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高速事業の原点「ERICE」誕生秘話~なぜ電気から通信へ?~

こんにちは!高速道路システム事業の三宅です。

本日は、我が高速道路事業の原点となった「ERICE」の誕生秘話をご紹介します。

「ERICE」は、皆さんも目にしたことが多いのではないでしょうか。高速道路に1㎞ピッチで置いてある非常電話機です。非常電話機といっても、ただ電話だけの機能の箱ではありません。高速道路の安全を守るために、さまざまなネットワーク機器を実装した「ネットワーク対応型」の非常電話機なんです。

この「ERICE」、実は誕生してまだ12年ほどになります。

弊社の看板製品と言っても過言ではない「ERICE」ですが、どんな誕生・成長を遂げたのでしょうか。

制御盤の受注生産が発祥の東洋電装では、高速道路にもともと非常電話の盤を納めていました。

制御盤とは、機械や設備を電気制御するための電気制御器・電子機器・電気部品を入れた箱のこと。機械の頭脳部分になります。

あるとき、お客様から「これだけではもったいないね、もっと用途が広げられるんじゃないの?東洋電装のこの盤を使って通信のシステムとか出来ないの?」と提案をいただきました。

電気の知識はある東洋電装でしたが、ネットワークの知識は社員みんな分かるはずもなく、最初はお客様やメーカーさんにご協力頂き、設定方法などを学んでいきました。

ですが、こうした設定も、会社がネットワークの分野に入っていくためには自分たちでやらないといけない!受け身であった東洋電装の本質を変えないといけない!と、ある人は立ち上がりました。

その人は、ネットワークを学ぶために独学で一生懸命勉強したり、セミナーに行ったり、夜遅くまで機器を触ったり・・・・もちろん不安もあったけど、ワクワクしながら勉強していました。

そもそも、これまで受注生産なので一品ものを作っていたわけですから、同じものをたくさん作る方法もわかりませんでした。量産しつつも品質も同様にしないといけないし、設計から検査までの体制づくりもしないといけない。そんなところも、苦労して整えていったのです。

こうして、社員たちが一生懸命頑張った結果、「ERICE」は実現。東洋電装飛躍のきっかけとなりました。ERICEも今日まで進化をとげて、なんと!!今では西日本の高速道路のほとんどの非常電話がこの「ERICE」で占めています。

・・・そう、さきほどの「ある人」とは高速道路事業のリーダーなんです。リーダーが「ERICE」の開発に奮闘したからこそ、いまの高速道路事業があるのですっっ!(誇らしげ

今ではこの「ERICE」だけでなく、無線ネットワークや映像システムなども提供しており、事業は現在、「第二成長期」にあたります。

こうして、「やってみましょう!」と「断らない」精神で成長し続ける高速道路事業!

あなたもぜひ!一緒に成長しませんか?

#ネットワークエンジニア #インフラ #広島

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