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【Staff Interview】「なんとなく就職する」だともったいない!学校訪問を通して感じた進路を自分で選ぶ大切さ

◆自己紹介をお願いします

西村 綾佑子 24歳です。仙台出身で地元で大学まで過ごし、一度北海道での仕事を経験してから仙台に戻ってTomoniSolutionsに転職しました。2023年の4月に入社して、仙台支社で学校訪問を担当しています。現在は仙台市内をはじめ、宮城県内の高校およそ120校を担当していますが、今後は東北他県の高校にも訪問していく予定です。


ありがとうございます!もともと仙台の方なんですね。普段のお休みなどは、どういう風に過ごされているんですか?

仙台は慣れ親しんだ場所で友人もいるのですが、最近は「一人〇〇」にハマっています。一人映画や一人焼き肉とかですね。あとは一人旅も好きで、1日がかりで美味しいものを食べに行くこともあります。


なかなかチャレンジングですね!最近だとどんな旅をされましたか?

餃子がとっても好きなので、このあいだは宇都宮まで行っていろんなお店の餃子を食べてきました!宇都宮駅の近くに宇都宮餃子会が運営するお店があって、そこでは宇都宮餃子の名店のメニューを食べ比べできるんです。仙台からだと新幹線で1時間ちょっとかかる場所なんですが、行った甲斐がありましたね。

予想していた以上にアクティブな「一人〇〇」でした…!もともと一人での行動がお好きなんでしょうか?

友達と一緒に何かをすることももちろん好きなのですが、最近は「一人でどこまでやれるのか?」というのが楽しくて。何事もチャレンジあるのみ!と思って、いろいろ挑戦してみています。もともと「知らない世界」への興味や好奇心が強いタイプで、いまはそれを追いかけているという感じですね。

なるほど。東北は美味しいものがいっぱいありますし、思い立ったタイミングでご当地グルメ旅ができるのは羨ましいです。どこまで「一人〇〇」ができるのか、限界への挑戦を期待しています!笑

◆大学新卒で別の会社に入社した時は札幌で働いていたとのことですが、どういった経緯での就職でしたか?

大学新卒のタイミングで就活をしている時は、あんまり自分の「やりたいこと」がわからなかったのもあって、“まだ知らない業界”への興味から就職先を決めました。

「何か新しい可能性が見つかるかも」「とりあえずやってみよう」と、当時は考えていた記憶があります。ただ、大学で学んだことと全く関係のない業種だったこと、地元仙台を離れて初めての一人暮らしだったことなどいろいろで、想像していたより体力的にも精神的にも大変でした。


◆改めてTomoniへの転職を決意したきっかけは?

前職はそんな状況だったこともあり、転職先を考える時に優先したのは「働く場所」と「仕事の内容」でした。大学まではずっと仙台で暮らしていたので気づかなかったところも多いのですが、一度出てみることで改めて地元の良さを感じたんです。便利だけど都会すぎなくて、本当に住みやすいんですよね。それで、仙台で仕事探しを始めました。

自分の中でどんな仕事がやりたいか、詳細は定まっていなかったんですが、転職活動をしている内に「採用広報」という仕事がおもしろそうだなと思い、そのタイミングでTomoniのことも知りました。

結果的には、学校訪問担当として営業職のように宮城県内の高校を車で回っているんですが、振り返ってみると「人のキャリアに携わることができる仕事」をしたいと考えていたんだなと、いまは思っています。


◆入社まではTomoniはどんなイメージの会社でしたか?

入社する前は、「いろんなことにチャレンジできそう」というイメージが強かったですね。やっている事業は新しいし、社員の平均年齢が若くて“自由な社風”の印象が強かったです。

また、企業情報を調べていく中で、運営しているサイト「U:story」のことも知りました。これまでにあまり聞いたことのない素敵な取り組みだなと感じて、この会社で働いてみたいと、より強く思ったことを覚えています。


◆実際に働いてみて、イメージとのギャップはありましたか?

イメージはほぼほぼ合っていたかなと思うんですけど、思った以上に自由でチャレンジを推奨している会社だという点には少し驚かされました。自分自身も「とりあえずやってみよう」という精神を持っているタイプなのですが、上には上がいるなと…笑。

日々働く中でそのように感じるシーンはありますか?

そうですね。仙台支社自体の立ち上げが2023年の2月で、私が担当している学校訪問のポジションは仙台支社で一人目の採用ということもあり、最初は本当に手探り状態から始まったので、不安になる時もありました。

とはいえ、札幌本社には学校訪問担当の先輩がいますし、いろいろとサポートしてもらいながらなんとか乗り越えてきた感じですね。それに、全社的に風通しが良いというか、わからないことを聞きやすい&思ったことを言いやすい雰囲気なので、働きやすさを感じています。


◆学校訪問の仕事って具体的にはどういったことをしているんですか?

