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システムの性能問題を解決するプロフェッショナル「まかせいのう」。グローバルなビジネス展開で、新たな挑戦を楽しんでいく

市場ニーズが目まぐるしく変化するデジタル社会において、システムの性能管理の考え方が大きく変わってきています。従来の方法では性能問題の発生を未然に防ぐことが難しく、サービス開始後の問題発生が大きな損害に直結することもあります。

NTTデータでは、性能問題を解決するプロフェッショナルサービス「まかせいのうⓇ」を提供。システムのアーキテクチャデザインから、性能設計・試験、チューニングまで一気通貫で対応しています。AIによるディープラーニング(深層学習)により、従来の方法では検知が難しい潜在リスクを、効率的かつ継続的に把握できます。

「まかせいのう」のニーズは海外でも高まっており、年間300件以上のプロジェクトに対応しています。今回は「まかせいのう」チームで活躍するメンバー2人に、入社後の率直な想いや仕事で感じられるやりがいについて話を聞きました。

梅田沙也華
技術革新統括本部 システム技術本部 デジタルテクノロジ推進室(主任)
2016年大学院修士課程修了(情報工学を専攻)。同年NTTデータに入社し、性能問題を解決するプロフェッショナルサービス「まかせいのう」チームに配属。30以上のシステムに携わる中で、性能問題の解決スキルを身につける。現在、性能問題の解決を主軸にしながら、「デジタルテクノロジーディレクターⓇ」として顧客の中長期的な課題解決にも取り組んでいる。


土屋健司
技術革新統括本部 システム技術本部 デジタルテクノロジ推進室
2020年大学院修士課程修了(機械工学を専攻)。同年NTTデータに入社し、性能問題を解決するプロフェッショナルサービス「まかせいのう」チームに配属。アジャイル開発での性能担保、商用環境における性能問題の解決に従事。インドのオフショア開発部隊と共に、欧米・東南アジアを中心とした性能問題の解決や、性能コンサルなどの案件も推進。開発メンバーの育成にも取り組んでいる。

    「フラットな社風」と「グローバルビジネス」が入社の決め手

----NTTデータに入社した経緯を聞かせてください。

梅田:就職活動で最も重視していたのは「社会のためになる仕事」をできるかどうかです。大学と大学院では情報工学を専攻しましたが、どんな仕事をするのか考えた時に、研究を続けるよりも「研究成果をどのように社会へ活かしていくのか」、実際の活用部分に興味があることに気づきました。

その中で、NTTデータに目が留まり、これからの未来を作っていこうと新たな挑戦を考える上で、国内で強固な社会基盤を築いているNTTデータは「安定性」があってバランスが良いなと思ったんです。

実際にOB訪問で先輩たちと話してみると、NTTデータについて様々な特徴や魅力をあげていました。他の会社では企業カラーに偏りがあったのですが、NTTデータには全くそれがなくて。風通しの良いフラットな環境で、働きやすい環境が整っていると感じました。

土屋:私は大学と大学院で機械工学を専攻し、宇宙探査ロボットの研究開発に取り組んでいました。卒業後もロボットの研究開発をしていこうとも思ったのですが、それ以外の軸で自分の将来の軸を考えていく中で、グローバルな仕事に魅力を感じるようになったんです。日本のサービスやプロダクトを世界に広げていきたい想いが強くあったので、日系企業を優先的に見ていました。そんな時、NTTデータの海外における事業展開を知ったんです。

知らない方も多いと思うのですが、NTTデータは海外で積極的にM&Aを進めており、グローバルなサービス拡大に力を入れています。日本市場とは全く関係のない顧客やエンドユーザーを数多く抱え、さらに海外展開を進めていこうとする“気概”が、私にはとても光って見えました。それまでのロボット研究で培ったシステム構築の技術も活かせる会社ということで、NTTデータが良いのではないかと感じるようになりました。

就職活動中のOB訪問でも、NTTデータには良い意味でギャップがありました。それまで感じていた「堅い会社」という印象は全く無く、社内のコミュニケーションにおいてフラットに話せる環境が整っていると感じました。自分のやりたいことを何でも話せることは、入社への大きな決め手になったと思います。

   手厚いサポート体制で、入社一年目から最前線でチャレンジできる

----入社してからギャップを感じたことはありましたか?

