採用は「会社の未来をつくる仕事」だと、私たちは信じています。
けれども日々企業の採用を支援する中で、ずっと引っかかっていたことがありました。
多くの現場で、採用は“目の前のポジションを埋める作業”にとどまってしまっている。
採用担当者は母集団形成から面接調整、候補者対応まで膨大なタスクを一人で抱え込み、疲弊している。
組織の採用力が積み上がらないまま、また次のポジションの募集が始まる。
そんな状況を見ていて、正直なところ「これで本当に会社の未来をつくれているのだろうか?」という疑問を持つようになりました。
これまで私たちは「人材紹介」という形で、数多くの企業様と候補者様を繋いできました。
紹介した方が入社して喜んでいただける瞬間は、何度経験しても嬉しいものです。
ただ同時に、「一人を紹介して終わり」では解決できない課題があることも実感してきました。
採用の本質的な課題は、“人が足りないこと”そのものではなく、
「採用を仕組み化できていないこと」にある。
単発のマッチングをいくら繰り返しても、根本の問題は解決しません。
むしろ「紹介会社に頼らないと採用できない」という依存状態を強めてしまうこともあります。
だからこそ、私たちは人材紹介から一歩踏み出しました。
選んだ道が RPO(Recruitment Process Outsourcing) です。
RPOは、採用業務を代行するサービスではありません。
私たちが目指すのは、企業の採用チームの一員となり、仕組みを一緒に創ることです。
母集団形成の戦略設計からオペレーションの改善、面接官トレーニングやデータ分析まで。
その企業のカルチャーやビジョンに寄り添いながら、未来を見据えた採用の基盤をつくる。
そうして初めて、「採用が属人的ではなく、組織の力になる」状態が実現できると考えています。
採用は「点」ではなく「線」であり「面」。
ひとつの内定・ひとりの入社だけで終わるのではなく、
その先にある事業の成長やチームの未来につながっていく営みです。
人材紹介の枠を超え、RPOという挑戦を選んだのは、
「採用を一緒につくりたい」という想いがあるからです。
まだまだ挑戦の途中ですが、
この想いに共感してくれる仲間や、
採用の未来を一緒に考えてくださる企業との出会いを楽しみにしています。
「採用を、未来を、一緒に創っていきませんか?」