わさびや株式会社は、スノーリゾートに特化したDXソリューションとコンサルティングを提供しています。レンタル業務支援、リフト券のオンライン販売、ふるさと納税とリフト券を組み合わせた「さとリフト」、会員ポータル「マウンテンポータル」。これらを少人数のチームで開発し、白馬村や野沢温泉村などの現場に届けています。
今回は、その開発を担うエンジニア3人に話を聞きました。話していて共通して見えてきたのは、「降りてきた仕様をつくる」のではなく「仕様そのものを自分で決める」という働き方。
3人のエンジニア
斉尾さんは、エンジニア歴8年。住宅開発の受託会社、アプリ開発会社、登山アプリの開発会社を経て、わさびやへ。前職時代に初期のレンタルシステム開発に関わった縁で声がかかりました。今はレンタル業務支援システムを担当しています。
有馬さんは、もともとハウスメーカーの営業事務。「自分でコントロールできる仕事がしたい」と考えてエンジニアに転身しました。受託開発の会社、出産と復帰を経て、わさびやへジョイン。今はリフト券販売のシステムを担当しています。
そして、今年チームに加わったメンバーはWeb制作会社からフリーランスを経て参画し、新しいプロダクトの立ち上げを担っています。エンジニアとしてだけでなく、PMや事業の立ち上げにも携わってきた人です。
仕様は、自分で決める
3人がそろって口にしたのが、「自分で仕様を決められる」ことの面白さでした。
斉尾さんは言います。「プロダクトがまだ成熟していないので、必要な仕様を自分でゼロから考えられる段階なんです。用意された仕様をただ開発するんじゃなくて、この仕様は本当にいいのか、を考えるのが一番楽しい」。
ただ動くものをつくるのではない。ショップのスタッフに話を聞き、どう使ってほしいかを想像し、仕様を根本から組み立てる。「この機能で、どれくらいの人が使いやすくなるのか。画期的でも伝わりにくいなら、あえて分かりやすい方を選ぶ。そこを考えるのが、今は楽しいですね」。
有馬さんの視点は少し異なり、「ウィンタースポーツに詳しいわけではないので、何も知らない人の目線で意見を言えるんです。初めて行く人は、リフト券を買うことすら知らないよな、とか」。使う人によって、最適は変わる。だからこそ、立場の違うメンバーが意見を出し合う。
また、3人が共通して言うのが「いちエンジニアとしてプロダクトを作るというより、もう一つ上のレイヤーで、一緒に事業を作っている感覚があるんです。仕様要件を、もっと抽象的なところから一緒に話して決められる」。
意思決定が、とにかく速い
もう一つ、3人に共通していたのが「速さ」でした。
「眞野社長にどんな質問をしても、すぐに意図が返ってくる。意思決定がすごく速いんです」「その場で決めて、その理由まで説明してくれる。だから腹落ちして、すぐ次に進める」。代表の眞野とは、新しいプロダクトの要件定義を一から一緒にやってきたとメンバーは言います。
有馬さんは、直近の野沢温泉への出張をふり返ります。最初は、お客様から寄せられたご意見をまとめて渡され、ここが分かりにくい、と指摘を受けた。それでも最後には「このシステムがあったおかげで、すごく良くなっている」と言ってもらえた。「冬が来るのが嫌だ、と思っていた人たちの気持ちを変えられる。そういう仕組みとして使ってもらえるのかな、と感じた瞬間でした」。
自立性とスピードを成り立たせているもの
仕様を自分で決め、速く動く。それを支えているのは、少人数であること、フルリモートであること、そして安心して意見を言える空気でした。
有馬さん「すごく穏やかなチームなんです。心理的安全性が保たれているので、意見が言いやすい。これを言ったら誰かの機嫌を損ねるかな、ということが全くない。困ったら、すぐにヘルプを出せる」。
斉尾さんは、チームの意外な一面を挙げます。「エンジニアなのに、相手の感情を汲み取るのが得意な人が多いんです。これは合理的じゃないから却下、とはならない。相手がこうしたいと言う、その奥にある気持ちは何だろう、と考える癖がある」。
そして、現場との距離の近さ。エンジニア自身が白馬村や野沢温泉村に足を運び、スキー場やショップの人と直接話す。「現地で聞いた方が、早いし分かりやすい。いい場所ですしね」と斉尾さんは笑います。
こんな方と話したい
・「言われたものをつくる」より、「これはこうあるべき」を自分から言って、変えていける方
・異なる意見は歓迎です。例えばここにボタンを置こう、と言ったら、いやそれは押しにくい、と返してくれる方
・抽象的なところから、事業ごと一緒に考えていける方
・フルリモートで、自分でスケジュールを管理して進められる方
・スキーやスノーボード、登山が好きな方
技術スタックは、バックエンドがRuby on Rails、フロントエンドがNext.js。ただ、わさびやで大事にしているのは、最新技術そのものより、「こういう事業を、こういう人たちと、こういう働き方でやっている」ことに共感できるかどうかです。少しでも面白そうだと感じたら、まずはカジュアルに話しましょう。