梅田:私も入社前は「堅い会社」というイメージがあったので、一年目は先輩についていくような働き方を想像していました。しかし、実際に入ってみるとそんなことは全くなく、一年目の私たちが主体的に案件を進められる環境が整っていました。

土屋:私も一年目から自由に働けることに驚きましたね。入社前は「上司がある程度道を敷いて」という働き方をイメージしていましたが、そういうことは一切なく、むしろ“道”から逸れたり、従来の方法や固定概念を“飛び越える”ことを推奨しているというか。例え回り道したとしても、そこで学んだことを自分の成長にしたり、組織へ還元していくことを大事にしている会社だと感じています。仕事で分からないことは社内のチャットなどで気軽に聞くことができますし、それに答えることが当たり前というカルチャーが根付いています。

梅田:私たちが所属しているデジタルテクノロジ推進室は、社内ベンチャー的な立ち位置で始まっている部署ということもあり、NTTデータの中でも特に先進的な環境整備を進めていると思います。

----入社一年目はどのように仕事へ取り組んでいましたか?

土屋:まず、社内研修と部署での研修で、基礎的な知識やノウハウをしっかり学んでから現場に出ていきます。座学でみっちり学ぶというよりは、ロールプレイ形式で実践的なことを吸収していくようなイメージです。クライアント役の先輩からフィードバックをもらいながら、仕事の進め方を覚えていきました。現場へ出ていく時にも、たくさんの先輩や技術者の方々がバックアップしてくれたので、安心感がありましたね。

一年目の具体的な業務内容としては、システムのパフォーマンスや性能を測る試験に取り組んだり、実際の商用環境で起きている性能面のトラブルをコンサル的に解決したりしていました。あとはQA(クオリティアシュアランス)と呼ばれる、品質保証のコンサルティングも幅広く経験させていただきました。お客様が取締役など上位層の方々なので最初は緊張することもありましたが、梅田さんや周囲のサポートで少しずつ慣れていきました。

梅田:私も土屋さんと同じように、一年目は性能試験や問題解決に取り組んでいたのですが、あまり自分に自信が持てませんでした。周りの同期や先輩と比べてしまって、「自分もあんな風になれるのかな」とか「自分が上手く仕事をできていないのではないか」と不安になることが多かったんです。でも、そのことを上司に相談した時に「梅田さんはもっとたくさんの成功体験を積んだ方がいい」と言っていただいて。それをきっかけに、「多くの案件に取り組んで自分を変えよう」と思うようになりました。

二年目から出来るだけたくさんの案件にアサインしていただき、年間15〜20件を担当しています。コンサル的な立場で、商用環境における性能アセスメントなどに取り組んできたのですが、たくさんの経験を積む中でそれまで見えなかった課題解決の“共通項”が分かっていきました。成功体験を別のケースに活かし、ナレッジを溜めていくことが「チームの財産」になり、自分の自信にもつながっていると感じています。

   NTTデータの知見を集約した「まかせいのう」でグローバルに活躍

----土屋さんは、入社2年目からグローバルなプロジェクトにも携わっているそうですね?

土屋:入社時から「グローバルに働きたい」と上司へ伝えていましたが、まさかこんなに早く実現するとは思いませんでした。2年目から大きな裁量を持って働けることにとても満足しています。「まかせいのう」はインドと中国にオフショア拠点があるので、現地のエンジニアと連携しながら業務を進めています。お客様はヨーロッパ、東南アジア、北米などの事業者です。

「まかせいのう」チームで連携して、性能管理など日本と同様のサービスを提供しており、同時並行でオフショアにいるエンジニアたちを育成することにも取り組んでいます。各国と時差は多少ありますが、密にコミュニケーションを取りながら時間調節しながら業務を進めているので、業務時間が極端に延びることはほとんどありません。業務時間など働き方を自由に調整できるのでストレスを感じにくい環境だと思います。

----日々の業務にもフラットな社内文化が反映されているんですね。その他にも制度面で働きやすさを感じていることはありますか?

