2023年12月4日に発売開始した当社の商品、『Nem Heal(ネムヒール)』
「美容のために睡眠の質を高めたい」という声に応えて開発された低反発枕。
体圧分散効果で首や肩の負担を軽減し、良質なお休み時間をサポートしてくれます。
そんな『Nem Heal』を開発したのは、当時、中途入社したばかりの新人社員だった立山 直樹さんです!
今回は、開発者の立山さんにインタビューを行いました。
目次
- 開発経緯
- 商品開発に大切なこと
- 『Nem Heal(ネムヒール)』について
- 今後に関して
- 開発経緯
- 商品開発に向いている人はどんな人?
- 最後に
■開発経緯
室谷:ウェルヴィーナスでは、お客様の美容と健康のために様々なサプリメントや化粧品の開発を行っていますが、寝具の開発は初めての取り組みですよね。
どのような経緯で「枕をつくろう!」と思ったんですか?
立山:何か新しい取り組みがしたいと思い、サプリメントや化粧品以外のプロダクトで、お客様の美容や健康をサポートできないか考えたことがきっかけです。
お客さまインタビューを読み込んだり、インターネットで市場調査を行い、美容のために睡眠の質を高めたいと感じている方が多数いらっしゃるという情報をキャッチしました。
2022年に発表されたケイティケイ株式会社の女性500人を対象としたデータ*¹によると
「美容のために日々実践していること」として睡眠の質向上が上位にランクインしています。
当社の商品をご購入いただいているお客さまからも、「睡眠の質を高めたい」という声が寄せられていました。同時に、「どのように睡眠の質を高めていけばよいのかわからない」という意見を多く耳にしたんです。
そんなお悩みに対しアプローチしたいと思ったことがきっかけで、枕の開発をスタートしました!
寝具、特に枕は睡眠に大きな影響があるアイテムです。
手軽に購入できる価格帯ですし、すぐに使い心地を体感することができるため、お客様にお喜びいただけるのではないかと思いました。
室谷:確かに私も「睡眠にこだわろう」と考えた時に一番に思いつくのは、上質な寝具を使うことかもしれません。おっしゃる通り、枕は生活に導入しやすいアイテムですよね!
お悩みにアプローチすることはもちろん、スムーズに生活に取り入れることができるかどうかも商品開発する上での需要なポイントなんですね!
■商品開発に大切なこと
室谷:ところで商品をつくろう!と思った時に、まず最初に行うことは何ですか?競合調査?とかですか?
立山:もちろん競合調査も徹底的に行います。ですが一番最初に行うことは、市場調査です。
「その商品が売れるかどうか」ということを分析して、予測することが必要なんです。
今後伸びていく市場なのかを考えたり、どれくらいの規模感のマーケットで、どれくらいのお客様が存在するのか、どれくらいのシェアを確保すれば売上を達成することができるのか調べていきます。
このあたりで競合調査も行います。
そういうことを徹底的に分析し、‟開発すべきである”という根拠がそろったら、初めて商品開発に動き出します。
室谷:動き出す前に、そもそも商品を作るべきかどうかをしっかり分析することが大切なんですね。
立山:そうなんです!
商品開発の中で一番時間と労力をかけるのは最初の分析といっても過言ではありません。
■『Nem Heal(ネムヒール)』について
室谷:『Nem Heal(ネムヒール)』の開発に関して、こだわった点を教えてください!
立山:”快適な眠りで上質なくつろぎ体験”というテーマをもとに、寝心地にこだわって開発しました!
