マイナンバーカードのトラブルが、次々とメディア取り上げられています。個人のマイナンバーと健康保険証番号との紐付けの際に発生したミスは、手入力やコピー&ペーストでデータ作成していた、という人為的な原因もあるそうです。
弊社も約25年、お客様の給与計算や社会保険手続きをおこなっていますので、手入力の際に発生するミスや漏れの発生リスクは常々感じています。「ミスしないぞ!」と強い心で業務にあたっていても、起こることはあります。報道を聞いて、システム連携などのデジタル技術を活用し、人為的なミスを防ぐ必要がある、と強く思いました。
さて、マイナンバーの取扱い方法は、法律で厳格に定められています。弊社HRサービス部では、受託企業様から従業員さんのマイナンバーデータをいただく際は、セキュリティ対策がされた共有クラウドに保管いただき、一定期間経過後、自動で削除されるようになっています。マイナンバーを確認できるスタッフを限定し、専用スペース「マイナンバールーム」を設け、入退出時間も記録しています。給与計算・社保手続きシステムに取込み後は、ツールを利用しPCからも完全消去します。
ちなみに、給与計算・社保手続きシステムは、チェックデジットエラーがかかるようになっており、マイナンバーの法則性に反した番号や桁数違いの場合は、取り込めなくなっています。
今では、健康保険加入手続きの際、原則マイナンバーが必要でして、万が一誤りがあった場合は、その旨の連絡がありますので、「今後は紐付けミスは減少するだろう」と私は思っています。弊社も引続き「ミスしない給与計算」を目指します!!