梅田:私たち「まかせいのう」チームでは、担当する案件ごとに異なる上司やマネージャーがアサインされます。常に同じ人から評価やアドバイスを受けるのではなく、毎回新しいメンバーのナレッジを共有してもらえることは、とても刺激になっています。もしも、自分と合わない上司がいたとしても、その価値観に固執する必要はありません。色々な人の良い面を吸収しながら、短期間で大きく成長できると思います。

----仕事のやりがいはどんなところに感じていますか?

土屋:他社の一般的な仕事の進め方として、一年や二年の期間で同じ仕事に取り組んでいくことが多いと思いますが、「まかせいのう」のチームでは数週間や数か月の単位で新たな仕事に取り組んでいきます。知見のキャッチアップで難しさを感じることもありますが、短期間で得られることはかなり多いと感じています。

梅田:NTTデータだからこそ実現できる大規模な仕事も多いと感じています。公共事業関連の事業者や金融系の企業など、社会的に大きな影響を与えるような企業の課題解決に取り組む中で、大きな達成感を感じられます。

「まかせいのう」は今までのナレッジを集約したサービスなので、その信頼性が大きな顧客価値につながっていると思います。数十年もの間、お客様のシステムパフォーマンスを最適化することに特化して取り組んでいる会社は、世界的に見ても少ないのではないのでしょうか。それはNTTデータと「まかせいのう」にしかない強みだと思います。

      専門分野を基盤にしながら、新たな挑戦を楽しんでいく

----今後はどんなことに挑戦していきたいですか?

土屋:システムパフォーマンスは、これから益々重要になっていくので、私たちがお客様のビジネスを支えていく、新たなシステムを提案していくような存在になりたいと思っています。顧客価値を最大化していく中で、「土屋に頼みたい」と思ってもらえるくらいの信頼感を築いていきたいなと。「まかせいのう」にこだわらず、課題を解決するための最適な方法を提案しながら、一緒に考えられるパートナーになっていきたいです。

梅田:今までは性能試験などで課題解決に取り組んできましたが、最近は「デジタルテクノロジーディレクター」として、上流のシステム設計にも携わっています。上司へ希望を伝えて実現したのですが、そう思うようになったきっかけは、自分が経験した数多くの現場にあります。

問題箇所を特定してチューニングすることで、システムが改善し感謝してもらえるのですが、同時に「上流ではもっと多くの打ち手があるのではないか」と感じるようになりました。もっと初期の段階で、問題が起こらないシステム設計やそのためのアイデアを提案していけると思ったんです。今後は現場の経験を上流のシステム設計に活かしていきたいですね。

----どんな方が「まかせいのう」チームに合っていると思いますか?

土屋:現場では、他のメンバーに協力を要請し、積極的に「巻き込んでいく」ことが求められています。自分の意見を言えることも大事ですが、それは当たり前のことなのかなと思っていて。なかなか難しいかもしれませんが、正しく周りに自分の意見を伝えて、周りのサポートを得られる能力が必要だと感じています。あとは、お客様のシステムを人ごとではなく「自分事」にして考えることも重要です。そういう人は実際に部署内で評価されていますし、自分もそうなりたいと思っています。

梅田:私は、自分の専門分野や軸を持ちながら、色々なことにチャレンジしたい方がフィットするのではないかと思っています。「性能」は技術領域的にとても幅が広いですし、「ディレクター」の業務ではさらに多くのことが求められます。そのため、専門分野の強みはありながらもそれに固執せず色々なことを楽しめる方が合っていると思います。

「まかせいのう」チームでは、日々新しいことにチャレンジしながらお客様の課題を解決しています。その中で確実に自分自身が成長していけるので、その環境を楽しめる方にジョインしていただけると嬉しいです。一緒に働きながら、私たちもステップアップしていきたいです。

NTTデータの「デジタルテクノロジーディレクター」がDXのケーススタディを発信 https://ndigi.tech/

「まかせいのう」「デジタルテクノロジーディレクター」は、株式会社NTTデータの登録商標です。

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