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社長として子会社を設立、挫折と新たなチャレンジ|ウミガメ株式会社 須田侑揮

今回インタビューしたのは、ウミガメ株式会社の須田さんです。同社に入る前のキャリアや入社のきっかけ、現在の仕事を中心にお話を伺っています。実は須田さん、ウミガメ入社後すぐに子会社を立ち上げ、社長に就任。経営者を経て、社員として会社に戻ります。そんなユニークな経験を含め、思う存分語っていただきました。 

「社長になる」夢を追い、様々な職を経験

――自己紹介とこれまでのキャリアを、お話しいただけますか?

 須田さん:宮崎県宮崎市の出身です。学生時代は漠然と夢はあったものの、具体的にやりたいことは全然なくて。

 「社長になりたい」との夢をもったのは中学生の時。役職への憧れが大きかったです。 

高校卒業後はJAに入り、銀行員としてキャリアを積み、退職後に夢への第1歩として個人事業主に。光回線などの訪問販売やテレアポ営業が主な仕事でした。2、3年続けましたが、社長になれたとの実感はあまり得られませんでした。 

収入としても会社員より多少稼げる程度でしたので、それならばとサラリーマンとして働くことにしました。前職の経験を活かし、太陽光発電システムの販売をしました。約3年間イベントや訪問で販売した結果、営業力が向上。

職歴を活かして次に選んだ転職先は、株式会社リクルート。配属先は飲食関係の営業部門でした。しかし、入社後ほどなくしてコロナ禍に。グルメ業界が大打撃を受け、営業がうまくいかない状況が続きました。その時期に始まったのが在宅勤務。家にいながら仕事ができるということに驚きを覚えたのと、新たな環境での仕事に楽しさを感じていました。家で仕事ができるということは、宮崎にいながら県外の仕事ができるのでは?と考え、フルリモートで勤務することへの魅力を感じます。

これが東京などの会社へ転職を考えるきっかけになり、そうして出合ったのが、ウミガメです。

 ウミガメ入社後、すぐに夢が実現 

――ウミガメに入ろうと思った理由や面接での印象は?

須田さん:元々歯科業界に強い興味や、業界を変えたいといった想いも特になく、わりと軽い気持ちで応募しました。理由はフルリモートで働けるのと、マーケティングなどを手がける会社に勤めてみたかったからです。 

面接でお話しするうちに、ここで働けば自分のキャリアアップにつながると強く感じました。いくつか質問を受け、社長になる夢も伝えます。でも、それはあくまで将来的な話。当然、私は社員として働くつもりでした。ところが面接の結果、予想外の展開に。松下さんより「じゃあ、社長やっちゃえば?」と子会社の立ち上げを提案されたのです。

まさかの提案で最初は驚きましたが、こういう機会はめったにないぞとチャンスを掴みたい一心で志願しました。 

後日、ウミガメが出資する形で子会社「Value Bet」を設立。私が社長を務める話がまとまり、運営を担うことになりました。 

――どんな事業をしていくか、お考えになりましたか?

須田さん:構想がなかったわけではないものの、この事業をやりたいというのがなかったんです。これで世界を変えるぞ、との社会的な想いを一切持ち合わせておらず、事業を創出していくのが課題でした。

松下さんたちと、子会社「Value Bet」の運営について話し合った結果、最初はHPの制作やウミガメ同様のマーケティングサービスの提供で進めていくことになりました。2021年の4月から、約3年間運営しました。 

――どのような展開を経て、クローズに?

 須田さん:HP制作から始め、営業代行的なDMの送信なども行いました。オウンドメディアの展開に加え、ウミガメの仕事を受け持つことも。一貫してマーケティングサービスを提供するも、売上はあまり上がらず、私の力不足だと感じました。

一向に会社が成長した実感がなく、それが大きな課題感として残り続けます。 

クローズ前、松下さんに、私はゼロイチが不得手だと指摘され「ベンチャー企業の創業社長より、作り上げられたものを伸ばす方が向いている」との助言もいただきました。

それで、クローズして、ウミガメにグループインをして一緒にやっていくことに決まります。

――松下さんと話をされた時は、どういう気持ちでしたか?

