飲食店には、人間力が欠かせない。どんなときも「おもてなし」を胸にお仕事をする株式会社HeroesDining社長・平石さんにお話を伺いました。
飲食店には、人間力が欠かせない
-最初に、起業の経緯についてお聞かせください。
もともと飲食店で働いていたのですが、そのときの常連様に全額出資してもらうかたちで自分のお店を持たせていただき、起業にいたりました。
今考えても当時から多くのご縁に恵まれ、信頼していただけていたなと思います。
こうした経験から、飲食店は美味しい料理をただ提供できるだけでは足りない、むしろ人間力が大切だと学びました。
-平石さんのどんな姿勢が、全額出資していただくにつながったとお考えですか?
本当にありがたいことですよね。皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。
全額出資していただくことにつながったのは、「おもてなし」の心だと思っています。25歳のころは寿司屋で働いていたのですが、当時の親方に「おもてなし」の大切さを叩き込まれました。
それからというもの、ずっと「おもてなし」の心を大切にし、どんなときも「自分に何ができるか」ということをずっと考えてお店に立っていました。
こうした、細やかな気配りや円滑なコミュニケーション心が、お客様に届いたのだと思います。
-起業するにあたり、不安はありましたか?
たくさんの方の信頼と期待を背負って独立したわけですから、当然不安や恐怖という思いはありました。
しかしそれは全体の1割ほどで、残りの9割はみなさんの期待に応えたいという思いでした。
お客様には、幸せであり続けてほしい
-企業理念についてお聞かせください。
お客様に幸せを届けられる企業でありたいです。
とはいえ、ただご来店いただいた時間のみ幸せを届けるのではなく、その先もずっと幸せであり続けて欲しいんです。
料理が提供された瞬間や食べた瞬間といった一瞬の幸せを追求するのは、簡単かもしれません。
しかし私たちは、入店してから家に帰るまで、さらには思い出すたびに幸せを感じていただけるようなサービスを提供することを心がけています。
そのために、弊社の社員はみんな「おもてなし」が全てであることを理解して、業務にあたっています。
社員一人ひとりに、理想のキャリアを実現してもらいたい
-社員のみなさまに対する想いを教えてください。
先ほどお客様に対して「幸せであり続ける」ことが重要だと言いましたが、これを社内に対しても実現していきたいですね。
雇用している側は、社員一人ひとりに理想のキャリアを実現してもらうための環境を整える責任があると思っています。
今でこそこんな感じですが、実は昔は社員に対して厳しく接していました。
しかし、そのやり方ではアルバイトの人たちはついて来てくれなかったんです。さらに、たまたま某運送会社の社員が部下に怒鳴りまくっている姿を目にしたんですが、過去の自分と被ってしまって……。それを見て改めて、そんなやり方じゃダメだと思いました。
このような経緯もあり、今は社員の幸せを常に心がけるようになりました。
-株式会社HeroesDiningでは、どう成長できるのでしょうか?
社員には普段から売上や店舗拡大、今後の事業展開の話をしているんです。そのため、常に幅広い飲食業界の知識に触れて頂けると思います。そして、いずれ店長になっていただくことで経験値を上げ、さらには事業統括へとステップアップしていただけるでしょう。
まだまだ若い会社なので今一緒に働くことで創業メンバーになれますし、何より会社としても可能な限り本人が望むキャリアを実現したいと思っています。
実際に、募集の媒体から応募してきた社員が「料理長をやりたい」と希望していたので、料理長候補として採用しました。
「おもてなし」を学びたいなら、まずは弊社に
-入社することで、どういったことが学べるかお聞かせください。
「おもてなし」の大切さを学んでいただけると思います。
しかし、私から「これを学べ」と言うことはありません。
なにを学べるかは本人が自分で気付くことですし、そういった気付きこそが飲食業界の基本であり、飲食業界で戦っていくために必要なスキルですからね。私自身も常に学び続ける姿勢を大事にしていましたし、だからこそ私と同じように「学びたい」と思っている意欲的な人に対しては、惜しむことなく全てを提供していきたいです。
-最後に、求職者にメッセージをお願いします。
とにかく「おもてなし」が好きな人に来ていただきたいですね。
気軽に見学に来ていただき対面でお話しできたら一番良いのですが、昨今の状況もありますので、オンラインでお茶でも飲みながら気楽にお話ししましょう。皆様からのご連絡、お待ちしております!
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