みなさん、こんにちは!Andwell代表の重崎です。いつもAndwellのWantedlyストーリーを見ていただき、ありがとうございます。皆さんにAndwellで働くメンバーについて知ってもらいたく、メンバー紹介のストーリーを随時投稿していきたいと思ってます。
第3回は2024年6月に長期インターンとして入社し、現在は社員メンバーに迫る勢いの成果を出しつつある(!)下條 真虎 さんの話を聞いてきました。
※今回はライターさんに書いてもらいました。
大手ホテルチェーンとの契約締結に成功するなど今や社員と肩を並べる彼ですが、実はインターンとして入社した当初、4か月ほど鳴かず飛ばずの時期が続きました。そんな彼になにが起きたのか――。彼の成長ストーリーを、ぜひインターン先や就職先を探す学生さんにお読みいただきたいです。彼のように、本気で成長したい方からのご応募をお待ちしてます!
(取材日:2025年3月28日)
01 「社会を明るく照らす起業家」になるために
ー まずは自己紹介をお願いします
大学2年生の下條真虎(しもじょうまさと)と申します。2024年の6月にジョインしました。高校生時代から起業に興味があり、必要なノウハウや考え方を学ぶためにAndwellで営業インターンとして働いています。
ー 担当業務は?
前提として、スタートアップ・Andwellはホテル・宿泊業界特化型の求職サイト「ホテリエキャリア」を運営し、人材を求めるホテルと求職者さまの双方にサービスを提供しています。
僕はアドバイザーとして求職者さまに対しては初回面談・就職先のご提案・入社までをフォローし、ホテルを経営する法人さまに対しては営業・商談・契約締結までを担当しています。
ー社員レベルの業務内容ですね。ところで、なぜ起業に興味があるのですか?
僕は「仕事を楽しみながら生きていく」を理想としています。生き方のロールモデルは父親です。子会社の代表を勤める父の仕事ぶりは楽そうではありませんし、遅くまで残業する日もあります。それでも愚痴をこぼす姿は見たことがなく、毎日とても楽しそうに働いています。そんな父の背中をみて育ったので自然とそう考えるようになりました。
そして将来について考え始めた高校時代、YouTubeで起業家の対談動画をみるうち、起業への興味が一気に増しました。目を輝かせながらビジョンを語る起業家たちをみて、「自分も社会を明るく照らす存在になりたい」という気持ちが芽生え、将来は起業することを決意しました。「社長になれば、仕事を楽しめるはず」とワクワクしています。
ー 「インターン」という働き方を知ったきっかけは?
高校時代はどうしたら起業できるのか分からなかったので、「まずはベンチャー企業でアルバイトできないか」と調べるうちに「学生インターン」という働き方を知りました。「進学したらすぐにインターンを始めよう」と決め、大学1年生の6月からインターンを開始しました。
インターンの目的は、もちろん「起業の修行」。学生時代に自分で事業を回すスキルを身につけて、成功事例を作ってから起業することが目標です。学生生活という限られた時間のなかで「自分の成長を最大化したい」という気持ちが常にあります。
02 「成長の上限」への焦り 〜インターン3社を経験して感じたもどかしさ
ー Andwellで働く前の、インターン3社の経験はいかがでしたか?
3社を経験して、初めて理解できたことがいくつかあります。インターン開始当初は分からなかったのですが、企業によって学生インターンに求めるもの、インターンに与えられる業務、その範囲、裁量は全く異なります。
学生側からすると、インターン先にしろ就職にしろ、目的に応じて企業を選ぶ目が必要だと感じました。
8ヶ月ほど勤めた3社目は学ぶのには素晴らしい環境でした。M&A仲介事業での新規開拓業務を担当し、上場企業や中小企業に架電し、将来の事業展開のヒアリング、事業買収の提案など一連の業務に従事しました。
主にテレアポの技術向上に没頭したのでスキルはかなりついたと思いますし、成長できた実感がありました。それでも、途中で物足りなさと成長の鈍化を感じるようになったんです。
ー 「成長の鈍化を感じた」とは?
原因は学生インターンの裁量が小さかったことです。裁量の範囲と自由度が圧倒的に足りず、「起業の修行」を目的にする僕には途中で物足りなくなってしまいました。
業種柄、学生はテレアポ以降の業務を行うことができませんでした。商談ができないとなると、獲得できるスキルはお客様に商品を「紹介」する「営業」まで。真にお客様が抱えている課題を解決する力を養えていないことに悔しさを感じました。インターンの目的がガクチカ(学生時代に力を入れたこと)だったら満足していたと思います。
ー 目的に合わないと、物足りなくなるのも当然ですね
同様に、「既に仕組み化された組織」だったことも物足りないポイントでした。大きな組織だったため、既に仕組み化が徹底されていたんです。テレアポのコツを掴んだ後は特段新しい発見等はなく、自身の成長を感じる機会は減っていました。
そもそも僕は好奇心旺盛な性格で、上限がある環境や想像の範疇に留まることが苦手なんです。一年後の自分がどうなっているか分からない「予測不可能」という状況にワクワクするので。
03 Andwellとの出会い 〜成長を最大化できる環境を求めて
ー Andwellとの出会いは?
