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投資ベンチャーCFOが保育業界を選んだ理由|社員インタビュー《山田義久》

こんにちは。株式会社Kids Smile Projectです!
今回は、経営企画部長の山田義久さんにインタビューさせていただきました。

海外の大学への進学、リーマンショック、リストラ、投資ベンチャーのCFO・・・
波乱万丈な人生を歩んできた山田さん。
全くの異業界から保育業界に入り、今では経営企画部長として活躍されています。

この記事を通して、『経営』という視点から見た時の保育業界の面白さや、これからのキッズスマイルプロジェクトについてお伝えできればと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。


《山田義久》
株式会社Kids Smile Project 経営企画部長。
フランスの大学を卒業後、バイオベンチャーに就職。
大手証券会社に転職するも、リーマンショックでリストラの対象に。
投資ベンチャーにて、CFOを経験。
その後、Kids Smile Projectに転職。

本日はお時間をいただきありがとうございます。
まず、ご経歴について教えていただけますか?

私は滋賀県出身で、高校卒業後にフランスに留学しました。
当時、デザインや文化に興味があり、
学費の安さや留学生向けの支援が手厚いことから、フランスを選んだんです。
最初は地中海沿岸の街、ニースでホームステイをしながら語学を学びました。
その後、アルプス山脈の麓にあるグルノーブルという
教育機関や研究機関が集まる街の大学に進学し、修士号まで取得しました。

帰国後、バイオベンチャーの営業職に就職し、遺伝子解析などに使う機器の卸販売に従事。
その時から、ビジネスというのは、
『最終的に、お客様からいかにお金を頂戴できるのか』だと思っていましたので、
お客様とのインターフェースになり、お金をもらうプロセスを学ぶことができる『営業』という仕事は、
自分にとって最適な選択だったと思っています。

その後、証券会社に転職したのですが、2008年のリーマンショックが起こり、
事業部ごと全てなくなるという経験をしました。

その当時は、金融、投資の世界で生きていこうと思っていました。
ただ、時期が悪かったこともあり証券業界のポストがなく、1年弱くらいはフラフラとしていましたね。
振り返ってみると、この時期にたくさんの本を読んだり、新しい挑戦をしたりと、
自分を成長させる貴重な時間があったので、リストラも悪くなかったな、と今では思っています。

2009年に、証券アナリストの集団が独立して立ち上げた投資ベンチャー企業に入社。
そこでのCFO(最高財務責任者)としての経験や、証券アナリストとしての経験は
その後のキャリアに大きな影響を与え、今の自分を形作っています。


非常に多様な経験をお持ちですね。
そういったキャリアの中で山田さんが大切にされていることはありますか?

まず1つ目が、『自分の業務範囲を限定しないこと』です。
私が投資ベンチャーの会社に入社したのは、
証券アナリストになりたいという目的があったからでしたが、
未経験だったこともあり、実際の業務はお茶出しなどの管理業務がほとんどでした。

それでも、「自分の担当ではないからこの業務はやりません。」というようなことは
絶対にしないようにしていました。
そうしているうちに、様々な仕事をいただけるようになり、
入社から5年が経つころにはCOOとして事業全体を見るポジションにまで昇進しました。

一見バラバラに見える仕事であっても、どこかで繋がっているものなんですよね。

もう一つ、常に思っているのは、『仕事は、運の要素も大きい』ということです。
投資業界というのは、非常に不安定な業界ですから、
自分で知っている限り2回はリストラリストに名前があがりました。
そこで助かったのは運のおかげだと思っています。
ですから、調子が良い時も謙虚さを忘れず、悪い時も自分を責めすぎないようにしています。
流れが変わればまた状況も好転することがあるので、常に変化に備えながら仕事に向きあっています。


投資業界というシビアな経験が山田さんの仕事観を作っていったんですね。
そこから保育業界という全く別業界に興味を持たれたきっかけは何だったのでしょうか?

私には10歳、7歳、1歳の3人の子供がいるので、
一人が卒園すると、次の子が入園・・・と10年以上にわたって保育園に関わっているんです。
そのため、人生のどこかで保育に関わる事業に挑戦したいとずっと思っていました。


その中で、キッズスマイルプロジェクトへの入社を決めた理由はありますか?

