Y CombinatorのYoutubeを見て面白いなと思ったことがあったのでシェアしておきたいと思います。
動画自体の話題は多岐にわたっているのですが、僕が面白いと思ったのはリーンスタートアップのあり方、スタートアップのベストプラクティスが変わってくるかもという話です。
具体的には以下もような話です。
従来のリーンスタートアップでは、「まず50人にインタビューをして、顧客ニーズをしっかり確認してからプロダクトを作る」方法が推奨されていましたが、今だったら「とりあえず高速にプロダトを作り、その過程でインサイトを深めていく」スタイルの方が良いのでは、という内容です。
なぜこの変化が起きたかというと、主に2つの理由があります。
AIによるアイデアの再評価:
過去には「これは実現不可能」または「採算が合わない」と思われていたアイデアが、AIによって再び可能性を持つようになった。
例えば、以前は膨大な手作業や人間の介入が必須だったサービス(人材評価やパーソナライズ学習、顧客サポートなど)が、AIによって現実的にスケール可能になった。要は今なら良いアイデアいくらでもあるよって話ですね。
AI活用による高速かつ低コストの開発環境の実現:
AIや大規模言語モデル(LLM)を使うことで、従来は長期間・高コストで作っていたプロダクトが、短期間・低コストで開発可能になった。
その結果、先に大量のユーザーインタビューを実施しなくても、すぐに「動くもの」を試作し、ユーザーに提供してリアルタイムでインサイトを獲得するアプローチが可能になった。
つまり、従来の手法にあった「事前に市場性を完璧に確認してから進める」という縛りが緩和され、「技術ベースで高速に実験して市場を探り、プロダクトを進化させる」という方法がより効果的になったのです。こちらは今ならソフトウェアって安価に簡単に作れますよって話です。
そういえばシリコンバレーにいた時にFounders Instituteに参加したことがあるのですが、その時にアイデアバリデーションのために10名だったか50名だったかにインタビューせよと言われたことを今でも覚えています。
言われたことを鵜呑みにせず、なぜ?とか自分や自分の置かれたシチュエーションにあっているのかを考えることは大切ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=K4s6Cgicw_A

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