BBQ&Co敷谷です。
僕らはBBQ場の開発・運営、プロダクト開発などを通じたBBQ文化の普及や啓蒙を目標にしています。知識や技術がもっと広まれば、BBQはもっと気軽に楽しめるものになると思うからです。
だって「BBQはコミュニケーションツール」だから。
とはいえ、僕自身ずっと、内心では「日本人には無理かも」とギャップを感じていました。「BBQは好きだけどコミュニケーションと言われるとちょっと……」と思っている方、その気持ちわかりますよ。
オリジナルスパイス開発の舞台裏。
まずは、僕が開発に携わっているオリジナルスパイス「DR.BBQ#」をご紹介します。
その舞台裏をセキララにご紹介した記事はこちらです。
▼オリジナルスパイスの秘密
一風変わったネーミング&デザインが目を引く、7種類のラインナップ。数種類のスパイスを調合した使い勝手の良いブレンデッドスパイスです。ご自身のBBQで塊肉に塗り込んだりシーズニングとして使っていただくのはもちろん、ポストチップスにかけたり、マヨネーズと混ぜてディップソースにして生野菜を付けて食べるのも美味しいんですよ〜。
■DR.BBQ #を見る
「BBQしたくなるスパイス」を作ろう。
このスパイス開発の背景には、「日本人がもっとBBQしたくなるスパイスを作りたい」という想いがあることを前回お話ししました。
海外のBBQ先進国と比べて、日本人はなかなかBBQをしません。
なんで? どうして?
準備や片づけが面倒くさいから?
非日常のアウトドアイベントとして身構えちゃうから?
食材や道具を揃えるのにお金がかかるから?
しかも毎回食材を買いすぎて余らせちゃうから?
どれもあるあるですね。
逆に、年に100回BBQするというオーストラリア人に
「なぜそんなにBBQするの?」
と尋ねると、
「だってBBQはコミュニケーションだから。むしろ年に1回しかしないなんて意味がわからない」
と言われました。
▼オーストラリア人が年に100回BBQする理由。
「BBQはコミュニケーションツールである」
BBQ&Coのメンバーになって以来、合言葉のように耳にしてきたことです。でも実は、僕自身、内心では「そうは言っても」と長らくギャップを感じていました。
パーティ文化への違和感。
もちろんそれまでにも、友人や家族とBBQしていると、何を食べたかよりも「楽しかった」という思い出が多くありました。だから「BBQでコミュニケーションを深められる」んだろうとは理解してはいました。
しかし海外では、BBQはホストがゲストをもてなすパーティの型の1つであり、BBQ中に参加者間で自己主張したり意見交換したりしながら交流を深めていきます。僕が感じていた「(漠然と)楽しい」というのとは違う、積極的なコミュニケーションがありました。
海外の方からすると、日本人は「否定的・謙遜する・自己主張が乏しい」らしいんですが、僕は典型的な日本人だな〜と思います。例えば、最近ちょっと太ってきて周囲から「少し痩せたら?」と言われるんですが、そうなると「ダイエットってしんどいからヤダな」ってまず思っちゃうんです。物事を否定してしまって自発的に動くことができません……って、説明すると後ろ向きすぎてイヤになりますね。
そんな僕は当然パーティーが苦手です。仕事柄、レセプションや懇親会に出席する機会がありますが、前向きな人なら「新たな出会い!」と積極的に挨拶まわりするところを、僕はひたすら料理を食べてしまって満腹になっています(笑)。
だから「BBQはコミュニケーションツール」と言われても、「コミュニケーション能力が高い人はそうかもしれないけどさー」と思っていました。
僕のように「日本人らしい」方は、同じように感じているんじゃないでしょうか?
「雑談」が人と人をつなげていく。
それが、昨年からのコロナ禍の状況で考えが変わってきました。
BBQ&Coオフィスでもリモートワークが主流となりました。出社しているといろんな人から喋りかけられるたびに仕事が中断していましたが、それがない分、自宅では仕事がサクサク進みます。チームメンバーとの会議はビデオでやればいいですしね。リモートワーク、本当に便利です。
でも、ここだけの話。
ビデオ会議って、発言するタイミングがつかめなくて苦手です。
対面での会議ではスムーズにファシリテーションできていたのに、オンラインになるとなんだか気まずい。発言しようとすると誰かと被っちゃうし、沈黙が気になるし、本題以外のことを話しちゃいけない気がします。
リモートワークが続く現在、以前の日常には当たり前だった「喋りかけられること」「雑談」こそが社内コミュニケーションにおいて大事だったと実感しています。それまではあまり意識していなかったのですが、一見無駄に見える雑談の中から新たなアイデアが生まれていたんです。
五感でシェアする楽しみ。
コミュ障気味な僕ですが、この実体験を通じて「こんなときだからこそリアルなBBQだ!」と思うようになりました。
BBQの良さは、他人と五感を通じて場を共有できることです。
レストランの食事とは違い、BBQは参加メンバーが調理したものをシェアして楽しむものです。役割を分担しながら「今日を楽しむ」という同じ目的を持つことができます。
デジタル化が進む今だからこそ、現場の空気感をリアルに感じられるBBQだからこそ得られるものは大きいと感じます。日本人が急に海外の人のようにフレンドリーになる必要はなくて、僕らには僕らに合ったペースで「BBQはコミュニケーションツールなんだ」と実感できていけばいいのかなと最近は思っています。
年に1〜2回だったBBQを急に100回に増やすんじゃなくて、毎月誰か好きな人を招いて一緒に火を囲んでお喋りする時間を増やす。それでいいんじゃないかと思うんです。
ラクに安くBBQを楽しむ方法。
そのためには、BBQは気軽にできるものであるべきです。手間やコストがかかると頻度が下がるのは当然です。
「食材を揃えると結構お金がかかる」
「そうは言っても牛肉は高い」
「ちょうどいい量がわからないから余らせちゃう」
もし、そういう理由で躊躇している人がいたら、僕らBBQ&Coは「別のアイデアがあるんだよ」というのを教えてあげることができます。
・国産牛のスライスよりも、豚肉や輸入牛の塊肉を用意した方がコスパが高い。
・BBQは肉の価格に関係なくアイデア次第で美味しくなる。
・むしろ安価な塊肉はスパイスや調味料で美味しくなれる。
・しかも塊肉にふりかけるだけなので手間いらず。
それを叶えるためのスパイスを僕らは開発しています。
安い塊肉でBBQが美味しく楽しくなる術を知ったら、もっとBBQしてみようと思いませんか?
オンラインショップをチェック!
僕らがスパイスをはじめとするオリジナルプロダクト開発している理由は、最終的に「BBQ文化を形成したい」という想いがあるからです。
次に何があればBBQがもっと楽しくなるかな?
BBQ&Coのオンラインショップに、今後も、「もっとBBQがやりたくなる」アイテムを並べていけたらと思います。それこそ塊肉や、一般の方だとなかなか購入しにくいスペアリブなどの食材も……ご期待ください!
■BBQ&Co Shopping