実は、証券アナリストとして訪問した企業の一つが、キッズスマイルプロジェクトでした。
その時には特に転職などは考えてもいなかったのですが、
前の会社からの転職のタイミングでキッズスマイルプロジェクトの経営企画部の求人を見つけて、
中西会長に直接連絡しました。
そこからは、とんとん拍子で入社が決まり、2023年10月にキッズスマイルプロジェクトに入社しました。

証券アナリストとして会長とご飯に行った際に、
会長に「上場企業としての心得は何ですか?」と問われ、
「業績計画を達成することが使命です」とお答えしたのですが、
入社後に、会長から「あなたが言ったことを守っています」と言われた時は、本当に感動しましたね。



入社してみて、保育業界はビジネス的にどのような魅力や課題があると感じますか?

まず、保育業界は非常に安定しており、経営基盤がしっかりしています。
当社においても、財務的に健全で、キャッシュも潤沢にあり、そこは、すごくチャンスだと感じています。例えるなら、玉が込められたマシンガンを持っているような、どこにでも攻めていける状態なんです。

一方で、業界としてはまだまだ効率化の余地があります。
たとえば、私が入社した時点では、社内での情報共有や業務効率化のためのITツールが
ほとんど整備されていませんでした。
議事録の共有システムさえ存在しなかったんです。
業務の効率化を進めていますが、まだまだ改善の余地があり、
自分でそういった環境を変えていけるのは非常に面白い部分でもあります。


今後の展望や新規事業についてもお聞かせください。

当社は今、まさに大きな転換期を迎えています。
会社の進む方向を再定義し、事業領域を大幅に拡大、社名の変更も予定しています。
幼児教育のサービス会社から、総合パーソナルケアサービスの会社へと、
新たに生まれ変わろうとしています。

これまでの認可保育園事業やプレミアム教育事業に加え、
産後ケアや海外留学支援といった新規事業にもチャレンジしています。

この大胆な転換の背景には、保育園業界を取り巻く環境の変化があります。
時代のニーズに応じて柔軟に対応できるのは、
当社がこれまで築き上げてきた確固たる基盤と豊富なノウハウがあるからこそです。

そして、まだどの分野に本格的に注力するかは模索中ですが、
その未知数な部分こそが新しい可能性と挑戦に満ちた魅力です。
多様なビジネスの展開を楽しみながら、次なる成長へと進んでいける今の当社は、
とても面白いと感じています。



会社の大きな転換期となる今、どのような人材を求めていますか?

本部で働く社員に求めるのは、保育士や園のサポート役ではありません。
自ら手を動かし、スピード感を持って関係者を巻き込み、
事業を動かしていく“アクションドリブン”な人材です。

新規事業の立ち上げ、既存業務の効率化ーー。
どれを取っても、待ちの姿勢では成果は生まれません。

現在進行中のプロジェクトも数多くありますが、事業を成功させる鍵は、
スピード感と柔軟性をもって次の挑戦を仕掛けることです。
現状に満足せず、変化の波を自ら作り出せる人こそ、
我々と共に新しい未来を切り拓いていけると考えています。

我々のフィールドには、次々と新たなチャレンジが生まれる。
だからこそ、ただ指示を待つのではなく、自分の意思で動き、
挑戦することを恐れない方にエントリーしてほしいと強く思います。
スキルや経験だけでなく、「行動力」と「突破力」を持つ方と共に、
さらなる飛躍を目指していきたいです。


最後に、今後の個人的な目標や展望を教えていただけますか?

自分のモットーである『自分の業務範囲を限定しない』を体現して、
いろんなことにチャレンジしていきたいです。
証券アナリストからCFO、そして今は保育業界の経営企画部長として働いていますが、
どのポジションでも一貫して、自分の枠を決めずに広い視野でビジネスを捉えることを大切にしています。

今後数年は、目の前にある新規事業に注力していく予定ですが、
その先で何をしているかはわかりません。
しかし、それが楽しみでもあります。新しいチャンスや可能性がある限り、
私はどんな挑戦にも前向きに取り組んでいきたいと思っています。


山田さん、とても興味深いお話をありがとうございました!

最後までお読みいただきありがとうございます。
キッズスマイルプロジェクトでは、
現在一緒に働きたいと思ってくださる方のご応募をお待ちしております。

ご興味をお持ちいただいた方は、お気軽にご連絡ください。
次回の投稿も楽しみにしていてください!



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