最初のきっかけはスカウトメールです。企業の情報を調べたところ「ここだ!」と思い、すぐに返信したのを覚えています。
当時のAndwellは創業から1年3ヶ月で事業サービスの開始からわずか7ヶ月、そして6,000万円以上の資金調達に成功済み。創業フェーズが僕の希望条件にフィットしていました。
ー Andwellの創業フェーズのどこに魅力を感じたのか、詳しく聞かせてください
個人的な分析ですが、創業フェーズ1-2年でまだ社員数が1桁ということは組織化・分業化されていない可能性が高いはず。しかも6,000万円以上の資金調達に成功している点からも、事業の成長性が投資家に評価されていることが分かりました。「設立から数年、社員数は一桁」という企業を比較したとき、資金調達額が100万円単位の事例はよく見かけますが、6000万円はそうそう見かけません。
起業したい学生にとって、この創業フェーズは最高の環境なんですよ。社員数が少なければ、社員さん直下で働けるチャンスもあるはずですから。
先ほどもお伝えしたとおり、前職のインターンは既に組織化・分業化された状態だったため、自分に割り振られた業務以外にはタッチできませんし、情報も入ってきません。また活躍している社員さんから直に学ぶチャンスはほとんどありませんでした。
こういった体験から「次に働くなら組織化されていないフェーズの企業がいい」、「部署などの垣根を越えて、必要な業務に垣根なく関われる環境がいい」、「活躍してる社長や社員のそばで働きたい」と考えていたため、Andwellは希望のド真ん中でした。
04 Andwell インターン生活のリアル 〜成長意欲が強いタイプには最高の環境です
ー 社内の雰囲気は?
社内の雰囲気は非常によく、それぞれのメンバーがお互いを尊重しあって働いています。仕事というより、「チームで、社会に対して良いことをしようぜ!」といった熱い雰囲気です。個人プレーではなく、チームで「どうしたらお客様に貢献できるのか」を話し合いながら仕事を進めています。
代表の重崎さんは立ち上げ当初、大手人材紹介会社の一線で活躍していた人材をコアメンバーとして採用しており、弊社のサービスの質は同業他社と比べてもかなり高い水準にあると感じています。
あるホテルのお客様によると、競合大手から100名の求職者を紹介されると採用人数は1~2名のところ、Andwellでは20名の紹介で採用人数は4~5名ほど。「決定率が高い」とご好評いただいています。
「人材紹介」という労働集約のビジネスだからこそ、社内メンバーの質がサービスの質に直結しているように思います。
ー 期待に対して、ギャップなどはありませんでしたか?
期待どおり、いえ、遥かに期待を超える「成長できる環境」がありました。僕だけでなく、成長意欲が強い人にとっては最高の環境なのではないでしょうか。
Andwellは基本的に「やってみよう!」の精神なので、僕が何かにチャレンジしようとする場面で否定されることはありません。むしろ挑戦がうまくいくように、アドバイスやフィードバックを丁寧に伝えてくださいます。
社員やインターンという雇用形態に縛りがなく、CEOの重崎さんと1on1でミーティングしていただいたり、日常的にランチに行ったり。トップセールスの脇坂さんにOJT(※)を担当していただくなど、贅沢な環境です。
※OJTとは
On the Job Training (オンザジョブトレーニング)の略。職場の上司や先輩が、実際の仕事を通じて部下や後輩を指導し、知識や技術などを身に付けさせる教育法
05 停滞期 Andwellで直面した【壁】とは
ー 業務をスタートしたときのことを聞かせてください
実は入社してからの4ヶ月間、まったく成果を出すことができませんでした。お客さまが離れてしまった苦い経験もあります。
この時は先輩社員から親身なアドバイスをいただいたにも関わらず思考が固まり、どうすれば現状を抜け出せるか分からなくなってしまいました。重崎さんとの1on1ミーティングで「もっと(仕事で)面白いことしよう」と言われても、僕には「面白い仕事」の深掘りができず、アイディアを求められても何も答えられませんでした…。
ー その壁を、どう乗り越えたのですか?
振り返ると、突破口は2つありました。
一つ目の突破口は、八方塞がりの僕をみかねて重崎さんが貸してくださった一冊の本です。『ベンチャーの作法 ー「結果がすべて」の世界で速さと成果を両取りする仕事術』(高野 秀敏さん著)という本で、この本を読んだことで考え方が180°変わりました。
「アイディアが浮かばないのは、自分に情報量が足りないからだ!」。また、これまでの僕は「業務や役職を任されることで人間は成長する」と考えていましたが、順番が逆だと気付きました。大きな仕事を任せてもらえるのは結果を出してからの話であって、「誰もやらない領域で結果を出し続けることで、その領域で責任者になれるんだ!」と。
二つ目の突破口は、OJT担当官でトップセールスの脇坂翔太さんの背中です。脇坂さんは常に、お客様・お取引先企業様にとっての最善の選択を全力で考えている方です。
「短期的には受注に繋がらないかもしれないけど、弊社のサービスのファンになっていただければ将来またお客さまになってくれることがある」という脇坂さんのお言葉は、「今月分の売り上げを作ったやつが一番偉い」という安直な自分の考えを覆しました。脇坂さんからフィードバックを受けるたびに自分の価値観がアップデートされるのを感じました。感謝してもしきれません。
06 成長フェーズへ 〜ヒントはお客さまとのコミュニケーション量にあった
ーまずは1つ目の突破口についてお聞きします。書籍『ベンチャーの作法』を読んだあと、下條さんは業務における行動をどう変えましたか?
