携わるプロジェクトの内容にはそれなりに満足だったものの、常駐する環境、将来に向けた生活不安があり、転職を意識するようになったという矢羽々佳起さん(24歳)。いろんな会社と比べてみて、なぜ日本ナレッジスペースを選んだのか。その理由と、自分の判断について、どう感じているのか。話を聞いてみました。
福利厚生が一番整っていました
――前職では、どのようなことを?
矢羽々/SESで大学との共同研究に携わっていました。ひとつは物流システムを効率化する提案。教授や学生とともに抽出されたデータをもとにシステムの最適化を検討して、プログラムを開発し、実装するプロジェクトでした。もうひとつは先行研究で、その内容は言えません。どちらもC++をつかって開発していました。それなりにやりがいはあったものの、家から常駐先まで通うのにドアツードアで片道2時間半。そろそろ結婚を、と考えていて、経済面での不安もありました。理想としていた職場のイメージは、将来のキャリア形成がしっかりできる、能力を評価してもらえる会社でした。確かな実力を身に付けるために勉強したいと思っても、前の会社では、家に帰って勉強するゆとりはありませんでした。通勤時間を利用しようと考えても、電車が混んでいる時間帯のため、難しかった。それで、よりはたらきやすく、スキルアップが目指せる環境に移りたいと考えたのです。
――転職を考え、候補となる会社を選ぶなかで、重視したことは何でしょう。
矢羽々/将来への安心感が持てて、エンジニアとしての能力をしっかり評価してもらえるところ。いろんな会社を調べて、比べてみて、この会社が一番、福利厚生が整っていました。そして社長の松岡さんと会って、話してみて、社員のことを思いやり、考えてくれる人だなあと感じて、入社を希望しました。設立からまだ5年くらい。若い会社なので、一緒に成長していけた良いな、と思っていました。
――そもそも、なぜエンジニアになろうと思ったのでしょうか。
矢羽々/パソコンがどういうふうに動いているのか。中学生の頃に興味を持って、面白そうだな、と思ったのです。だからこそ、やるなら幅広い開発領域に携わって、技術知識を身に付けて、スキルアップしたい。そんな希望が叶えられる環境を求めていました。
同じ現場の先輩が「すごい」
――現在は、どんな開発をされていますか。
矢羽々/医療系で、レセプトコンピューターシステムの開発をしています。SESですが会社の先輩が同じ現場にいてくれて安心です。しかも、何か気になることがあって、確認してほしいと要望を出せば、すぐに会社が動いてくれます。通勤のストレスもなくなりましたし、気持ちにゆとりが持てています。すごく満足していますね。
――まだ入社されて数ヵ月ということですが。
矢羽々/同じ現場の先輩が手厚くサポートしてくださるので助かっています。コードを書いていて、どういう処理をしようか、迷っていたりすると、自分が担当する作業をされていても、ぱっと見ただけで、困っている内容を理解して「こういうふうに対処すれば良いよ」と言ってくれます。変数がどこでつかわれているかなど、すぐにわかって、アドバイスしてもらえるので「すごいな」と。技術理解が深いだけでなく、説明も端的でわかりやすいです。
――先輩に学べる点が多そうですね。
矢羽々/これは入社して気付いたことですが、コミュニケーションのスキルが高い人が多いと感じます。どんな人とでも、きちんとやりとりできるというか。尊敬できて、学べる点がかなりたくさんあります。
結婚式場を予約しました
――前職での課題だった、将来に向けて勉強をする時間もできましたか?
矢羽々/そうですね。現場で学べてスキルアップできるだけでなく、自分で勉強する時間をつくれるようになりました。前の会社にいた頃は、休日は疲れを回復するためにつかっていましたが、今は学びにあてる時間を1時間確保して、平日も余裕があれば勉強しています。
――具体的には、どのようなことを?
矢羽々/今携わっているプロジェクトは、メインでつかう言語が、以前の職場と同じC++だったので、アサインを希望しました。もう少しブラッシュアップしたいと考えていて、自分でも勉強しています。またデータベース言語としてSQLを。まずは自分がさわってことがあるものからマスターして、さらにスキルの幅を広げていきたいと思っています。Pythonの勉強も独学ではじめました。AIも興味があるのでチャレンジしたいですね。
――エンジニアとして目指しているイメージはありますか?
矢羽々/幅広い開発領域で活躍できるエンジニアですね。いろんなプロジェクトに携わるチャンスがあるので、視野を広げていけると思いますし、期待しています。
――前の職場では、経済的な不安もあったということでしたが、その点は解消されましたか。
矢羽々/入社して、まだ数か月ですが、この会社なら安心。大丈夫だと確信できます。同じ現場の身近な先輩に育児休業を取得した人もいますし。実はもう、結婚式場も予約しました。