『おもてなし精神』が根付いた、温かく働きやすい環境でした。―障がい者雇用 2025年入社 小御門さんインタビュー
こんにちは!分析屋人事部の谷口です。
多様な人が共に働く職場づくりが求められる中、当社でも障がい者雇用を本格的に進めておりますが、障がい者雇用枠で働く方々の実際の経験や思いについてまだ十分に知られていないのが現状なのではないかと感じています。今回は障がい者雇用枠で今年2月に人事部の採用アシスタントとしてご入社され、早くもご活躍いただいている小御門さんにお話を伺ってきました。
― 本日はよろしくお願いいたします!
障がい者雇用枠でのご入社ということで、まずは障害を抱えるようになった経緯ですとか、どのようなものだったのかについてお伺いしてもよろしいでしょうか。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
私は以前、印刷業界で働いていました。業界全体として残業が多い傾向がある中、大規模案件の短納期対応が重なったことに加え、零細企業で人手も限られていたため、長時間労働が常態化してしまった時期があり、そのような長時間にわたる業務過多な残業が原因でうつ病を発症いたしました。
メンタルの不調が先行するのではなく、まず、睡眠障害や思考力低下が初期に現れ、業務遂行に支障が生じました。その結果、ケアレスミスに対する自責思考が強まり、精神的な負担が増加するという悪循環に陥りました。
― そういった症状がある中での業務で、特に大変だったことについても教えていただけますか。
うつ病罹患後、2度の転職を経験しましたが、当時は長時間労働でなければ大丈夫という認識から、自分の障害を十分に受容できていませんでした。そのため、睡眠障害や思考力低下といった症状を軽視し、結果として再発してしまった経験があります。
その経験があって、私は「自分自身の症状の説明書」を作成する取り組みというのを始めました。
― 具体的にどういった方法で症状理解を進められたのでしょうか。
各症状をレベル0(通常)~3(HELP)に分類し、それぞれの状態レベルにおける「症状」や「行動の特徴」、さらに「対策方法」を言語化して整理しました。
このプロセスを通じて、自分の症状が「どのような環境下で現れやすいのか」、「どのような経過で悪化していくのか」を客観的に把握することができ、長時間残業のみならず、完璧主義的な思考傾向が睡眠障害を引き起こす要因の一つであることを明確に認識するに至りました。また、症状の理解が深まると同時に、悪化を防ぐための具体的な対策を考えることができ、セルフケアの実践にもつながりました。
― ありがとうございます。そういったセルフケアも進められる中で、雇用先はどのように、どのような基準で探されたのでしょうか。
今回は、労働環境への配慮を重視し、障害者雇用枠での就労を検討しました。大手の特例子会社であれば、障害へのサポート体制が充実していると考えましたが、中小企業であっても労働環境が整備されていれば視野に入れるという方針でした。
また、これまでの経験から、斜陽産業ではなく成長産業であること、そしてPCを用いた業務に携われることを軸に求職活動を行いました。
― そのような基準で転職活動をされた結果として、分析屋にご入社された理由についても伺えますでしょうか。
過去に一つの会社で14年間勤務をしていまして、それほど長く働けた理由を深堀した結果、「感謝」と「信頼」を得ることで仕事へのやりがいを感じ、続けられてきたのだと認識しました。感謝と信頼を得るためには、先見性を持ち、相手を思いやった行動を重視してきた私の考えと、分析屋の行動方針である「おもてなし精神」の価値観が合っていたことで、働きたいという思いが強まり、入社いたしました。
― 「おもてなし」に共感しての入社だったのですね!実際に入社してみて、働きやすく感じる部分はありますか。
「おもてなし精神」が社内に浸透しており、人間関係が円滑に構築しやすいと感じています。基本がリモートワークでの業務となるので、質問や相談をチャットで行っているのですが、必要に応じてそのままチャットからMeet(Web会議ツール)に移行して会話をするなど、皆さん、コミュニケーションも積極的に取ってくださいますし、いつも話しやすい環境を作ってくださっていて、とても働きやすさを感じています。
