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【ブロックチェーンxエンジニアへの執念】エンジニア田中さんインタビュー

Securitize ではエンジニアを現在募集していますが、実際にSecuritizeでリードエンジニアとして働く田中昭博(たなか・あきひろ)に話を聞きましたので、会社や業務・人の雰囲気を伝えられればと思います。

この記事のポイント:

  • Securitizeで働くエンジニアがどういう人か
  • 「ブロックチェーン x エンジニア」の魅力

ーこれまでのキャリアを教えてください。

まず、アクセンチュアに新卒で入社し、8年半働かせてもらいました。アクセンチュアに在籍した期間の前半はいわゆるSIerで、上流工程に主に関わっていました。要件定義と設計までやり、開発はオフショアやニアショアなど自社の別の開発拠点に依頼することが多く、自分でコードを書く機会は少なかったです。ほかにはテストや保守運用、保守開発、移行作業など色々な経験をしました。

ー最初からコードをゴリゴリ書いていたわけではないんですね。

そうですね。大学ではシステム制御工学を専攻していたのですが、あくまで幅広く学ぶ学部だったので、本格的にプログラミングをやったのは社会人の途中からです。ただ、ものづくりに関わりたいなと漠然と考えていて、エンジニア職への興味・希望はずっとありました。

SIerの部署で約4年半働くわけですが、コードをもっと書きたいという気持ちがありました。プライベートでは勉強はしていたんですが、それをメインの仕事にしたい気持ちで、希望して部署を変えてもらうことになりました。そこではモバイル開発や機械学習、AR/VRなど当時としては比較的モダンな技術を使った開発をしていて、アクセンチュアでの残りの期間はソフトウェアエンジニアとしてひたすらコードを書いていました。

ー「ブロックチェーン x エンジニア」のもう片方であるブロックチェーンとの出会いはいつ頃でしょうか

ブロックチェーンに出会うきっかけはビットコインで、2013年ぐらいです。よくある話ですが、非中央集権でお金の発行ができるところとか面白いなと感じたのを覚えています。ちなみに、当時買ったコインはすぐにマウントゴックスで消えました(笑)

その後、ビットコインを使って何かにビジネスしようと思って、ビットコインで売買できるオークションサイトを立ち上げたりもしました。2014年ぐらいなのですが、当時は今とは違ってビットコインの知名度もなかったので、誰にも使われることなくひっそりとクローズしましたね。

ーブロックチェーン自体との関わりはかなり長いんですね。

ただ、そこから仮想通貨バブルまではブロックチェーンや仮想通貨について調べるだけで、特に何か開発したり仕事したりはしませんでした。もちろん、仕事としてソフトウェアエンジニアは続けていましたが。

次の転機は仮想通貨バブルです。2014年にオークションサイトを作った際にまだこの分野でビジネスをやるには早いなと痛感していたのですが、ついにブロックチェーンが仕事になる時代がやってきたなと感じました。一方、仕事の方はポジションが上がったことでコードを書く機会が減りそうなタイミングでした。自分ではコードを書いていたかったので、ちょうど仕事面でも転機のタイミングが重なったことになります。

当時はICOブームの終わりかけみたいなタイミングでした。アクセンチュアを退職後、地下アイドルをサポートするDapps事業にリードエンジニアとしてジョインしたんですが、1年ぐらいで資金が尽きて解散になってしまいました。またそこで「ブロックチェーン×エンジニア」でエンジニア職を探し始めたところに、今もSecuritizeでテックコンサルタントとして働く森田さんに出会い、BUIDL(Securitize Japanの前身)のことを知りました。

BUIDLへの参加は総合的に決めましたね。給与面はもちろん、働いている人が面白そうであったこと、ブロックチェーンに関連した自社プロダクトの開発を計画していたこと、そして立ち上げ直後で一人目のエンジニア(リードエンジニア)としての採用で面白そうだったことなどが理由だったと思います。

ーBUIDL時代はどういった業務をされていたんですか?

大きく2つ、自社プロダクトの開発とクライアント向けの技術コンサルです。分けると2種類ですが、スタートアップで一人目のエンジニアだったのでフロントもバックエンドも全部担当していて大変でしたね。柔軟な開発ができるフレームワークの選定やサーバレス化、コードの自動生成、CI/CD、オートフォーマットなど、色々と駆使し開発の効率化を徹底して乗り切っていました。他にもデザインやUI設計も自分で勉強したり、外部サービスを利用してコンペを出したりとやることは多かったです。

SI時代の経験は色んな面で役に立ちました。単純な要件定義や設計の経験だけではなく、変な話、反面教師となるシステムをたくさん見ていたので、そうならないような運用や追加開発を考慮した設計をしたりとか。

ーこれまで「ブロックチェーン x エンジニア」にこだわって会社を選ばれていますが、その魅力とはなんでしょうか?

シンプルですが、オープンソースなのでソースコード見れるところでしょうか。他の業界だとここまでオープンソースが進んでいる例は少ないと思います。例えば、uniswapのコントラクトとかも見れますが、単純に勉強になりますし、楽しいですよね。DeFiだと勝手にサービスが相互接続されていきますが、その様子も見ていて面白いです。

ただ、「ブロックチェーン x エンジニア」で仕事を探す際に難しい点は取引所以外でパブリックチェーンで何かできる機会が多くはないです。Securitize以外だと、最近話題のNFTぐらいじゃないでしょうか。

Securitizeでの業務はブロックチェーン開発がメインかというとそうではなく、ブロックチェーンに関わるウェブアプリケーションの開発という表現が正確かもしれません。ただ、ブロックチェーン自体に関わる開発もありますし、ブロックチェーン業界にいて新しい技術を知れる・触れられる環境、そしてブロックチェーンのビジョンに共感する人がいる環境は自分にとって大事です。

(続く)

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