【Staff Interview】自分が高校新卒の可能性を伝える“商品”!サッカー一筋だった彼女が、高校新卒4年目で見ている景色とは?(前編)
株式会社TomoniSolutionsは、就職を希望する高校生が“夢を持って”仕事を選べる世の中を創るために、高校新卒者向けのお仕事情報メディア「U:story(ユーストーリー)」という自社媒体を運営している。サービスがリリースされた翌年の2021年に、高校新卒の大谷 理紗さんがTomoniSolutionsに入社した。
12年間サッカーを続け、全国大会に出場するほどに努力を積み重ねてきた大谷さんに、高校新卒でTomoniSolutionsを選んだ理由や入社後の取り組み、今後の展望をインタビューした。前編・後編に分けて紹介する。
自分自身を、高校新卒で働いてきた経歴をもつ“商品”だと話す彼女は、高校生と企業を繋ぐ架け橋として適材。サッカーだけでなく、営業の現場でも大きな成果を残し活躍できる根底には、困難な状況でも前向きに楽しむ持ち前の向上心があるからだと感じた。(ライター:吉田 真琴)
12年間のサッカーで身に付けた上昇志向と俯瞰力
◆自己紹介をお願いします
大谷 理紗、21歳です。TomoniSolutionsには2021年に高校新卒で入社し、2024年4月で4年目を迎えました。小学生から高校生までずっとサッカーをしていました。中学からはサッカークラブに所属して活動し、全国大会に出場した経験もあります。怪我がきっかけで引退するまでの12年間は、サッカー一色でした。
サッカーを始めたきっかけは何でしたか?
兄の影響です。兄が通っていた地元の小学校の少年団に入ったら面白くて。真剣にサッカーをしたいという思いで、中学生からはコンサドーレ札幌の女子チームに1期生として所属し、本格的に活動し始めました。
定期的に開催されるリーグ戦の試合に向けて、週に5〜6日練習していました。食事管理もされていたので、当時はお菓子やジュースを控えていたほどです。
高校進学後も同じクラブチームで活動を?
そうですね。中学から高校に上がるタイミングで篩(ふるい)に掛けられるのですが、ありがたいことに昇格できて。進学する高校は、サッカーの活動に支障が出ない基準で選んだほどです。毎日ひたすら、きつい練習に励んでいました。
そんな中で、怪我をされたと。
中学生の頃から腰の怪我を抱えていたのですが、悪化したのが高校生の頃でした。リハビリをしながら試合に出ていましたが、2年生の途中からは、ドクターストップがかかるほどに悪化してしまいました。
ずっと試合に出ていたので、プライドがありましたし、早く復帰して試合に出たいという焦りでいっぱいでした。そんな思いとは裏腹に、リハビリ・復帰・悪化を3、4回繰り返す中で、心が折れていきましたね。怪我が悪化したのは、本来であれば自分が一番輝けるタイミングだったので、不完全燃焼感が強く、これまでの人生の中で一番落ち込みました。
その後、サッカーを辞め、腰の痛みを調整しながら通える通信制高校に転校することになったのが大きな転換期でした。え
◆実力や努力とは関係ない理由で引退となり、悔しい思いをされたと思いますが、たくさん努力を重ねてきたサッカー人生を振り返っていかがですか?
練習自体は毎日きつかったんですが、これほどまでに自分の人生で熱中したものは他になかったですし、12年間で一度もやめたいと思ったことはありませんでした。サッカーを続けられたのは純粋に好きだったのと、上を目指して自分を高めていけるのが気持ち良かったからだと思います。自分のレベルが上がるほど周りのレベルも上がっていくので、刺激的で楽しかったんです。
ちなみに、ポジションはどこだったんですか?
ボランチもしくはトップ下でした。足が遅かったので、サイドだと走れないんですよ…。自分はあまり走らないくせに、他の人をたくさん走らせていました。笑
全体を見渡す司令塔のポジションで「自分が、自分が」というよりかは、全体のバランスを取ることが求められていました。一般的には、サッカーはゴールを決める人がかっこいいイメージがあると思いますが、私はゴールにつながる状況を作ってアシストする側に憧れがあって。ゲームメイクするのが楽しかったですし、誰かの調子が悪い時にどこかでカバーしなければならないといった団体競技特有の難しさもチャレンジングで面白いと感じていました。周りを見て、自分の役割や立ち位置を考える姿勢は、社会人になった今でも活きていると思います。
働きながら自分のやりたいことを見つけていく選択
◆高校卒業後にTomoniSolutionsに入社した際、進学は考えずに就職することを決めたのでしょうか?
いえ、転校した通信制高校の姉妹校に専門学校があって、美容系かブライダル系どちらかの専門学校に進もうと考えていました。高校を卒業するには最低限の科目を受講すれば良かったのですが、プラスで専門学校の授業を受けて単位を取ることもできたので、美容系やブライダル系の科目を取っていて。当時、就職は考えていなかったです。
元々、おしゃれやメイクへの興味はあったのですが、毎日サッカーの練習をしていたので、おしゃれできる環境ではありませんでした。本当はスカートを履きたいけれど、筋肉がついて足が太いからな、とか…笑サッカーをしていた頃にはセーブしていた感情が、全開放された感じでした。
なるほど!進学から一転、就職しようと思ったのはどういったきっかけが?
明確なきっかけはなかったんですが「本当にそれでいいのか」と考えた時期がありました。サッカー一筋でやってきた分「あれもやりたい、これもやりたい」といろんなことに興味が湧くようになった一方で、私は飽き性で気分屋なところもあります。
高校を卒業してすぐに進学する必要はないかなと。お金を払って大学や専門学校に行くのであれば、学びたい理由ができたタイミングで行きたいなと考えていました。ですので、やりたいことが自分の中ではっきりしていないうちは、働きながら自分のやりたいことを見つけていく選択もいいのではないかと思ったんです。それで就職することに決めました。
そこからTomoniSolutionsと出会って、入社に至ったんですね
就職を決めてからは求人票で企業探しをしましたが、直感的に選ぶタイプの私は、なかなかビビッと来る企業を見つけられずにいました。そんな時に担任の先生に勧められた合同企業説明会に参加しました。そこにTomoniが出展していて、話を聞いたのが初めの出会いでしたね。
説明会には、当時の執行役員とバリバリのキャリアウーマンの営業担当が来ていて、女性担当者のかっこよさに惹かれました。おしゃれでキラキラしているのに、バリバリ働いているのが印象的で、自分もこんな風にかっこよく楽しく働きたいと。
ビビッときたんですね!
その後、見学に行き、仕事内容などの詳しい説明を受けました。人材という切り口から、さまざまな業界と関わりを持てる営業の仕事は、働きながらやりたいことを見つけたいと就職活動していた私に合っていると思ったんです。
また、私が入社する前の社員数は十数人でしたが、そういった少数精鋭の環境にも惹かれました。大勢の中の一人ではなく、自分一人の力が会社に大きく影響して、重要な位置づけになれるかもとワクワクしたんです。それらの理由から入社を決めました。
前編では、12年間のサッカー生活から学んだこと、高校新卒でTomoniSolutionsを選んだ理由をご紹介しました。後編では、入社後の様子やマネージャーになるまで、今後の展望についてお伝えします。