私たちMenuMenuが今、一番面白いと思っているのは「日本語で見えている景色は、海外では通じない」という当たり前の事実が、AIの登場でもう一度効いてきたことです。
きっかけは、二つの公的調査を並べてみたことでした。
JETROの第24回「日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」で、今後海外で事業拡大を図る国・地域の首位は米国40.7%。中国25.5%、EU23.6%と続きます(n=1,421、拡大先は最大3つまでの複数回答)。
総務省『令和8年版 情報通信白書』が測った生成AIの利用経験率は、日本58.8%に対して米国75.6%・ドイツ75.6%・中国93.6%(2026年1〜2月のインターネットアンケート、10〜60代、日本n=1,236・各国n=624、「1種類以上使ったことがある」基準)。
行きたい国ほど、そこの人はAIを使い慣れている。別々の目的でつくられた調査なのに、重ねるとそういう並びが出てきました。
私たちが解きたい課題は、ここにあります。日本語のGoogleで上位にあることと、現地の担当者が母語でAIに「おすすめは?」と聞いた時に社名が出ることは、別の事象です。前者を測っている会社は多く、後者を測っている会社をほとんど見かけません。
だから測り方から考えました。自社名を入れずに、実際の顧客がするように業種とニーズだけで聞く。返ってきた答えに自社が入っているかを、言語ごとに記録する。私たちの見るAI(ミルAI)は、5言語と4つのAIを対象にこれを行う自社サービスです。
正直、まだ分からないことだらけです。日英韓中・広東語の5言語を横並びで比較した公開調査は、探しても見つかりませんでした。統計が無い領域は、自分たちで測って埋めるしかない。その泥臭さを面白がれる人と、一緒にやりたいと思っています。
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