また、マインドフルネス(MELON)の法人契約やメンタルヘルス・健康予防に関する情報発信が活発であり、障害者雇用枠や一般就労に関わらず、ワークライフバランスの取れた企業だと感じています。健康経営優良法人に認定される理由が理解できました。
― 逆に入社してみて思っていたのと違う!といったようなギャップを感じたところはありますか。
初めてのリモートワークであり、オンオフの切り替えは難しいなと感じています。ただ、ここに関してはメリットの方が多く働きやすいです。
現在は、人事部にて採用アシスタントとして、応募者対応の一部とマニュアル作成を主に担当しているのですが、IT業界が未経験であったため、最初は専門用語が飛び交う会話についていけず、情報過多に感じる場面がありました。また、チャットでの情報共有が中心であるため、相手に意図したニュアンスが伝わっているか、文章作成に苦労することがありました。
―現状もこの辺りは感じていますか。少しでも解決したことがあれば、どのように対策されたのか教えていただきたいです。
入社当初に比べると、情報過多に感じる場面はだいぶ減りました。IT用語に対する免疫がついてきた感覚があります。最初は一度にすべてを理解しようとしていたことが、情報の多さに圧倒される原因だったのだと思います。現在はスモールステップで少しずつインプットするように意識しており、その結果、情報を整理しながら吸収できるようになり、記憶の定着も良くなったと感じています。
また、文章でのコミュニケーションに関しては、入社当初は社内用語や業務用語に不慣れだったため、自分の意図がきちんと伝わっているか不安になることが多くありました。ただ、業務を通じて社内の言い回しや専門用語にも慣れてきたことで、少しずつスムーズにやり取りできるようになってきたと思います。もともと文章作成は得意ではないので、困ったときはChatGPTのようなツールも活用しながら、補完するようにしています。
― 実際に入社してみて小御門さんが感じる分析屋の魅力はどんなところですか。
やはり、「おもてなし精神」だと感じています。
社名の通り、私たちは“分析力”を強みにしていますが、データを扱うだけでなく、人と人との思いやりを大切にする社風が根付いています。実際に、帰社日には、相手を思いやった行動で素晴らしい成果をあげた方に贈る賞(おもてなし大賞)が発表され、社内外を問わず関わる方々に対する思いやりや心配りが称賛される文化があります。このように、データ分析のプロフェッショナルでありながら、人間味のある“おもてなしの心”を大切にしている点に、大きな魅力を感じています。
― これから分析屋でやっていきたいことはありますか。
今後、社員数の増加に伴い、障害者雇用での採用人数も増えていくと予想されます。そのような方々が安心して働けるよう、マニュアルの作成を進めるなど、障害者雇用のための環境整備に貢献していきたいと考えています。
― では、最後にこれから面接を受けられる方にメッセージをお願いできますか。
分析屋は「おもてなし精神」が根付いた、温かく働きやすい環境です。ワークライフバランスを重視し、心身の健康をサポートする体制も整っています。面接では、緊張せずに普段の会話のようにありのままの自分を出していただければと思います。
共に働ける日を楽しみにしています。
― 小御門さんありがとうございました!
~採用チームより~
私が小御門さんと普段お仕事を一緒にさせていただいていて感じていることとして、ご自身の業務のキャッチアップが大変な中でも、これからご入社いただく方向けのマニュアルの作成をしていただくなど、自分だけでなく周りのこともしっかりと考えながら、業務を進めてくださる方だなあと思っています。今回のインタビューの中で『おもてなしの精神』に共感してご入社いただいたというお話があったのですが、小御門さん自身も普段から思いやりの心を持ってお仕事をしていただけているのではないかなと思っていますし、それが「感謝と信頼を得ることでやりがいを感じる」とお話いただいていた小御門さんの分析屋で働く中でのやりがいに繋がっているのだと知ることが出来ました!
私たちの職場には、「おもてなし」が息づいており、障害をお持ちの方も安心して働ける職場環境作りを進めています!一人ひとりを尊重し、思いやりを持って支え合うカルチャーの中で、あなたらしく働いてみませんか?
ご応募を心よりお待ちしております!