私たちMenuMenuは、飲食店のデジタル化を手がけています。その現場でずっと引っかかっていたことがあります。
セルフオーダーや無人会計は、大抵「人手不足だから機械に置き換える」と説明されます。間違いではありません。でも、この語り方には客が登場しないんです。
2025年8月のホットペッパーグルメ外食総研の調査(7,560人)を見て、その違和感の正体が分かりました。セルフオーダーの利用経験率は67.5%。2021年の26.0%から4年で2.6倍。しかも今後の利用意向は前回より+4.9ポイント伸びている。客が「我慢して使わされている」なら、こうはなりません。
選ぶ理由のトップは「自分の都合の良いタイミングでオーダーできる」47.1%。これは店の都合ではなく、客自身の体験です。注文と会計に需要が集中する一方、調理工程への需要は3分の1止まり——客は「省きたい摩擦」と「残したい接点」をちゃんと区別している。
私たちが目指しているのは、店の都合でデジタルを押しつけることではありません。客がすでに選んでいる動線に、店の運営をどう合わせるか。同じ端末でも、設計の出発点を「人手」に置くか「客の利便」に置くかで、結果はまったく変わります。
飲食の現場を、客の体験から設計し直す。そこに関心がある方と、一緒に考えていきたいと思っています。
詳しいデータはこちら:https://menumenu.life/blog/diners-choosing-self-order-demand-not-labor-shortage
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