今回取材をしたのは、LOCUS BRiDGEにてふるさと納税支援業務のアシスタントマネージャーを務める島野 綾子さん。
これまでの彼女の経歴は、アパレルショップの販売員、営業マン、エステティシャン ——。常に “インセンティブありき” で働いてきた彼女が、家族の生死やニート生活を経て気づいたのは、“人のために働きたい” という気持ちでした。
偶然見つけたLOCUS BRiDGEでの求人は、今までとは違う “誰かを喜ばせること” が軸にある仕事。初めて “お金じゃない” と思って選んだこの場所で、毎日小さな挑戦と発見を繰り返す島野さんの姿とはーー。
島野 綾子(合同会社LOCUS BRiDGE アシスタントマネージャー)アパレル販売員、営業、エステティシャンを経て、2024年3月に入社。地域の良さを伝えていきたいと思い入社し、ふるさと納税業務を通じて、様々な事業者様とお話を伺いし、ページの作成などを行っています。もっともっと、魅力を言葉にできるよう日々奮闘しています。
「働く=人のため」を軸に転職活動。人を値踏みしない面接が初めてだった
これまで多分野で働いてきた経歴を持つ島野さん。もともと彼女にとって「働く = 母を助ける・お金を稼ぐこと」だったと、真っ直ぐに話してくれました。
「ファーストキャリアはアパレルショップの販売員です。私が働く上で大事にしていたのは、母です。母は私が小学4年生の時から癌を患っていたので、『生きていくためにはお金が必要なんだ』と幼い時から実感していました。闘病生活を続けていた母に対して、社会人になった私ができることは『お金を稼ぐこと』だったので、とにかくインセンティブがある仕事ばかりを選びましたね」
アパレル、営業、エステと、常にお金のために働いてきた島野さんですが、ある日突然仕事を辞めます。
「一緒に暮らしていた父・母・祖母が、ほんの10ヶ月のうちに次々と亡くなってしまったんです。そうしたら、働く意味も無くなってしまって。『働く意味ってなんだろう?』と思って仕事を辞めました」
「大好きな猫と一緒にのびのび暮らしたい」そう思った島野さんは、思い切って引っ越しすることも決断。「(母のために貯めていた)お金が尽きるまではニートをしよう」と、1年半は働かない時間を過ごしたといいます。
「働かない生活を続けていたら『やっぱり私は人のために働きたい』と気づいたんです。もともと旅行が好きだったので、最初は “地域バイト” のような、旅先で働く仕事を探しました。でもどこかの土地に住む・働くためだけの仕事は根本的にしたくなくて、なかなか仕事先が見つからなかったんです。そんなとき、たまたまハローワークで見つけたのがLOCUS BRiDGEの求人でした」
「今振り返ってみると、LOCUS BRiDGEに興味を持ったきっかけは、HPを見て『ハッピーな会社だな』と思ったことですかね。求人には “地域のために” とか “人のために” という言葉が並んでいました。正直、どの会社もHPにはいいことしか書かないって分かってたんですが、それでもなぜかLOCUS BRiDGEは気になってしまって。しかも共同代表が元公務員と知って “ここなら信用できるかも” と思ったんです。
あと、面接で共同代表の黒瀬さんと最初にお話しできたことも大きかったです。すごく楽しい面接だったんですよ。就職活動中、本当にたくさんの面接を受けましたが、あそこまで “人を値踏みしない” 面接は初めてでした」
異業種で働くことへの不安。経験のない業務でも挑戦させてくれる環境
LOCUS BRiDGEに入社して早くも1年が経過した島野さん。実際に働いてみても、入社前と後でギャップはなく「想像通りマルチタスクで、忙しい日々を過ごしている」と笑って話します。
「私は “いわゆる事務作業” は絶対向いてないと思っていて、“誰かの役に立てる仕事” “スキルが身につく仕事” を探していたので、その通り働けていると感じています。正直最初は、“自分に何ができるんだろう” という不安も大きかったんです。エステや営業など、これまでも対人コミュニケーションスキルが必要な仕事をしてきたとはいえ、ふるさと納税や自治体は全くの異業種。知らないことも多いし、自分がどこまでやれるのか、全く見当がつきませんでした」
「忙しく働けていることが楽しい」とも話す島野さんですが、一方で実は「やりたくない」と思った仕事も最初はあったのだとか。
「正直、最初に新人さんの育成サポートを任された時は全然乗り気じゃなかったんです。人に何かを教えるのって得意じゃなくて。でも目の前の相手に向き合ってみたら “あれ、私、目の前の人のためなら頑張れるかもしれない” と感じました。苦手意識があっても、やってみると “案外できるかも” と思えることもある。その小さな気づきの積み重ねが、少しずつ私の “できる” を広げてくれていると今は思います」
LOCUS BRiDGEでは、ふるさと納税支援業務のアシスタントマネージャーとして、マネージャーのサポート業務を行っている島野さんですが、最近はイラストやサムネイル作成など、クリエイティブな仕事にも挑戦中なのだとか。
「専門的に学んできたわけではないんですが、それでも担当している事業者さんに『いいですね』と言ってもらえた時の達成感は大きくて、徐々に自信もついてきました。ふるさと納税の返礼品ページをつくる際に、事業者さんへのインタビューから記事・クリエイティブ制作まで一貫して携われるのは、本当に面白いし、ありがたい経験をさせてもらっているなと感じています」
LOCUS BRiDGEは、一人一人の個性と挑戦を大事にしてくれる場所
「自分の仕事の幅が広がるたびに、“LOCUS BRiDGE に来てよかった” と感じています」とはにかむ島野さん。仕事に前向きに勢いよく取り組んでいく島野さんの姿からは、想像できない一面も話してくれました。
「実は私『これがやりたいです』と自分から積極的に言い出すタイプではないんです。だからこそ、メンバーが『これをやって』と言ってくれる環境は本当に動きやすくて。でも『やりたい』と言えば『じゃあやってみたら』と任せてくれる会社でもあるんですよ。
LOCUS BRiDGEは、“人をちゃんと一人の人間としてみてくれる場所” “自分という存在を大事にしてくれる場所” だと思います。仕事だからと、型にハメられすぎることもないし、むやみに放って置かれることもない。先輩たちは決して甘やかすことなく、でも『あなたのやりたい方向でいいよ』とそっと背中を押してくれる。私のペースで進めるようにサポートしてくださる皆さんに感謝しかありません」
創業から4年。年々仕事の相談が増え、社員が増え、オフィスも広くなっているLOCUS BRiDGE。それでも「根っこにある雰囲気は変わらない。小さな村のような、家族のようなあたたかさがあります」と島野さんは話します。
「私は自分でどんどん提案していけるタイプではないですが、メンバーが道を示してくれるからこそ、迷わずに進むことができます。だからこそ異業種でしたが『とりあえず全部やってみよう』と、新しいことにも一つずつ丁寧に挑戦できているんだと思います。
今までお金のために働いてきた私が初めて『人のために働きたい』と思って選んだ場所がLOCUS BRiDGEでよかったですし、これからもここでの時間を大切にしていきたい。素直に、LOCUS BRiDGEで仕事ができている今が楽しいんですよ」
仕事を通じて誰かを喜ばせたい──。
そんな思いを胸に、経験ゼロの業務にも前向きに挑戦し続ける島野さんの姿は、「やってみたい」という気持ちを大切にできる環境の証でもあります。
LOCUS BRiDGEには、“完璧な経験” よりも、“挑戦する意志” を応援してくれる風土があります。あなたも、自分のペースで、誰かの役に立つ仕事を始めてみませんか?