- 研究開発職(複合微生物製剤)
- コンサルティング営業
- データ解析職(排水処理施設)
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プロフィール
前田 竜佑(取締役)
- 学生時代
- 微生物(海底火山付近に生息する古細菌の遺伝子発現など)の研究
- 社会人(1~3年目)
- 環境ビジネスを行っているベンチャー企業にて、「営業」「新規事業の経営企画及び経理財務業務」など
- 社会人(3年目~)
- WEBマーケティング等を行っているITベンチャーにて事業開発、財務会計全般
- 上記の際に出ったインターネットセキュリティ企業にて営業,事業開発,採用人事など組織拡大フェーズに合わせて必要なことを対応
- その他、幾つかのベンチャー企業のお手伝い
- 現在
- ㈱片岡バイオ研究所に参画
片岡バイオ研究所に入社したきっかけ
「このままでは磨けば光る可能性のある面白い技術が世の中から無くなりそう」と思ったから
まず、経緯や背景をご説明します。
そもそもは、友人から「微生物で余剰汚泥を減らせる会社がある」と聞いたことが最初の出会いです。
過去にも類似技術はあったものの頭角を現した企業は自身の知る限りなく、最初は「それは嘘の可能性が高い」と思って疑っていましたが、実際に色々と現場やお客様と意見交換する中で、「詳細なメカニズムはわからないが、事実として余剰汚泥が大幅に減っている」という事象を理解しました。
ただ、同時にその頃の会社の経営状況は芳しくなく、このままでは会社と技術が消滅してしまう可能性を感じました。
一方で、詳細なメカニズムも解明できておらず、うまくいかない現場もあることから、単純に営業活動をしても売上及び利益が上がる訳でもありません。
その時の経営体制や経営状況だけでなく、研究開発・営業活動・財務活動を絶妙なバランスで対応しないと難しいと感じており、VCや金融機関を含めて誰も協力してくれませんでした。
(※客観的にみたらそれが普通とは思った)
その頃は、社外の立場でアドバイスや一部お手伝いをする程度の身であったのですが、不思議と覚悟が決まるタイミングが訪れました。
丁度その頃は、社会人になって仲良くさせて頂いた友人たちも様々に活躍してメディア等でも見る機会も多く、自分としても何かしら世の為になるような勝負をしてみたいと思っていたタイミングでもありました。また、会社が苦しい中でも自己犠牲を限界まで費やしている開発者の姿にも心動かされるものがあり、出会った以上は見捨てれない気持ちが湧いてきました。
その当時は、若くて失うものも特に無かったことと、偶然にも学生時代の旅先で死にかけた時の事を夢で見たりして、自らの中で心境変化がありました。ある朝、目覚めた時に「これも何かの縁か」という想いになり、「誰も助けてくれないなら、覚悟を持って自ら頑張って成し遂げよう」と決めました。
その後、なけなしの貯金や借金を活用して、事業再建も兼ねて勝負する形になります。
決意して動くようになってからは、不思議と色々な助けやご縁が重なって今に至ります。
要は、色々な感情・興味・タイミングがたまたま一致したのが理由です。
あのような非合理的な決断は後にも先にも、もう無いのでは?と考えております。
(※結構大変だったので、無いことを願う)
業務内容について
これまで担当した中で印象的だった案件を教えて下さい
ありすぎて書けないというのが本音ですが……。
敢えて一つ書くのであれば、当社の中でも最大規模の余剰汚泥削減に臨んだプロジェクトになります。
(※同列レベルで書きたい内容は他にもあるが)
そもそも、当社のアプローチ手法である「現場最適型の複合微生物群による余剰汚泥減容」というのは、業界の中では未だに非常識で難しいものだと考えられております。
よく、「信じられない」「過去にも同じ話はあったが、どれもうまくいってない」「嘘で眉唾物だ」みたいな声を頂くことがあります。
昨今は開示できる実績やデータ、お客様自らのCSR報告書や新聞記事など、公開できる実績や企業ロゴが増えてきたこともあり、以前と比べると時代や業界の変化も感じるようになってきましたが、まだまだ そのような声は残っていると思いますし、それが普通だと思ってます。
