こんにちは!PRの小野沢です。
今回はWTC代表取締役の渡邉卓次にインタビューしてきました。
WTC設立のきっかけから今後のことまで盛りだくさんの内容となっていますので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです!
▍WTC設立までの経歴について
―よろしくお願いします。まずは、新卒で広告業界を選んだ理由について教えてください。
お願いします。
実は元々はレコード会社に入りたいと思って就活していたんです。でもレコード会社は受からなくて、それでレコード会社と関わることの多い会社はどこがあるかなって探した結果、レコード会社を多く担当している広告代理店に入社することになったっていう経緯。
―広告業界志望ではなかったんですね!大学時代は音楽が好きだったんですか?
そうそう。特に聖飢魔IIっていうバンドが好きでコピーバンドをやったり、全国で聖飢魔IIのコピーバンドをやってる人たちが集まるHPを自分で作ったりしてて、結構その界隈では有名だったと思います(笑)当時は意識していなかったけれど、その時からWebには馴染みがあったのかもしれないですね。
―1社目の代理店ではどんな仕事をしていたのですか?
最初は主にレコード系の会社をクライアントとして、店頭ポスターとかPOPみたいな販促物を作っていました。だけど次第に化粧品クライアントを担当することが多くなって、途中からは化粧品がメインになっていきましたね。
その会社で5年くらい働いて仕事にも慣れてきた頃に、「もっと高みを目指したい」と思って電通に転職をしました。
―電通時代の仕事について教えてください。
写真用フィルムや精密機器を扱う大手企業の担当営業として、CMや全国キャンペーンのような規模の大きい広告をやらせてもらっていました。
その後しばらくして、その企業さんが異業種参入で化粧品事業を始めたいってなって。その時は「また化粧品か」って思いました(笑)当時はECサイトが普及していない時代だったから電話やはがきで注文を受ける通販オンリーで化粧品事業を始めましょうってなったのだけれど、実は通販って売り方が店舗販売と結構違っていて専門性が必要な分野なんです。だから俺はこの事業に0から携わりながら、そのノウハウを学ばせてもらっていた感じでしたね。
▍WTC設立〜初期について
―独立して、WTCを設立することを決心されたのはなぜですか?
化粧品事業が軌道に乗ってくる中で、自分自身も通販のノウハウが身についたと思ったからです。
あとは1社目の代理店の時にいわゆる飛び込み営業とかテレアポをしていたこともあって、1人で仕事を取ってこられる自信もあった。この2つがWTC設立を決意した理由ですね。
―WTC設立後はどのように事業を進めていったのですか?
最初の5年間は社員を募集せずに1人で事業をやっていたのだけれど、その時は今みたいに化粧品プロモーション・ブランディングを売りにしていたわけではなかったんだよね。電通時代にやっていたのは化粧品の通販、いわゆるダイレクトマーケティングだったのだけれど、この考え方ってマーケティングの根本部分に通ずるところがあって、だから当時は広告代理店の下請けのプランナーとして化粧品以外にも食品の案件とか色々な仕事をしていました。
そのうちに「こんなクライアントを担当してるんだ」みたいな実績とか人脈が出来てきて、個人的にも仕事がもらえるようになってきたっていう感じです。
―その後、社員も増えてきた頃の会社の経営は順調でしたか?
今みたいな定期案件は無くて3ヶ月先の売り上げは未知、って感じだったけど、有り難いことに仕事は途切れることなく忙しくやらせてもらっていました。うちは営業活動を一切していないのだけれど、1人でやっていた時代のクライアントから継続的に案件をいただいたり、クライアントからの紹介で人脈が広がっていって。有り難いことに、十数年間それの繰り返しでここまでやってくることが出来ました。
▍WTCの現在〜今後について
―当初は化粧品のプロモーションにこだわっていなかったということですが、化粧品プロモーションの会社としてのブランディングを意識し始めたのはいつ頃ですか?
元々一番強い領域ではあったのだけれど、意識して売り出し始めたのは3年前とか本当に最近かもしれないですね。社員も増えてきてさらに販路を拡大していこうってなった時に改めて会社を自己分析した結果、うちの会社はやっぱり化粧品プロモーションを推していくべきってなったんだよね。「化粧品のプロモーションを前面に押し出していこう!」って方向性が明確になったのは最近だけど、その前からずっと強みとしては変わっていないです。
―創業時から大切にしている価値観や考え方はありますか?
“断らない”こと。経験のないことでもクライアントから依頼されたことはなんとかしてやり遂げようとするし、お金の多寡で仕事を選ぶこともしません。
この考え方を大切にしてきたからこそ、「この人だったらやってくれる」って信頼を得て仕事をいただけているのだと思っています。WTCの事業領域が広いのも、この“断らない”姿勢を貫いてきた結果です。
―最後に、今後のWTCの目標を教えていただけますか。
2つあるのだけれど、1つ目は事業内容を標準化していきたい。さっきも言ったように、今のWTCの仕事のほとんどは属人的な繋がりでいただいてきたものなんです。でもずっとこのままじゃいけないと思っていて。だから今後は、 “化粧品プロモーション・ブランディング支援集団”っていう差別化だったり、提供するソリューション内容をある程度メニュー化して提示することで属人的な繋がりだけじゃなく外部からも仕事がもらえるような会社にしていきたいと考えています。
2つ目は、BtoC事業を始めたいと考えています。SNSが普及するにつれて、広告が個人でも簡単にできる時代になったと感じていて、だからこそ広告会社は違う形態を模索していく必要があると考えているんです。“売る”ことを得意としている会社が“作る”ところまでできたら自社で全て完結させることができるし、エンドユーザーとの接点も作ることができる。そういう意味で、BtoCっていう新しい領域に挑戦していきたいと考えています。