こんにちは!
9月に入り、残暑はありますが朝晩は秋らしさを感じるようになりましたね。
今回は、筆者が入社直後に感じた疑問から始めたいと思います。
私って「記者」なの?「営業」なの?
タウンニュースでは記者と営業の二刀流で働くのが醍醐味、とお伝えしていますが、もちろん面白いこともあれば、大変だと感じることもあります。
タウンニュースの記者を丸7年経験してきた筆者にとって、入社後すぐに感じた壁が「記者なのか営業なのか」という悩みでした。
「記者」の響きに背筋ピン
タウンニュース社に入社後もらった名刺には、肩書として配属先の「●●編集室」と「記者」が並んで書かれていました。
「記者」という響きに背筋が伸び、隅々までエリアをまわっておもしろい記事を書くぞ――。そんな思いを新たにしたことを覚えています。
しかし、仕事をしていくうえで思うのです。「本当に私は記者と名乗っていいのだろうか」と。
営業比率が高いギャップに、もやもや
というのも、入社前に想像していたよりも営業活動の比率が高かったからです。
広告はフリーペーパー発行の収入源であり、ここが確保できなければ、せっかく取材した記事も届けることはできません。日々エリアをまわる中でも「どうすれば営業先になり得るか」という視点と行動が求められました。
今でこそ広告の重要度は身に染みてわかりますし、「広告もまちのニュース」という当社の考えに則すると、営業とひとことでは言い表せない側面があります。ですが、取材記者のイメージが強かった入社当時、ギャップと、しかも「営業=売り込み」という思い込みもあって、入って数か月で「やりたい仕事ではないのかも」という思いが浮かんできました。
「良い記事が書ける=営業もできる」
営業が苦手だなと思い始めた自身の考えが変わったのは、上司のひとことでした。
「良い記事が書ける人は、営業もできる」
本当にそうかな、とも思いましたが、実際に社内で活躍している人はどちらもバリバリとこなしていました。そして気づいたことがあります。「取材で相手から話を聞き出すことも、営業先で相手のニーズを聞き出すことも、根幹は同じ」
取材でも広告でも、エリアをまわる中で情報を拾い集めて地域の読者に届けることがタウンニュース記者としてのミッション。「人に会って、話を聞く、そして発信する」ことは同じことなのです。
営業と記者は異なる業種だと思っていましたが、相関性があるのだと気づくと、記事ももちろん営業も頑張りたいし、どっちもできることを楽しみたい、と気持ちも前向きになりました。
冒頭に戻りましょう。「記者なの?営業なの?」
この疑問に対する今の私の答えは「どっちも」です。
記者という肩書だからこそ行ける場所、会える人がいて、そこでの会話から次の記事ネタ、営業のタネがひろえた、なんてことも。これまで、悩み・つまずくこともありながら、小さなエリアをフィールドに自分ならではのネットワークも生まれ、記事を書く楽しさ、営業をする楽しさを経験してきました。
記者として、営業として、担当するエリアを盛り上げる。二刀流を追い求めるからこそタウンニュースの仕事はおもしろくなります。
「タウンニュースの仕事で、まちを盛り上げてみたい」と思った方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししましょう!