こんにちは。編集部のこみねです。
特技は通り過ぎる車のナンバープレートの4つの数字を見て、次の車が来る前に加減乗除で10を作ることができることです。はい、理系担当です。
2024年2月1日入社なので、入社してちょうど2年を迎えようとしています。
振り返れば、ひとまず目の前のことを一生懸命頑張った1年目、楽しく・効率的に・チームで仕事をすることを考えた2年目でした。部に限らず良い仲間に恵まれ、残業も1年目より大きく減って、楽しく仕事に取り組めているなと実感しています。
年齢的にはザ・二十代後半に差し掛かりました。この時期は「クオーターライフクライシス」というらしいですね。(聞き覚えのない方は調べてみてください。)
友人とする会話は、仕事や転職のこと、結婚や出産のこと、これからの人生どうすんのかのような内容が多くなってきました。
自分の仕事に不満があるとかそういうことではなく、私も
「自分のしている仕事にはどんな意味があるのだろう?」
だとか、仕事をする中で
「そもそもテストって、なんだろう?」
そんなことを考えたりするようになってきました。
長い前置きでしたが、ちょうど2年というきりの良いところで、私がこれまでの社会人生活の中で得た「テスト・試験」についての考えを、ちょっと書いてみようかと思います。
「試験」そのものの意味合いは、試験の種類によっても違いがあるかと思います。
まず、学校で行う「定期試験」。
教員時代、「指導と評価の一体化」についての研究部会に属していたときに、ただ試験を受けさせて点数を付けることが「評価」ではないということを学びました。
指導と評価の一体化を簡単にいうと、「教師は自分が指導したことしか評価できない。指導したことを評価する一環のひとつが試験。そしてその評価は教師自身への評価でもあるから、その評価を次の指導に活かしていかなければならない。」といった感じでしょうか。
つまり、試験を受けさせたその結果は、教師自身への評価でもあるわけですね。
次に、今扱っている「入学試験」。
よく入試問題は、「学校の先生からのメッセージ」だと言われます。学校の先生方のご作問された入試問題を校正していると、「この学校は、こういう力を問いたいのだな」「こういう力を持った生徒さんに来てほしいのだな」と、学校ごとの特色がかなり見えてきて面白いです。
入試の作問を委託していただく際にも、その学校の特色や、先生方が受験者にどんなメッセージを出したいのかという部分を汲み取り、作問することが大事ですね。
(つい「作業」になりがちですが、忘れないようにしたいです。)
また、それを受ける生徒さんにとっては、その試験で合否、さらに言えば未来が決まってしまいます。確かな学力判定の指標となる試験である必要があります。
最後に「模擬模試」。
”確かな学力判定の指標となる試験である必要がある”、これは模擬の試験として入試と同様に大切なことです。そのほかに、「入学試験がメッセージ」なのと少し近いですが、よく数学では「この模試の顔となる問題を入れてほしい」と言われます。
正規分布になるように、目標の平均点になるようにということだけではなく、力のある生徒も「面白かった!」「受けてよかった!」と思える問題を入れてほしい、ということです。
これは私が教員時代、授業で大切にしていたことと通じるものがあります。
数学が苦手な子には、簡単な問題でよいから「解けた!」「自分もできるじゃん!」という実感を与えられるように。
数学が得意な子には、数学の本質的な部分の面白さや、これから学習する内容や日常生活とのつながりなどを話して、自分の思う数学の面白さを伝えらえるように。
そんなことを意識していました。
本質的な部分は、授業をすることも、テストを作ることも、変わらないのかも。
やりたかったことの延長をやっているんだなぁ、というのが、この仕事を2年して私が思うところです。
ここでさらに、ちょっとしたエピソードをご紹介させていただきます。
ある模試の問題で、かなり場合分けの多い算数の問題があり、本当に答えはこれで合っているのか…抜けもれなく場合分けできているのか…!?と、理系チームメンバーに一緒に考えてもらったときのこと。
結果として全員で1つの答えにたどり着くことができ、チームのお二人からはこんな言葉をもらいました。
「算数大好きな生徒が楽しんで考えて,試験後に友達と議論とかしてくれるといいですね」
「どちらの解き方で解くか、受験者さんたちの好みも分かれそうで夢は広がりますね」
忙しいとついつい目の前の「テストの作成」に追われがちですが、受験生目線を忘れてはいけないなと気付かされたのと、
みんな同じようなテスト感を持って仕事をしていることに、嬉しくなったエピソードでした。
「良いテストとは?」「そもそもテストとは?」
そんなことを考え追い求めながら、3年目も頑張りたいと思います!
そして同じような気持ちで私たちのチームに加わってくれる方がいたら嬉しいです。