須田さん:はじめは、経営ができなくなる寂しさを感じました。ただ、この感情は特に深い意味はなく、単純に思い入れがある会社だったので、寂しさを感じたというだけです。経営は、別の形でもできると思い直すと、この寂しさはすぐに消えました。

もう1つ目は、ウミガメとして一緒にやっていくのは、逆にチャンスだと思いました。子会社ではマーケティングを展開したものの、本格的な知識は独学以上のものはなく、そこを松下さんから学べて伸ばしていける点は大きなメリットに感じました。

――社員として働いてみて、経営経験を積んだことがどのように活きていますか?

須田さん:経験が活かされているのは管理面。数値や顧客の管理をどうしていくかという部分です。

 ウミガメは急成長してきた反面、管理面の構築を行わないといけない部分が少なくないと感じました。そこで「こう改善した方がいいのでは」との提案ができたのは、経験が生かされていると感じています。

ウミガメの魅力はチャンスが豊富なことと、上下関係のない風土

――通常は段階的に社長になるものを、いきなり社長に就任し、その後社員として働くというユニークなキャリアを築ける環境ですが、須田さんから見たウミガメで働く魅力とは?

須田さん:ウミガメの魅力は大きく2つあると思っていて。

1つはチャンスがたくさん転がっている点。私が子会社を立ち上げたのも、経営陣からオファーがあったからです。

松下さんがよく言うのは「ボールを拾えるかどうか」。いっぱい転がるボールを、しっかり拾えれば大きなチャンスが巡ってくる。そういう場が無数にあるのが魅力です。

もう1つが、上下関係が少ない点。下から上にも発言でき、逆に上から「これやってくれない?」と依頼がくることも。

新入社員の方にもチャンスがあって意見も言えるという点は、働く上で魅力的に映ると思います。

リモートワークでのメリット・デメリット 

――現在も宮崎県在住で、フルリモート勤務。難しさを感じたことはありますか?

須田さん:難しさを感じたのは、最初私が営業をしていた頃。実際に会うのとリモートでの営業では全然違います。話している中でこの相手はどこが腑に落ちないのか、どこをもっと押すべきかの見極めは、リモートの方が難しい。

一方業務は自制して行えばわりと自由で、仕事をきちんとしつつ、自分の時間も持てるのが良いところです。

――メンバーとの関係を築く意味でも、定期的にレクリエーションが開催されるのですか?

 須田さん:台湾旅行もありましたし、来月は東京で開催されます。普段会えない人も多いので、関係の構築が全然できていない人もいます。ただ、仲良くすれば仕事がうまく回るわけでもない。リモートできちんと打ち合わせができれば、全く問題ないでしょう。

現状特にリモートで難しいことはありません。

今後の展望

 ――今後ウミガメでどんな経験をし、キャリアを築いていきたいですか?

須田さん:マーケティングを極めたいです。具体的には、数値の管理やどうすればうまく回るかの細かな部分の施策を学んでいきたいです。

マーケティング業務は幅広く、人材の需要も非常に幅が広がっています。他部署の者がセールスの手伝いを行うことやマーケティング担当が違う業務を行うことも。守備範囲が広くて苦しいというより、いろいろと吸収できるチャンスだと捉えています。様々なことを通じて経営面や方針も含めて全体的に学んでいければなと。

あとは急成長を遂げる当社が順調に成長をしていくとより大きな組織へと変わっていくと思います。それこそ、IPOをするかもしれません。そういった際に自分がどういった立ち位置でどういう業務を担っているのか、想像したらワクワクします。

いずれにせよ大きな学びがあるはず。そういう意味でも大変楽しみな会社です。

未来の仲間へ

――最後に、ウミガメに転職を考えている方に向けてメッセージをお願いします。

須田さん:私同様フルリモートの仕事を探す方でもやっていけます。どの地域にいても、そこで問題なくやっていけるのが当社の利点です。

私たちのように急成長している企業は、一般的な会社とは違う刺激やチャンスが相当多い。チャンスを掴みたい方や成長したい方にとって、最適な環境です。

いろんな職種で働いてきた人にしかない視点が、ウミガメを救うこともあります。ぜひ多様な方に入社いただき、一緒に働ければと思います。

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