簡潔に言えば「高校の進路指導の先生を外からサポートする仕事」という感じでしょうか。最初は先生にアポイントをとって訪問し、生徒の就職活動の状況や進路指導で困っていることなどをヒアリングしています。その上で生徒と企業をつなぐための施策を提案します。

就職希望の生徒に企業の話を直接聞いてもらうセミナーなど、提案の形は学校や状況によって異なりますが、ベストな就職・採用に結びつけるために「生徒と企業のマッチングをお手伝いする」というとわかりやすいかもしれません。

あと、各校に進路指導の先生がいますが、本来の自分の担当教科を受け持ちながらプラスで進路指導も兼務しているので、思うように手が回っていないところがあります。そこを私が穴埋めすることもあります。具体的には、志望動機の書き方や面接対策の講座を行うことも。

仕事の幅がかなり広いので、いろいろなスキルが必要で大変そうですね。

正直、すごく大変です。まず学校という場所は、前例がないことを実行するのが難しいところなので、提案がすぐに受け入れられることはかなり稀です。

学校によって就職に対する意欲は違いますし、それぞれの先生の考え方も違っています。まずは信頼関係を築かないといけないので、先生一人ひとりと程良い距離感をとることが大切です…。けど、それがなかなか簡単じゃないんですよね。

キャリアセミナーなどを開くのもまた違った大変さがあります。生徒を集め、複数の企業を呼んで、就職に関する「座談会」を校内で開くことがあるのですが、とにかくやることが多い!企業とのやりとりや会場の確保などの事前準備、当日のファシリテーションやトラブル対応など、全てをなんとかしないといけません。

でも、大変な分、達成感も強く感じられる仕事だと思っています。やっている最中は大変だという気持ちが勝るんですが、スケジュール通り上手くやり遂げられた時などは、「やってよかった」と大変なことを忘れてしまうくらいとても嬉しく感じますね。

◆これまでの仕事で特に印象に残っていることはありますか?

「企業見学ツアー」が特に印象に残っています。ツアーで実際に職場を見たことで就職活動に前向きになってくれた生徒がいて、そのまま応募して見事に内定をもらった時は、この仕事の重要さを再認識しましたし、もっとがんばろうと思いましたね。

就職とひとくちに言っても、働く環境を見たことがない高校生にとっては、働くこと自体は「自分ごと」として捉えられていない場合が多いです。でも、実際に企業見学するとリアルな職場に直接触れることができるから、現実味を持って就職活動に向き合えるのだと思います。

◆今後働く中で「こうなりたい」などの目標はありますか?

仕事を一人でできるようになってきましたが、お客様である先生方に助けてもらっているという意識がまだまだあります。先生や生徒が抱える課題の解決策を提案するのがこちらの仕事なんですが「もっとこうしたらいいんじゃない?」といったアドバイスをくれたり、「大変だね」「頑張ってね」と労ってくれたり、本当にお世話になってるんです。これまで助けてもらった分、今後はそんな先生方に恩返ししていけたらと思っています。

先生は「就職に関するこれをやりたい」「生徒にこうなってほしい」という要望はあるものの、教科担当も兼務しながらなので「それをどう叶えるのか」必ずしも具体的な対策ができているわけではないんです。

時間の制約がある中で、学校側でできることにはある程度の制限があります。外部から学校教育に関わるTomoniだからこそできる一校一校にとってのベストな提案を、次の一年ではもっと増やしていけたらと考えています。


◆もっと先、例えば10年後にご自身やTomoniがどうなっていればいいな、というビジョンはありますか?

約1年間働いた中で「生徒の後悔をなくす」ことにもっと貢献していけたらと思うようになりました。

高校生が進路を考える時って、保護者、先生、友達など周囲の影響を大きく受けます。「保護者や先生に〇〇と言われたから」「友達が〜だから」など。

高校生のうちに、自分の将来を考えるのは難しいことかもしれませんが、まずは自分の気持ちに素直に向き合ってほしいです。説得されて進路を決めるのと、納得して進路を決めるのでは、大きな違いがあると感じます。保護者、先生、友達などの意見を聞くことも重要ですが、自分の気持ちを優先して進路と向き合うからこそ、モチベーションも上がるし、ベストな選択ができると思います。

だから私が関わる生徒たちには、自主的に自分のやりたいことに向かってもらうためにいろいろな選択肢や可能性を知る機会を増やしてあげたい、同じ地域にある企業と学校、生徒がいい形でつながっていく、Tomoniがその架け橋になれたら素敵だなと感じています。

また、「U:story」は高校卒業後に就職を希望する生徒をメインターゲットとしていますが、“なんとなく進学を希望している”生徒にも新しい可能性を与えられるのでは、と考えています。私自身もやりたいことが特になくて「みんなが進学しているから」という理由で進路を選んだタイプで、少し後悔している部分があります。

当時の私には就職という考えはほぼありませんでしたが、もし地元の良い企業を知る機会がもっとあったなら違う人生だったかもしれないな、と思うこともしばしばあります。そういった生徒の後悔を減らすことが今後の目標ですね。

◆これから、どんな人と一緒に働きたいですか?あるいは、この仕事が向いている人のイメージなどありますか?

仕事内容から考えて、向いていると思うのは、「新しいことを考えるのが得意な人」「0から何かを生み出すのが得意な人」ですかね。というのも、私たちが直接やりとりする相手は先生がほとんどで、学校のルールや制限の中でできることを考えるケースが多いのですが、そういったものに囚われずに自由な発想でいろいろと提案できる力があるといいと思います。私自身はその部分が課題だなと感じているので、斬新な視点や切り口を提示してくれる人が来てくれたらとても嬉しいです。

あとは、やっぱり責任感がある人ですね。仕事が人生の全てではない、とは思いますが、「自分の仕事に、生徒一人ひとりの人生がかかっているんだ」と思えるくらいの人と一緒に働きたいと思います。


素敵なお話をありがとうございました!西村さんのキャリアも仙台支社も、これからどんどん規模が大きくなっていくことを感じました。今後の活躍も期待していますね!

ライター:daiki okamoto

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