エンジニアの当たり前をぶち壊す〜G&Iの挑戦〜Vo.2 重層構造からの脱却。クライアントとエンジニアを"直接"つなぐ価値
ご覧いただきありがとうございます。株式会社G&I代表の池田です。
今回は、弊社G&Iが必ず成し遂げたいと考えるIT業界の多重下請け構造からの脱却についてお話させていただきます。
目次
IT業界の現状とG&I規模の会社が置かれる立場
なぜ多重下請け構造が発生してしまうのか
1.「必要なときだけ人を集めたい」という大企業の都合(雇用の流動性)
2.「不況のときのクッション」にされる
3.「丸投げ」を許す、日本の発注元のITリテラシー不足
代表池田が肌で感じた多重下請け構造の弊害
1.顧客の声が聞こえない(情報の非対称性)
2.中抜きによる待遇の格差
3.理不尽な仕様変更
G&Iが挑むみらいのカタチ "少数精鋭のプロフェッショナル集団"
IT業界の現状とG&I規模の会社が置かれる立場
現在、IT業界はざっくりとピラミッドのような三層構造になっています。
ピラミッドの頂点:元請け(SIer・大手IT企業)
銀行や官公庁、大企業などの「発注元(クライアント)」から、何億円、何十億円という大型案件を直接受注します。クライアントとの交渉、全体の要件定義(どんなシステムにするか決める)、プロジェクト全体の管理(マネジメント)が主な仕事となり、実際のシステム作成は行いません。
ピラミッドの中層:2次請け(中堅IT企業)※100人〜1,000人未満の規模。
大手が決めた設計書をもとに、システムの具体的な設計や、開発のとりまとめを行います。現状、人手が足りない、あるいはコストを抑えたいなどの理由から、さらに下の「3次請け」に仕事を流すことがほとんどです。
ピラミッドの底辺:3次請け・4次請け(中小IT企業・SES・派遣)※数人〜50人未満の規模。
実際に手を動かしてプログラミングやテストを行います。2次請け、3次請けの会社から「エンジニアを3人、〇ヶ月貸してください」という形で、客先のオフィスに常駐(SES:システムエンジニアリングサービス)して働くケースが非常に多いです。
現在のG&Iの規模感では、間違いなくピラミッドの底辺である3次請け・4次請け、もしかしたら5次請けの企業となるでしょう。
なぜ多重下請け構造が発生してしまうのか
では、なぜこのような多重下請け構造が当たり前になってしまったのか、3つの要因があると考えられています。これは、建設業界ととてもよく似た構造です。
1.「必要なときだけ人を集めたい」という大企業の都合(雇用の流動性)
システム開発では、作成に100人規模の人員が必要でも出来上がった後の運用では数人程度の人員で賄えます。一度、自社の社員として雇用してしまうと開発が終了したからと言ってクビにできないため、大手企業は「自分たちで人を雇うリスク」を避け、必要なときだけ下請けから人を借りるという悪習が常態化しています。
2.「不況のときのクッション」にされる
景気が悪くなり、会社の業績が厳しくなったときには自社の社員を守る必要があります。自社で多くの社員を雇わず下請けに任せることで、不景気の際には下請けとの契約を切れば上位の会社は生き残ることができます。
3.「丸投げ」を許す、日本の発注元のITリテラシー不足
海外では、システムを発注する企業(銀行やメーカーなど)の社内にも優秀なエンジニアがたくさんいて、自分たちでシステムを作ります。しかし日本の多くの企業は、「パソコンのことはよく分からないから、プロの大手IT企業(SIer)に全部お任せします」と丸投げ(一括発注)してしまいます。丸投げされた大手SIerも、前述の通り自分たちでは開発メンバーを抱えていないため、2次請け、3次請けへとさらに丸投げの連鎖が起きていくこととなります。
代表池田が肌で感じた多重下請け構造の弊害
G&Iのようなスタートアップ企業では、下請け構造の大きな要因となっている不景気のの足切りなどは死活問題です。もちろん、代表としてこのような事態から社員を守りたいと強く考えます。そして、それと同時に私は多様な実務経験からこの3つの弊害はどうしても変えたいと考えています。
1.顧客の声が聞こえない(情報の非対称性)
発注元(クライアント)から「3次請け・4次請け」に指示が降りてくるまでに、伝言ゲームが何回も挟まります。そのため、現場のエンジニアは「このシステムは、誰が、何のために、どんな想いで使うのか」が全く分からないまま、指示書通りにロボットのようにコードを書くことになります。この納得感のない開発は、エンジニアの士気の低下、技術力の低下、離職の原因につながっていると考えます。
2.中抜きによる待遇の格差
上の層の企業がマージン(手数料)を抜いていくため、下に行けば行くほど、エンジニアの技術力に対して支払われる給与や単価が低くなってしまいます。高い技術力、開発能力に対して正当な対価が支払われていません。
3.理不尽な仕様変更
顧客と直接話せないため、「なぜその変更が必要なのか」の背景が分からず、ただ上から降ってきた無理難題に振り回されることになります。わたくし池田もエンジニアたちの橋渡し役としてさまざまな方面と対話を重ねておりましたが、それぞれの会社や現場の責任者が複雑に組み合わさっており、責任の所在が明確になっていなかったり、そもそも誰の指示であるのかが不明瞭になっていたり、無駄な時間を過ごすことが多々ありました。
G&Iが挑むみらいのカタチ "少数精鋭のプロフェッショナル集団"
弊社G&Iが目指しているのは、この複雑なピラミッドをすっ飛ばして、「クライアント ⇄ G&I(少数精鋭のプロフェッショナル集団)」という、ダイレクトでフラットな関係を作ることです。
これにより
・クライアントは「現場の優秀なエンジニアに直接想いを伝えられる」
・エンジニアは「顧客のビジネスを成功させるために、納得して、誇りを持って開発できる」
といった業界の常識をぶち壊す「三方良し」のイノベーションになると考えます。
なお現在、弊社G&Iでは野村総合研究所(NRI)様、日本アイ・ビー・エム(IBM)様、ソフトバンクグループ様など日本を代表する大手SIerやITベンダーとの直接取引基盤を有しています。
次回はピラミッドの頂点にいる大手企業と直取引を実現するために必要なもの、会社の軸となる人間力についてお話したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。