起業家からベンチャーの人事へ。新卒の採用・育成にコミットする28歳のバリキャリママ interview#6 WEIN Group HR 渡部有未菜
こんにちは!WEIN Group HRチームです。
今回はWEIN GroupとBACKSTAGEのHRチームを支えるメンバーにフォーカスし、どんな人が働いているのか、どんな働き方をしているのかを探るインタビュー企画をお届けします。
第6回目は、採用・広報担当として活躍する渡部有未菜さんをお呼びして、これまでのキャリアや、WEIN Groupで働く現在のこと、そしてこれからのことについてお伺いしました。
「成長に男女の差は関係ない」そう感じさせてくれるゆるみなさんはどのような経験を積み、成長にどのような価値をおいているのでしょうか。
不確実性が高く変化の激しいこの社会で家庭を持ちながら、成長志向を持ち続けるゆるみなさんにお話を聞いていきます!
__これまでのキャリアについて教えてください。
最初のキャリアは飲食業界でしたが入社半年で退職しました。
配属先の店長が遅刻常習犯で、会社やアルバイトの愚痴ばかりの姿を見ていて、自分の将来を考えたときに「憧れる未来の姿」と「今の上司の姿」が重なりませんでした。この環境に居続けることは自分にとってマイナスになると感じ辞める決断をしました。
その後はアルバイトをしながらブログを書き始めました。半年で収益化できるほどPVも伸びたので個人事業主として独立し、ブログ以外にもwebメディアのライティングやイベントの企画・運営、PR案件の紹介など多岐にわたって活動しました。
日々活動していく中で、ある日「つまらなさ」「マンネリ」を感じ、自分のやりたいことを見つめなおした結果、自分のオリジナル商品を作りたいと思うようになりました。2年ほど個人事業主を続けたあと、2019年4月にクラフトビールのD2C事業で法人を立ち上げました。約3年間、クラフトビール事業を続けました。そして、2022年3月に会社を格闘家YouTuberの朝倉未来さんと現職の代表である溝口勇児に売却してWEINに参画しました。
__ゆるみなさんがWEIN Groupへの参画を決めたきっかけはなんですか?
きっかけはFOUNDERSで溝口さんから言われた一言です。弊社では、FOUNDERSという起業家支援のコミュニティ事業を展開しているのですが、月に1度、起業家を集めたランチ会を行っており、起業家さんと代表の溝口が一緒にランチを食べながら事業の壁打ちをする機会を提供しています。
私自身、創業したばかりのときに1度参加していて。その後、ちょうどコロナが明けたタイミングで、改めて参加したのですが、溝口さんに事業について話しました。どの起業家に対しても率直なフィードバックをするところが勉強になるなと感じていて、当時も辛口のフィードバックを求めて参加していました。その時に言われのが「ゆるみなさんっていいものを持っているのに3年前に起業したときから、そんなに成長していない、変わっていないよね」でした。
その言葉がすごく刺さりました。自分自身も成長の鈍化・停滞を感じていて、10分程度しか会話していない中ですべて見透かされているような気がしました。周囲で厳しいことを言ってくる人がそれほど多くはなかったのですごく響いて、変わりたいなと思ったことが参画につながりました。
__成長というものがキーワードになったのですね。起業家でいる以上の成長の道をWEINに感じたことが理由の一つになったのでしょうか。
そうですね。よく「起業=成長」と捉えられがちなんですけど、必ずしもそれが正しいわけではないと思っています。成長の幅はリスクの大きさ、動かすお金・人の総量、そしてどれだけ本気でコミットしてきたかで決まると思っています。
例えば、1億円を預けられて、それを使って3年後に時価総額100億円の会社を目指す人と、少額の自己資金や資金が0からでもできる事業で毎年1億円の売上をつくる会社を目指す人を比較したとき、乗り越えるべきリスクの許容度がかなり異なりますよね。少ないリスクの中で低い目標を掲げて働くよりも、「1億円を預けられている」「3年で100億円企業を作らなければいけない」というプレッシャーやストレスの中で働くことの方が大きな成長ができると思います。
__実際に参画してから成長を実感したエピソード等あれば教えてください。
その質問は解答の仕方が難しいです。なぜならポケモンのように突然、レベルが上がったり進化して、成長するわけではないからです。時間をかける中で、歩んできた道のりを振り返ってみたら成長していたみたいなことのほうが実際多いです。
たとえば、人事・採用はこれまでに全くやったことがなくて、最初は全く人を採用できなかったです。面談をしてもアトラクトできず一か月に1人、最終面接まで上げるのに精一杯でした。けれど、仕事を続けていく中で徐々にアトラクトできるようになり、8月は10人以上の新入社員が入社してくれました。また、最終面接まで上がってくる人のレベルも当初と比較するととても上がってきた感覚があります。今取り上げた一連の話が、成長を実感した具体的なエピソードと言えるかもしれません。
__何が成長の要因になっていると思いますか。
プレッシャーやストレス負荷が常にある状態の環境で高い目標を掲げ、達成するために本気で考える人が多いことが一番の要因です。
