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軍事技術の発展から生まれたIT技術①

こんにちは!システムアイの白井です!

先日アップした当社代表の葛川さんのストーリーはお読みいただけたでしょうか?
今後のシステムアイの展望も書かれているので、よければぜひご覧くださいね。

元々雑談のしやすいカジュアルな雰囲気のあるシステムアイですが、1on1を導入したことにより、一層社内のコミュニケーションが活発になったように感じる今日この頃です。
従業員のみなさんが安心して働ける環境にしていくためにも、縦の繋がりも横の繋がりもきちんと大切にしていける会社でありたいと思います。

さてさて、今回はある日の何気ない雑談の中で出てきた話題の一つを膨らませて、みなさんにお話を届けていきたいと思います。

突然ですが、かの有名なロボット掃除機に使われている技術は、実は地雷探知機に使われていた技術なんだってみなさん知っていましたか?





私の上司が雑談の中で教えてくれたことなのですが、先述のロボット掃除機のように軍事技術が私たちの身の回りのものに転用されることを軍民転換というらしく、今や当たり前のように生活に溶け込んでいる様々なものが軍民転換の末に出来たものだそうです。
ちなみに軍民転換はスピンオフともいい、その逆(軍事転用)はスピンオン軍民両用の技術はデュアルユースと呼ぶそうです。スピンオフと言えば物語の外伝に使われるようなイメージだったので、そんな使い方もするんだと少し驚いたのが記憶に新しいです。ということはさておき。

なんと、もはやそれがなかった時代のことなんて想像ができないインターネットも、軍民転換で生まれたものの一つなんだとか。。

お恥ずかしながら初耳なことばかりで、そのときの私は「へえ~~」「ほお~~」と話を聞くばかりでした。ですがせっかく新しいことを教えてもらったので、もう少し軍民転換されたものについて調べてみようと思い、雑談の後にインターネットの海に飛び込むことにしました。(さっそく軍民転換の恩恵を実感しました。。)

調査の結果、軍民転換したものとして出てきたものは以下のような感じです。

  • インターネット
  • コンピュータ
  • IC(集積回路)
  • グローバル・ポジショニング・システム(GPS)
  • 光ファイバーケーブル
  • 携帯電話
  • デジタルカメラ
  • 電子レンジ
  • テレビゲーム
  • ドローン
  • トレンチコート
  • 缶詰
  • 腕時計
  • カーディガン

調べ切れていないと思うのでこれでもごくごく一部、だと思いますが、本当に色々あるんだなあというのが素直な所感です。中にはああなるほど、と思うものもあれば、えっそうなの?と驚いてしまうものもあって、どれも興味深いんですが。。
システムアイはIT企業なので、軍民転換されたIT技術関連にフォーカスしてさらにもう少し深掘りしてみようかと思います!
すべてじっくり書いているとものすごく長期連載になってしまいそうなので、一部抜粋という形で今回は以下の4点について書いていきますね。

  • インターネット
  • コンピュータ
  • 携帯電話
  • グローバル・ポジショニング・システム(GPS)

他のものもまた別の機会があればきちんと調べてご共有できたらな、と思います。もしくはここに挙げたもの以外にもこんなものも当てはまるんですよ!という情報があればぜひぜひ教えていただきたいです!お待ちしています(笑)

インターネット



インターネットは1969年にARPA(Advanced Research Projects Agency:米国国防総省高等研究計画局)が軍事目的で開始したARPANETが起源であるとされています。ARPANETは当初、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)、ユタ大学、スタンフォード研究所(SRI: Stanford Research Institute)の4拠点を繋ぐ形で運用が開始されました。
(余談ですが、そもそもARPAが発足したのが1958年、ARPANETの研究プロジェクトが発足したのは1967年のことだそうです。同時期にはあのUNIXも誕生していました。)


ARPANETが画期的だったのは、従来の、通信を行っている間回線を占有し続ける「回線交換」と呼ばれる通信方式ではなく、データを小分けにして回線に送り出すことで実際のデータの送受信時以外は回線を占有せずに済む「パケット交換」が採用されたこと。これは1968年に現在のルーターの原型であるIMP(Interface Message Processor)が開発されたことにより実現に至りました。


そしてARPANETでデータパケットを転送するため、1970年にホストコンピュータとホストコンピュータを繋ぐプロトコルとして「NCP(Network Control Program)」が誕生。その後NCPに変わるプロトコルとして1973年に開発が始まったのが「TCP/IP」でした。1981年にはARPANETに直接アクセスする権利のない組織向けにネットワークを設立する目的で、「CSNET(Computer Science Network)」も誕生しています。


ちなみに日本でのインターネットの起源とされているのは、ARPANET運用開始から15年後の1984年に運用が開始されたJUNET(Japan University NETwork)」だと言われています。これは東京大学、東京工業大学、慶応義塾大学間で構築された研究用ネットワークでした。なるほど、アメリカでも日本でもインターネットが生まれた当初は大学間を繋ぐために利用されていたんだ。・・・と思いながら調べていたのですが、どうやらそもそも当時のネットワークは政府機関や研究機関によって運営されていて、私的・商業的な利用を禁止されていたようです。
インターネットの商業利用が可能になったのは1990年代に入ってからということでした。日本で言うと平成に入ったくらいのことだったんですね。旧郵政省が1993年にインターネットの商用利用を許可したことにより、日本国内でもISP事業などが実施されるようになっていきました。


商業利用が可能になったインターネットはその後爆発的に世界中に広まっていき、お馴染みの会社やJavaの誕生など、見慣れた名前をよく目にする時代に入っていきます。

調べていたらついつい長くなってしまったので、今回はここで一旦切らせていただき、残りのご紹介はまた次回のストーリーで!ということで。
次回の更新をお楽しみに:)

※本内容に軍事行為を推奨するような意図はございません。

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