話は戻りますが、印象的だった案件は、これまで対応してきた規模と比べると群を抜いて大きく、現場の状況も非常に特殊で難しい条件です。また、プライム市場に上場しており、グローバルに展開している立派な会社様でもあり、求められる基準値も高い状況です。
その会社様は、過去にも様々な余剰汚泥減容手法を過去にも試しているものの、求めるような良い成果は得られておらず、先方の経営陣の皆様も含めて期待と不安が混在する重要プロジェクトでもありました。
また、そのような中でも覚悟をもって進めて下さった、先方のご担当者様達の社内の立場もある為、失敗は許されない状況でもありました。
結果的には様々な試行錯誤を一緒に重ねて、良い成果を得ることができ、ここで得られた様々なモノがあります。ただ、その後が忘れられない展開となりました。
ある日、その会社の方々から「我々が培ってきた排水処理ノウハウと、㈱片岡バイオの複合菌技術を組み合わせて、パートナーとして一緒に事業推進できないか?」と打診がありました。
もともと本業とは全く事なる内容ではあるものの、それだけインパクトのある感動や驚きを作れたと同時に、事業性も感じて頂けたのは忘れられない機会となっております。この時の御縁は、当社にとっても大きな分岐点となっております。
ご自身が成長を感じた場面を教えて下さい
唯々必死でやってきた中で、ふとした時に振り返れば成長している自分に気づくことが多いので、色々な事や出会いが重なって成長しているのだと思います。とはいいながらも、昨日よりも今日の方が成長している自分になっていようと思って日々取り組んでいるつもりです。
(※そうはいいながらも、一進一退な日々です。そこまで強くなれてない)
質問の意図とはズレてしまいますが、自身が尊敬する大好きな友人が、ふと放った当時の言葉をよく思い出します。
「みんな成長することが目的になっている気がしており、それは本質的に何か違う気がする」
これは、当時24~25歳の彼が発言した内容で、当時の自分は「??」な部分が大半でしたが、今の自分では腑に落ちている言葉となっております。
成長すれば掴み取れることが増える事は事実かと思いますが、人によっては目的化することで、その人の魅力や才能が開花しないリスクにもなっている気がします。
良い意味で、変に損得とかを気にせずに夢中になってみることが、結果的に何か成長に繋がると同時に、悔いのない充実した人生に繋がるのかもしれません。
業務の中でやりがいを感じた瞬間を教えて下さい
基本的に上記の内容通りですが、「お客様」から「お客様」をご紹介頂くことや、何かしらのご紹介を頂けることは色々と有難いことだと感じております。
あと、お客様から「ありがとう!」のような喜びの言葉を頂けることはシンプルに嬉しいですね。
様々なことが細分化&合理化されていく中で、「ありがとう不足」に陥っている社会人は多いのではないでしょうか?
自分がやった仕事が、「ありがとう!」と目に見える形で喜びの声を体感できるのは、最も大きな遣り甲斐かもしれません。
(※逆に期待値を超えれない事がある際は、非常に申し訳ない想いにもかられる)
このようなシンプルな事を、日々積み重ねていければと思います。
業務を進めるうえで大切にしていることを教えて下さい
文章化して日々意識してやっている訳ではないですが、
- 合理的且つ最短経路を目指すが、その中で非合理的且つ寄り道が意外に重要なこともある
- 目の前で起きている事象を「フラットな目線で観察」する
- 仮説は持つものの、なるべく主観的に決めつけない
- 対人、対現場、対事象などに対して、とにかく対話を心がける。聞いてみる。時に踏み込んでみる
上記は何か迷った時や初心に帰る際に大事にしているかもしれません。
今後力を入れたい領域があれば教えて下さい
色々とあるんですけど、真似されたくないので書きません(笑)
気になる方はお会いした時にぜひ聞いてください!!
求める人物像
どのような方が貴社で活躍できそうですか?
- 苦楽を共にしながらも、社会意義のある事業成長に貢献&チャレンジしたい方
- 一緒に会社や事業を創っていきたい方、業界内で新しい常識を創っていきたい方
- 好奇心が旺盛な方
- 微生物に関わる研究開発や排水処理が好きな方
- 複合微生物系の動態解析や相互作用に興味をそそられる方
- バイタリティがある方
五月雨式に書いてしまい不均一な内容かもしれませんが、兎にも角にも「興味を持って」「アクションできる」ような方が活躍できると思います。