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デザイナー連携を深め、“スタンバイらしさ”がブレないプロダクトを作る/デザイナー

デザイナー連携を深め、“スタンバイらしさ”がブレないプロダクトを作る

S.Y
プロダクト部 APPグループ デザイナー

フリーランスで約11年間、Webサイトやモバイルアプリのデザイン、プロダクト開発を経験。スタンバイへはモバイルアプリのリニューアルに携わったことをきっかけに、2022年4月に入社。現在はiOS/Androidにおけるアプリデザインを担当。

フリーランスからの転身。ゼロから携わったプロダクトに本気で向き合おうと思った

スタンバイに入社する前は、11年ほどフリーランスとして、さまざまな案件のデザインや開発に携わってきました。業務委託で「スタンバイ」アプリのフルリニューアルを手掛けたことが、フリーランスから正社員へと働き方を大きく変えるきっかけになりました。スタンバイから仕事の相談を受けたときは、「既存事業のアプリのリニューアルをゼロから経験できる機会は珍しく、大きなやりがいのある仕事だ」と考えました。本当に必要な機能を精査し、半年後に新バージョンをリリースできましたが、そこからもやるべきことはたくさんありました。ゼロからプロダクトに関わったことで、もっと本腰を入れてスタンバイというプロダクトや会社が解決しようとしている社会の課題に向き合いたいという想いが強くなっていきました。また、リニューアルを進める過程で、「スタンバイらしいデザイン」というものがまだ明確に定まっていないという課題も見えてきました。スタンバイでは組織上、Webサイトのデザイナーとモバイルアプリのデザイナーが別々のグループに所属しているため、それぞれが「スタンバイらしさって何だろう」と考えながらデザインしている状態でした。全社で統一された“スタンバイらしさの定義”があれば、ひとつのプロダクトとして、より高品質な体験をユーザーに届けることができる。そういった定義まで踏み込んでいくのなら、業務委託という関わりではなくスタンバイのプロダクトに集中してやっていくべきだと考え、2022年4月に入社を決めました。

デザインガイドライン策定で、「スタンバイらしさ」を定義する

入社後はモバイルアプリのUI/UXのデザインを担当しながら、デザインガイドラインの策定に取り組みました。Webサイトとモバイルアプリそれぞれで過去に検討したペルソナやサービス人格、キーワードを持ち寄り、デザイナー全員で議論しながらスタンバイのあるべき姿を言語化していきました。デザインガイドラインでは、プロダクトやコミュニケーションにおける「スタンバイらしさ」の基本となるキーワードをデザイン原則として定義し、それを根拠にプロダクトで使うべき色やフォント、文言や写真選びの指針などを設計しています。デザイナーだけでなくスタンバイに関わるすべての人を対象としてガイドラインを策定することで、より一貫した体験をユーザーに届けることができます。

各プロダクトのデザイナーはもちろん、エンジニアやセールス担当などデザイナーでない人であっても、スタンバイらしい意思決定や資料の作成ができ、それぞれが自分のやるべき本質的なタスクに集中できるようルールを整えられたことは、入社後1年の大きな成果だったと考えています。

その過程で、Webサイトとモバイルアプリのデザイナー同士が密にコミュニケーションをとるようになり、相互に良い施策を取り入れるなど、連携し合うカルチャーは以前より強くなっています。「デザインを良くしていこう」という全社認識が徐々に広がっていることもうれしいですね。

多様な仕事選びの切り口から、ユーザーの“良い働き方”探しをサポート


モバイルアプリのデザインについては、シンプルでわかりやすいことを重視しながら、ユーザー一人ひとりに向き合った機能改善を意識しています。モバイルアプリのユーザーは、検索エンジン経由での流入が多いWebサイトに対して、スタンバイを明示的にインストールしているため、ユーザーの期待に応えてサービスを使い続けてもらうことが、より重要になります。

具体的には、多様なこだわり条件をタブに振り分け、ユーザーの属性ごとに希望の条件を指定しやすい検索UIの設計や、初めての仕事探しで世の中にどんな職種があるか分からないユーザーに対して、曖昧な希望でも検索できる「体を動かす仕事」「すぐに働ける仕事」といった条件の新設など、ユーザーの行動や困りごとから仮説を立て、スタンバイ独自のデザインを追求しています。

これまでのフリーランス時代に携わってきたプロダクトは、ユーザー属性が自分と近かったり、自分が日頃から使うサービスのものが中心でした。でもスタンバイは少し違う。あらゆる業界の職種や雇用形態を取り扱うため、自分と近い属性だけではない多様な価値観を持った幅広いユーザーを対象としています。「はたらく」は多くの人に関わるテーマですし、スタンバイは、働きたいと考えるすべての人がそれぞれにとっての“良い働き方”を見つけるためのサービスです。労働力不足が続く社会全体にも影響する、意義のある仕事をしていると感じています。


領域横断のスキルを伸ばしていくカルチャーがある

現在のスタンバイは、基本となるプロダクトの形はあるものの、まだまだ進化を続けていく必要があります。時代とともに社会のニーズも次々と変わり、技術の発展によって「求人を検索する」という前提そのものも変化していくかもしれません。会社として“UPDATE WORKSTYLES「はたらく」にもっと彩りを”というミッションを掲げながら、自分たちのサービスの進むべき方針もアップデートしていかなければいけない。そのためには、ユーザーファーストであることを大切にしながら、「本質的に必要なものは何か」と問い続ける視点を、常に持っていきたいと考えています。

社内では、デザイナーの働き方も進化の途中です。やるべきことを自発的に考え、自分ごと化して動かしていきたい人やより良い組織を一緒につくっていきたい人には、とてもチャレンジングな環境でしょう。科学的であることを重視する会社なので、審美的な判断だけでなく、ユーザーの行動を数値目標に置き換えて仮説を立てたり、事業に対する影響を考慮しながら重要な案件を検討したり、ともに働くメンバーとのディスカッションの中でも、根拠を示して改善を積み上げていく仕事の進め方や思考方法が鍛えられると思います。

領域横断でスキルを持っている人が多く、さまざまな知見を得られるところもスタンバイの魅力だと思います。私自身もデザイナーでありながらコードも書きますし、エンジニアからユーザー体験上の課題を解決するアイデアが出てきたり、複数の言語でネイティブアプリもWebも開発できるメンバーがいたりと、多彩な仲間がいます。それぞれの領域においてプロフェッショナルでありながら、プラスαの業務にも丁寧に対応する人が多いですし、そうした働き方もきちんと評価される会社です。出る杭を打つことなく積極的に伸ばしていこうというカルチャーが、スタンバイの成長を支えているのだと思います。

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