人って根本が怠け者で、面倒くさがりだと考えているんですけど、「こうしたい」「こうする」と決めたことに対して責任を持つことが当たり前の環境や、同期がすごく頑張っていて「自分も頑張らないと!」という刺激が身近にあることによってより頑張れるのだと思います。
高い視座を持ち、プレッシャーの中でやり切ることのできる環境が成長に必要で、わたし自身の成長にもつながる環境になっています。
__WEINを外から見ていたときと中から見たときの認識で何か変わったところがありますか。
実は「溝口勇児」という経営者に憧れて入ったので、入社時にWEINのことはそこまで詳しくなかったです。溝口さんのもとで働ければ得られことが多いと漠然と思っていました。
実際に入社してみて、WEINについて知れば知るほど、自分よりも若い人がめちゃくちゃ活躍していて、優秀なことには驚きました。
__WEINはゆるみなさん自身がこれまで経験してきた環境とどう違いましたか。
今までの環境は【個の自由を求める生き方】を自分も周りもしていて、ベクトルが自分に向いているというか、個人の幸せを最大化させることが目的にあったように思います。そういった環境からWEINに入って思うのは、社員一人一人のベクトルが個の幸せだけじゃなくて組織全体、社会全体の幸せに向かっている人が多いということです。
溝口さんの言葉を借りるなら、「行きたいところに行ける」といった個人のための自由ではなく、「守りたい人を守れる」や「不条理を変えられる」といった高次な自由を手に入れることを目的としていています。高い志を持って、何かを掴み取ろうとして成長を目指している人たちがめちゃくちゃ多いっていうのが、自分がこれまで経験した環境との違いです。
__そんなWEINの環境に仕事と家庭の両方にベクトルが向く要因があるのかもしれませんね。
家庭と両立するようになって仕事だけをしていた時からの変化はありましたか。
一番の変化は頑張るべき理由が増えたこと。そして守るべきものが増えてぶれない信念が生まれたことで、人としてより成長できたことが大きな変化かなと思っています。
__仕事と家庭を両立する中で得たもの、逆に失ったものはありますか。
得たものとしては、パートナーとの話し合いの機会や、周りの人の協力に対して感謝する機会です。
失ったものは、そんなあると思っていないんですけど、強いて言えば、物理的な仕事の時間です。とは言ってもパートナーを頼ったり、ベビーシッターや家事代行を頼むこともできるので、そこまで大きく失うってわけではないです。出産前のように100%の時間を仕事に全振りすることはできないです。
__その得たものと失ったものというのは、今、人生にどのように影響していますか。
「親がそばにいてくれる家庭が幸せ」という先入観や固定概念がなくなったところですね。18歳のときは、専業主婦になりたいと思っていました。というのも、自分の親が自営業で家に帰ると必ず母か父がいて、家に1人でいることが少ない環境で育ったので、親がそばにいてくれる家庭=良い環境で、幸せだと思っていたんです。
けれど、社会経験をつむ中で必ずしも「家族と一緒にいる時間が多いこと」と中長期的な幸せは結びつかないということを学びました。親自身が、子供が生まれる前や幼い頃に頑張ることで、子の選択肢を広げられるような経済力、繋がりを築くことのほうが幸せにつながると思いました。子供が自由に自分の将来を選択できるような環境を作ることによって、子供にとっても、かっこいい親でいられるかなと。
__ゆるみなさんは今後どのような挑戦をしたいと考えていますか。
今後挑戦したいことは、大きく二つあります。
一つは今のWEINグループを強い組織にするということです。HRのミッションである「ハイポテンシャル人材を日本最速・最大規模で輩出する」を達成させたいです。若くて優秀な、どこで働いても活躍できる人材を育成することを目標にしています。
このミッションに対して、すごくわくわくしていますし、成長意欲が高く、高い目標を掲げる人たちを採用して育成し、将来の夢や目標の手助けをするというのは生涯かけて挑戦したいです。
もう一つは、不安や孤独を抱える人に明日への活力を与えるという、自分の人生のミッションへの挑戦です。そのミッションを達成するための実力や実績をつけていきたいです。
__最後に株式会社WEINに興味を持っている人へメッセージをお願いします。
WEINでは得られることと、捨てなければならないものがはっきりしています。
得られるものでいうと、成長の機会や、何か社会にインパクトを与えるような機会を得るチャンスなどです。一方で、それによって失うことももちろんあって、私の場合だと家族に対して、子供に対してすべての時間を割けなくなることでした。このようにWEINでは成長のための意思決定を迫られるシーンが多いです。
また決められた将来は与えられないです。「1年後こうなっています」、「2年後こうなります」という、確約された未来がないので安定した人生を求めている人には向いてないです。ただ、現状に満足せず、一年後、自分の想像を凌駕するような何か面白い未来が待っているかもしれない、そういった希望をもてる人にはすごく良い機会を与えられると思っているので、ぜひ参画してほしいです。お待ちしております!
__ゆるみなさん、インタビューさせていただきありがとうございました!
以上ゆるみなさんへのインタビューでした!