こだわりポイントを4つご紹介します。
POINT1. 首・肩の負担を軽減する、体圧分散効果
人間工学に基づいた特殊形状を採用しています。
なだらかなフォルムが首や頸椎をサポートし、心地よい体勢を維持してくれます。
また、体圧分散効果で、首や肩の負担を軽減します。
※ユニチカガーメンテック株式会社*¹にて体圧分散試験を実施
POINT2. 自分好みの高さに!4段階の高さ調整
子どもから大人まで、どんな体格の方でも使用いただけるように、4段階の高さ調節を可能にしました。
付属の高さ調節シートを使っていただくことで7センチ~11センチまでお好みの高さで使用していただくことができます。
POINT2. 自分好みの高さに!4段階の高さ調整
背骨がまっすぐな状態で姿勢を保つことができるような構造で、しっかり体にフィット。
横寝姿勢にも対応しているので、寝返りも安心です。
POINT4. 心地よい寝心地!吸湿性×肌触りにこだわった素材
心地よい寝心地を追求するために、カバー生地にもこだわりました。
木材パルプを原料とした繊維「テンセル混生地」を採用。保湿性に優れていて、しっとりとして滑らかな肌触りです。
本体は、ゆっくり沈んでゆっくり戻る「低反発ウレタンフォーム」を使用しています。
さらに、ウレタン発砲時に抗菌防臭加工を施し、ニオイ対策も万全。また、底面には滑り止め加工を施し、就寝時の枕のズレを防止できるように設計しました。
室谷:わ~。しっとりしていて柔らかな肌触りですね。これは気持ち良いです。
カバーは取り外して洗うことができるんですよね。
立山:もちろんです!取り外して洗濯できるので、清潔にお使いいただけます。
■今後に関して
室谷:次はどんな商品を開発する予定なんですか?
立山:まだ市場調査段階で、明確にお話しできるほど構想が固まっていない状態です。
ですが、チームの構想としては年間6商品を目標に商品開発を進めていきたいと考えています。
1人で開発できる年間の商品数は多くて2~3商品だと思うので
年間6商品をコンスタントに生み出すためには、メンバーを増やす必要があります!
ですから、一緒に商品開発に挑戦してくれる方を募集しています。
■商品開発に向いている人はどんな人?
室谷:どんな人が商品開発に向いていると思いますか?
立山:いろいろな要素が必要になると思いますが、これは絶対に必要だと思う要素を2つ紹介します。
1.データを分析して課題を抽出できる人
定性的な面から「こういう商品を作りたい!」と思うことが良くないわけではありませんし、身の回りの人の意見やお困りごとから商品開発のヒントを拾い上げることはとても重要だと思います。
ですが、私は定量データに基づいた分析が必要不可欠だと考えています。
市場の分析を行い、世の中が抱えている課題に対してどのようなアプローチができるかということを明確にして行動できる方が、当社の商品開発にマッチすると思います。
2.常にインプットを続けることができる人
市場の変化を感じ取って、常に流行りや需要に敏感であることは商品を開発する上で必要なことです。
私の場合は、世の中の情報をキャッチアップしていくことが好きなので、隙間時間にインターネットやSNSでいろいろなことを調べています。
意識してインプットすることもありますが、無意識な部分も多いかもしれません。
世の中の移り変わりや動向に敏感で、リサーチすることが好きな人は商品開発に向いているのではないかと思います。
室谷:ありがとうございます。
ついついスマホで調べ物をしたり、新商品のチェックが好きな人は向いているかもしれないですね!
立山:そうですね!向いていると思います!
専門的な調査方法に関しては、入社後は当社のフォーマットに沿ってレクチャーしていきます。
ですから、とりあえず‟世の中の動向に敏感な人” ‟最新の情報を調べることが好きな人”であれば、入社後にどんどん成長していただけるのではないかと思います!
■最後に
室谷:記事を読んでくださった方にメッセージをお願いします!
立山:最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
商品開発にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ挑戦してみてください!
もちろん、当社でなくても商品開発はできますが、
未経験で入社後すぐに商品開発することのできる会社は少ないと思います。
当社は個人の裁量が大きく、本当にすぐ商品開発に挑戦することができますよ!
商品開発に必要な知識やプロセスに関してはしっかりサポートしていきますので、安心してください。
皆さまとお会いできることを楽しみしています!
室谷:立山さん、ありがとうございました!
脚注
*¹ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000082917.html 出典:ケイティケイ株式会社(https://www.ktk.gr.jp)
*² ユニチカガーメンテック株式会社は民間の第三者試験機関です