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NATURE FITNESS 澳本伊吹|健康なまま生涯を終えられる社会を創る

株式会社NATURE FITNESSはどのようにして誕生したか。そしてどのような価値を世の中へ提供することを目指しているのか。代表の澳本 伊吹の紹介から創業ストーリーを通して、NATURE FITNESSの本質に迫ります。

目次

  • 不登校から始まった、空手との出会い

  • 高校で見つけた新たな目標

  • 筋トレとYouTubeとの出会い

  • ジム開業への挑戦

  • 成長と新たな展開

  • SHUAとの独占契約と未来への布石

  • コロナ禍とその後の展望

  • フィットネスの力で、豊かな社会へ

不登校から始まった、空手との出会い

高知県黒潮町で生まれ、四万十市で育った私は、小学2年生から中学3年生まで、ほとんど学校に通っていませんでした。集団行動やじっと座っていることが苦手で、学校よりも道場で過ごす時間の方が長かったのです。そんな私にとって、空手はただのスポーツではなく、生きる力そのものでした。

親の「何か一つは最後までやりなさい」という言葉を胸に、5歳から始めた空手は、18歳まで続けました。中学から高校にかけては全日本の強化選手にも選ばれ、空手漬けの青春を送りました。

高校で見つけた新たな目標

高校に進学しても、学校にはなかなか馴染めませんでした。そんな中、「将来の夢を考えよう」という授業が転機となり、スポーツトレーナーに興味を持ちました。調べていく中で「理学療法士」という職業に出会い、「病院で働く」という新たな目標ができました。

高校2年の春から真剣に勉強を始め、学校にもきちんと通うようになりました。



筋トレとYouTubeとの出会い


専門学校を卒業後、千葉県の病院に就職しました。最初は「歩けない人を、もう一度歩けるようにする仕事」だと思っていました。しかし、実際に配属されたのは、脳梗塞や脳出血の後遺症を抱える方が多く入院する病院でした。

現場では、反応のない寝たきりの方にリハビリをする毎日。回復して歩けるようになっても、元の健康状態には戻らないことも多く、「100」だったものが「ゼロ」になって、そこから「50」まで戻すイメージ。それが限界でした。

そんなとき、ふと「病気にならなければ、そもそもこうならなかったのでは?」と気づきました。自分が続けていたフィットネスと、健康維持・予防が繋がり、「予防の段階で関われたほうが、自分はもっと人の役に立てるんじゃないか」と思ったのです。

ジム開業への挑戦

2017年8月、その想いを胸に、病院を辞めてジムを作る決意をしました。地元・四万十市にいる父に相談し、テナント探しを依頼。運よく今の「ネイチャーフィットネス」の物件が見つかり、広さも賃料も理想的でした。

2017年12月、理学療法士を退職し、翌年1月からジム開業の準備に入りました。しかし、開業資金が最低3,000万円ほどかかることが判明。金融機関からの借入は父の保証人付きで990万円が限度でした。

「フィットネスマシンが高すぎる」——それが最大の壁でした。そこで、「直接製造元から買えば安くなるかもしれない」と考え、中国の工場を徹底的にリサーチ。卸値でマシンや備品を仕入れることに成功しました。それでも資金は足りず、知人からさらに200万円を借りて、なんとかジムをオープンしました。



成長と新たな展開

開業後、想定を超えるペースで会員が増加。わずか3ヶ月で会員数が300人を突破しました。その様子をYouTubeで発信していたところ、「自分もジムを作りたい」「器具を仕入れたい」といった問い合わせが殺到し、月100件を超えるようになりました。

「これはビジネスになる」と直感し、ジム開業のコンサルティングをスタート。フィットネスマシンや床材の輸入販売も始めました。しかし、取引を委託していたA社が、契約を無視して勝手に顧客対応を始めるなど、信頼関係が崩壊。数字の不正も発覚し、「人任せにせず、自分でやるしかない」と、自社を立ち上げることにしました。

SHUAとの独占契約と未来への布石

中国の優良フィットネスマシンメーカーを調査し、最終的に「SHUA(シュア)」という大手と出会いました。ただ、交渉には実績が必要だったため、事前に架空の見込み客を10件用意し、契約交渉へ挑みました。

初日は相手にされなかったものの、翌日には実際の注文を提示し、競合より先に契約を取り付けることに成功。その後、1ヶ月で10件の納品を実現し、正式にSHUAの日本独占販売権を取得しました。

SHUAは、顔認証付きタブレットやデータ管理機能を搭載した「次世代型フィットネスマシン」を開発しており、まさにITとフィットネスを融合させた革新的な製品でした。


コロナ禍とその後の展望

法人設立から10ヶ月で年商1億円を突破するなど、順調に成長していましたが、2020年にコロナショックが直撃。愛媛でのフランチャイズ1号店の準備中でしたが、計画は一時ストップ。

それでも、普段から堅実な経営を意識していたため、大きなダメージには至らず、むしろ「健康への関心が高まった今こそチャンス」と捉えて、再スタートの準備を進めました。

フィットネスの力で、豊かな社会へ

今は、フィットネス業界に新風を吹き込む革新的なサービスを開発中です。まだ詳細は明かせませんが、アプリと連動し、これまでの業界の「常識」を変える内容になっています。

ジムの主な利用者は40代前後の女性。生活習慣病の多くは、日々の習慣改善で防ぐことができます。実際、会員の方々のデータを見ても、体脂肪や血圧が改善され、確かな健康効果が出ています。

これからも、フィットネスを通して健康的で豊かな生活を送れる人を増やしていきたい。
もっともっと、フィットネスの魅力を伝えたいです。

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