「デスクワークのみ、現場のみではなく、半々くらいがいいんです。」
就職活動の軸を尋ねたら、迷いのない答えが返ってきました。
こんにちは。東京パワーテクノロジー(TPT)採用担当の藤田です。
今回は、火力発電所の構内で土木工事の施工管理を担当する、入社3年目の倉重さんにインタビューをしました。
高専からずっと土木分野ひと筋、就活は「ゼネコン以外」で一直線。自分の条件をはっきり決めて会社を選んだ彼女に、会社の探し方から現場のリアルまで伺いました。
左:倉重さん 右:藤田
◆プロフィール
倉重 日向(富津総括事務所 土木G)
2023年入社。大学は工学部建築学科を卒業。
火力発電所構内における土木工事の施工管理業務を担当。
趣味は好きなバンドのライブに行くこと。
バンドのライブの様子
高専からずっと、土木ひと筋
――まずは自己紹介をお願いします。
2024年入社で、いま3年目です。火力発電所の構内で行う土木工事——道路工事や基礎工事などの施工管理を担当しています。
――土木分野は学生時代から学んでいましたか?
はい。中学を卒業して高専の土木系学科に進んで、そのあと大学に3年次編入しました。高専に入るときから「土木分野のお仕事に就きたい」と思っていたので、かなりひと筋です。(笑)
「ゼネコン以外」と決めて進めた就職活動
――就職活動はどんなふうに進めましたか?
大学3年のときに、就職活動の軸にあった会社で、参加できるインターンシップを探し始めました。私は最初から「ゼネコン以外」と決めていたんです。というのも、高専時代の友人が先に社会人になっていたので、リアルな働き方の話を聞いていたのですが、ハードルが高いなと感じていたんです。
――就職活動の軸は何でしたか?
大きく3つありました。
①会社の規模
②月平均の残業時間
③休日数
会社の規模では、小さすぎず大きすぎない、500〜2,000人くらいがいいなと思っていました。また、働き方では残業時間・休日数も重視していました。
上記の条件で、マイナビで土木学生が参加できるインターンシップを検索したところ、TPTを見つけました。会社情報を拝見したところ私の就職活動の軸にかなり近く、インターンシップに参加する前から実質第一志望でした。
――他にはどのような会社を検討されましたか?
魅力に感じた大学近くの工務店や、道路系の公的な機関のインターンシップにも参加しました。実は最後まで迷った会社もあったんですが、そこは材料検査や研究寄りの業務が中心となる会社でした。
私は「デスクワークのみ、現場のみではなく、半々くらいがいい」というタイプで、現場とデスクワークのバランスが取れる、TPTを選びました。
面接は「否定されない」時間だった
――選考で印象に残っていることは?
面接は2回で、1回目がZoom、2回目が本社での対面でした。とにかく怖くなかったです。(笑) 何を話しても肯定的に聞いてもらえて、圧迫感や意地悪な質問もなかったです。「心地いいコミュニケーションができる会社だな」というのが正直な感想です。
――入社後の、社内の雰囲気はどうですか?
役員や部長クラスの方との距離が近いと感じます。懇談会で「面接のとき、こうだったよね」なんて雑談が出るくらい、フラットな雰囲気です。
内々定者懇親会に先輩社員として参加する倉重さん
発電所の中に、去年私が直した場所がある
――いまの仕事について、もう少し詳しく教えてください。
発電所構内の土木工事における施工管理職を勤めています。お客さまから工事を受注した際に、協力会社の皆さんと一緒に現場を進めていく、「協力会社の作業員さんとお客さまの、ちょうど真ん中に立つ仕事」を担っています。
――やりがいを感じる瞬間は?
私、人から頼られるほうがやる気が出るタイプなんです。最近は現場で「ここは一人で担当してね」と任せてもらえる場面が増えてきて、それが嬉しくて。あとは、土木工事は形に残る仕事なので、発電所の中を歩いていると「ここ、去年私が担当した工事だ」と目にとまることがあります。これは土木工事ならではの喜びだと思います。
――これまでで、大変だったことは?
初めての現場で、必要な書類が足りないことに前日に気づき、大慌てで作ったことがあります。(笑)現場では、想定外の配管が出てきたり、天候で予定がずれたり、突発対応が“あるある”なんです。そこから学んだのは、「この人に聞けば間違いない」という信頼できる先輩を見つけて、確認しながら進めるということ。いい意味で、言われたことをそのまま鵜呑みにしなくなりました。切羽詰まった経験のおかげで、資料をつくるスピードも上がりましたね。
実際に働く倉重さんの様子
現場のリアル——働く現場で怖いのは「見た目だけ」
――現場で働くことに、不安はありませんでしたか?
正直、作業員さんには見た目が怖い方もいます。(笑)でも話をすると、すごく良い人ばかりなんですよ。私みたいな若手社員には、現場を知り尽くした協力会社の作業員さんのほうから「これが必要だよ」「先輩に確認したほうがいいよ」と教えてくれることも多いです。協力会社さんは昔からほとんど変わらず、同じ発電所で何十年も工事に携わってきたベテランぞろい。1、2年もすると“いつも一緒に働く仲間”になります。
――勤務地についてはどうですか?
土木工事の現場って、ダムやトンネルだと「電波も届かない山の中」もありえますよね。発電所は郊外ではあるけれど街の近くで、首都圏からも遠くない。はじめての土木工事職としては、かなり大きな安心材料でした。
実際に働く倉重さんの様子
目標は「工事を一人で回せるようになること」
――今後の目標を教えてください。
「工事を一人で回せるようになること」です。まだ先輩に確認しながら進める場面も多いので、任された現場を最初から最後まで自分で仕切れるようになりたいです。
――最後に、土木分野で学んでいる学生へメッセージをお願いします。
土木分野で学んだことに携わりたい。でも、自分の時間も大切にしたい。そういう方には、ちょうどいい会社だと思います。私のように「現場もデスクも半々がいい」という方は、ぜひ一度、インターンシップで実際に働く先輩社員、職場の雰囲気を見に来てください。
【編集後記】
取材で印象的だったのは、「発電所の中を歩いていると、去年私が担当した工事が目につく」という言葉でした。派手さはなくても、自分の仕事が形になって残り続ける。このエピソードに、土木工事という仕事の魅力が詰まっていた気がします。
会社の規模、残業時間、休日数、勤務地。条件を自分の言葉で決めて、その”ものさし”で会社を測る——倉重さんの就活の進め方が、土木分野を学ぶ学生の皆さんの参考になると幸いです。