CafeGroup取締役 北田栄二インタビュー【後編】|経営統合という選択
福岡支社の頼れるリーダーとして活躍している北田さんのインタビュー後編です。
前編では主にキャリアや働き方を深掘りしましたが、今回はCafeGroupとしての統合にフォーカスした後編です。取締役とCG事業部長の兼任という新体制で、現場と経営の両面をどう進めていくのか。社内だからこそ知り得る裏話を交えつつ、たっぷり伺いました。
目次
- ―会社統合に伴い、取締役に加えてCG事業部長も兼任される経緯と、新体制での役割や目標を聞かせてください。
- ―チームや組織はどう変わり、どんなシナジーを生み出したいですか?
- ―今後の事業領域や進化について、どんな展望がありますか?
- ―CG・デジタル領域をさらに広げるために、どんな取り組みを考えていますか?
- おわりに
―会社統合に伴い、取締役に加えてCG事業部長も兼任される経緯と、新体制での役割や目標を聞かせてください。
会社統合に至った経緯は、ModelingCafe、AnimationCafeでそれぞれのスペシャリティを活かした部分的な請負業務が主でしたが、両社が10周年を過ぎ、成熟してきたことから代表の岸本とAnimationCafe取締役の大竹と僕で話し合って、最終的な統合を岸本が決断しました。今後は部分的な請負業務だけではなく、企画、製作から携わっていけるような体制づくりを目指していく必要があります。
就任の経緯に関しては、ModelingCafe、AnimationCafe共にアーティストが主体となっている会社なので、現場に理解があり、制作と経営のバランスを取りながら舵を取る必要がありました。なので、代表の岸本と取締役の大竹とも何度も話し合って決断しました。
それに伴って僕の役目も制作現場の統括・スーパーバイザーから、ModelingCafe、AnimationCafeの各チームをCG事業部として一つにまとめる役割へと変わってきました。全く文化や業務形態の異なる2社が1つの会社として再スタートするので、文化や業態の違いから従業員の不平や不満などが出てきますが、CG事業部として一つの方向を目指す。方向性を示してCG事業部として事業を前進、発展させていくことが僕の役割になってくると思っています。
そういう意味では、制作現場からよりマネージメント・経営に重きを置くような役割に変わってきていると思います。
―チームや組織はどう変わり、どんなシナジーを生み出したいですか?
初年度なので、できるだけ制作現場に混乱がないように統合を進めました。現時点では現場レベルでの大きな変化は起きていないと思います。ただ、バックオフィスや情シスチーム、プロデューサーが所属するマネージメントチームは、これまで2社で別々に運営されていたこともあり、大なり小なり混乱があったかもしれません。
組織体制や人事の大幅な変更は控えましたが、今後1〜2年をかけて、より良い組織づくりを目指してチーム再編、人事、採用・育成に力を入れていきます。これから徐々に大きく変化していく予定です。
一方、シナジーとしてはライセンスやソフトウェアの効率化が挙げられます。2社で別々に管理していたライセンスを統合したことで、運用がかなり効率的になりました。さらに統合後、企画や製作段階から参画できるようなプロジェクトの相談が確実に増えています。企業規模を拡大したことでリスクもありますが、大きくなったからこそ取り組めるプロジェクトがあることを実感しています。
―今後の事業領域や進化について、どんな展望がありますか?
CG事業部に限って言うと、所属アーティストが130名、全体で170名を越えました。独立系の国内スタジオとしては比較的、大規模なスタジオになりました。今後、急激に増員されることはないですが、CG事業部としては国内トップクラスのCGスタジオを目指したいと思っています。
2024年の忘年会ではグループ全体とパートナー企業200名以上が参加
自動車やゲーム産業には産業を代表する会社がありますが、あえて「CG産業」と言うと、まだ産業を代表するような規模の会社がありません。自動車産業で言うトヨタ、ゲーム産業における任天堂のような、産業を代表する会社に育てていきたい。まだまだ時間はかかると思いますが、1つ1つ確実に課題をクリアして、産業を代表するような会社を目指していきます。
―CG・デジタル領域をさらに広げるために、どんな取り組みを考えていますか?
これからも既存の映像、ゲームといったエンタメCGを主軸にしながら、CafeGroupならではのクオリティの高さ、マネージメント力、管理運営能力の高さを武器に、エンタメだけにとどまらず広げていきたいと思っています。
基本的にはエンタメを主軸にしていくことは変わりませんが、CafeGroupの特徴を活かした他業種とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいきたいです。具体的なお話はまだ出来ないのですが、水面下で着々とCG、デジタル領域を絡めた新規事業は進んでいます。
まだ先の話にはなりますが、新しいIPの創出や自社コンテンツなども増やしていけるように、さまざまな取り組みを統合と共に進めています。近々、発表できることがあるかもしれませんが、それまで楽しみにお待ちいただければと思います。
おわりに
前後編にわたり、北田さんへのインタビューをお届けしました。
統合という大きな節目を迎えたCafeGroupが目指すのは、単なる規模の拡大ではなく、産業を代表するスタジオとしてCG業界そのものを牽引する存在になることです。
現場を知り尽くし、経営の立場から組織全体を俯瞰できる北田さんのようなリーダーがいるからこそ、会社としての方向性が明確になり、メンバーも安心して挑戦できる環境が生まれるのだと感じました。
これからのCafeGroupは、新しいプロジェクトやコンテンツの創出を通じて、さらなる進化を遂げていきます。私たち広報チームもその変化を社内外に発信し続けますので、今後の展開を楽しみにしていただければ幸いです。