自分で営業リストを作成して、社内ではまだ接点がない法人さまに営業活動したり競合調査を行ったり、「まだ誰もやっていないこと」を探して取り組むようになりました。
同時に「アイディアが浮かばないのは情報量が足りないからだ」という気づきから、お客様とのコンタクト数・コミュニケーションを増やすなど、お客様の解像度を高めるアクションを積極的にとるようにしました。
ー お客さまとのコミュニケーションを増やしたことで、どんな変化がありましたか?
求職者さまのお悩み・課題への解像度が上がったことで、自分がとるべきアクションが明確になり、圧倒的に応募意思を獲得できるようになりました。
例えば「お客様は、現在お勤めのホテルでホスピタリティが蔑ろにされている環境に不満を感じて転職を希望されているのですね」、「ホスピタリティを追求できる環境を求めておられるのであれば、Aホテルであれば安心して働けるかと思います」など自分の言葉で説明できるようになったところ、求職者に提案したホテルで働くイメージを持ってもらえるようになったのだと思います。
ホテル業界のお客様に関してもコミュニケーション量を増やしたことで、顔を覚えてもらえる機会が増え、少し高度な提案もできるようになりました。営業という仕事の面白さを理解できはじめたように思います。
07 先輩社員の背中に学ぶ 〜Andwell流「誠実ビジネス」
ー2つ目の突破口についてお聞きします。OJTを受けた先輩社員・脇坂さんはどんな人物ですか?
前職でも人材業界、それもトップセールス経験者であり、優しくて社内外を問わず慕われています。僕の人生で、脇坂さんほど本気で誰かを思いやり、考えて行動できる人は見たことはありません。インターン生にも細やかに指導してくださる教育者タイプで、脇坂さんの元で働けたのは本当に幸運でした。
脇坂さんだけでなく、Andwellは企業として「誠実なビジネス」を重視しており、常に「お客様の人生にとって一番良い選択肢を提案する」という姿勢を貫いています。
仮に「今強引に話を進めれば契約してもらえそう、売り上げが自分の成績になる」という場面があったとしても、自分本位の提案をすることは絶対にありません。
ー セールスパーソンのなかには、ひたすら数字を追いかけるタイプの方もいますよね
実は、これまで経験したインターンは「とにかく売ったやつが偉い」という価値観だったので、未熟だった僕自身も「目の前の数字がすべて」という精神で働いていました。だからこそ、Andwellのカルチャーも脇坂さんの考え方も衝撃的でした。
ー 脇坂さんから学んだことで、自身にどんな変化がありましたか?
目先の数字を追うのではなく、本当に良いサービスを提供することをモットーに業務に取り組む姿勢が身につきました。他にも、業務の細々としたことや対応の仕方などみっちり叩き込んでいただきましたが、特に仕事やお客様に対するマインド面で大きな影響を受けました。
08 ついに結果を出せるように
ー 考え方・行動を変えた結果は?
成約率が格段に向上しました。25年3月では法人約20社の新規リード獲得を実現し、これまで獲得に至らなかった上場企業のホテルや、大手ホテルチェーンの契約にもつなげることができました。行動を変えたことで、お客様に対する解像度が高まったからだと思います。
求職者に対しても、初回面談をした段階でその人の転職先と転職スケジュールをイメージできるようになり、スムーズに内定につながるようになりました。結果、約半年間で1000万近くの受注を達成することができました。
ー 素晴らしいです! 初成約したときのエピソードを聞かせください
初めて一気通貫で100万円近くの売り上げを出せた喜びもありましたが、何より求職者さまから「下條さんのおかげで、先が見えなかった人生が明るくなりました」というお言葉をいただき、人生で味わったことがない幸福を感じました。
求職者さまの人生の転換点に立ち会い、貢献できたことに誇りを感じました。
ー 育ててくれたメンバーに対して、何を思いますか?
代表の重崎さんは起業家を輩出する組織を作りたい方なので、自分が起業家になって大きくなること、想像の範疇を超えて成長することが恩返しになると考えています。
2-3年以内に、自分で何か事業を作るのが目標です。それも、社会にインパクトを与える事業を! 自信がついたら、学生のうちに起業するかもしれません。
09 来たれ 挑戦者
ー 最後に、読者へのメッセージをお願いします
起業を志す方や、裁量の大きな仕事を経験したい方にとって、Andwellでの長期インターンはめちゃめちゃオススメです!代表の重崎さんや優秀で志が高い社員の皆さんからフィードバックを受けつつ、自分で動く力を鍛えられます。
特に今のAndwellの創業フェーズは、他社では味わえない体験ができるのでお見逃しなく。ご応募お待ちしております!(〆)