP型再生で関与した、地元では名門で商品は誰もが知るある企業について、
昨年社長インタビューがyahooニュースで掲載されて、再生を果たしたということを見た時は、
うれしかったです。

また多くのことを短時間で行うことから、負担はそれなりにありますが、
同時にスキル・知識面で得るものは大きいです。

SP型再生に取り組むうえで、自己研鑽としては、
M&A実務・法的含めた再生関連・財務会計・会社法・組織再編・税務等の
知識やスキルを身につけていく必要があり、私も日々学んでいます。

また厳しい状況にある経営者、負担を負う銀行、SP企業等、
多くの方と交渉・調整が必要になることから、人間力も必要と考えています。

LBPはまだ発展途上であるため、短期間に多くの案件に関与できることもあり、
自らを成長させられる環境にあると感じています。

足元では、SP型再生案件は増加傾向にあり、
人員を増やして今後関与件数を増やしていきたいと考えています。

また、LBPとしては博多のみならず、今後も各地域への事務所開設を順次予定しており、
地域的な拡大にも取り組んでいますので、
興味ある方はぜひ、ご連絡いただければと思います!


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私たちロングブラックパートナーズ株式会社は、地域に根ざし企業に密着して成果をだすことを誇りに展開する、独立系の事業再生・経営改善コンサルティングファームです。 「クライアントの長期的(ロング)な黒字(ブラック)を確保するパートナーでありたい」との想いが社名の由来です。 【主な事業内容】 ■事業再生アドバイザリー 中堅・中小企業が抱えるさまざまな経営課題に対し、「専属のプロジェクトチーム」が、「一定期間クライアントに常駐」し、「ファクトベース」のアドバイザリーサービスを提供することで、主に財務面の早期健全化を達成するための各種サポートを行っています。 ■成長支援コンサルティング 「成長スピードが鈍化している」「損益が安定しない」「生産性を向上させたい」「コスト削減に本格的に取り組みたい」このような経営課題を抱える企業に対するアドバイザリーを提供しています。 ■事業承継コンサルティング 円滑な事業承継のために必要と考える事業の「磨き上げ」と財務体質の改善、そして次世代の経営者候補も巻き込んだ事業の将来設計までを一貫して支援します。 ■M&Aアドバイザリー 単なる仲介業務にとどまらない、「オーナー」と「企業」の双方にとってメリットのある事業継承をご支援します。 ■ファンド事業 北海道・岡山県にてハンズオン型の「事業再生/活性化、事業承継ファンド」を運営しています。 また、広域復興支援ファンドを九州全域・西日本(中四国地方)で運営しています。 さらには、事業承継対応の「継承ジャパンファンド」を新たに立ち上げるなど、サービス展開地域、規模を毎年拡大しています。 【ユニークな特徵】 ■クライアント現場常駐型スタイル 私たちの主なサービスである事業再生アドバイザリーでは、創業以来、「クライアント現場常駐スタイル」を続けている点にあります。クライアント先へ常駐し、現場に眠る様々な経営データを丁寧に紡ぎあげ、「ファクト」の積み上げをもってクライアントの経営課題を明らかにするアプローチを重視しています。 ■地域再生ファンドも、「地域常住」 私たちが運営に関与している地域再生・活性化ファンドでも、展開地域に私たちのスタッフを「常住」させ、各地域における投資先企業の業績向上までコミットするスタイルを貫いています。クライアントの近くで、ハンズオンで経営改善に取り組む。そんな価値観の元、ファンド事業を運営しています。 【これからの展望やビジョン】 私たちはこれからも独立系アドバイザリーファームとして、現在の60名規模から、5年後には100名規模を目指しています。中堅・中小企業様に対して、事業再生・経営改善の分野はもとより、事業承継、成長支援、M&Aアドバイザリーなどについて高品質のサービスを提供しつつ、同時に地域再生・活性化ファンドではこれからもハンズオンの経営改善支援に取り組んでいきます。 アドバイザリー事業とファンド事業の両方を併せ持つユニークなコンサルティングファームとして、全国の中堅・中小企業様の役に立ちたいと願っています。この想いに共感し、私たちのチームに参画いただける方を求めています。
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