目次
▍Chapter1|25年のキャリアを経て、Melt Interface Technologiesへ
▼営業・マーケティングから海外事業まで
(写真:CSMO風見さん)
ーーまずは、これまでのキャリアについて教えてください。
営業とマーケティングの仕事を中心に海外の市場開拓に25年以上携わってきました。
基本的には製造業でのキャリアを積み重ねてきました。
新卒から日本のメーカーで、日本の技術を世界に発信していく役割を担っておりました。
直近ではフランスに駐在して、現地法人の社長を務めてました。
50歳になって、これからのキャリアを考えた時に、自分が長く携わってきた製造業に戻りたいと思うようになりました。
日本の製造業が弱くなっていると感じる一方で、「もう一度、日本の技術を世界に持っていきたい」という思いが強くなったんです。
ーー現在は、どのような役割を担っているのでしょうか?
2026年4月からCSMOとして参画して、営業とマーケティングの機能統括として事業開発に従事してます。
これから国内外で事業を広げていく段階なので、営業とマーケティングの両面から認知を広げて、お客様との接点を増やしていくことが大きな役割です。
▍Chapter2|「大手」ではなく、「これから海外を目指す会社」へ
▼50歳で”あえて”スタートアップを選んだ理由
ーー長年メーカーで経験を積まれてきた中で、なぜ次の場所にMelt Interface Technologiesを選んだのでしょうか?
すでに海外に展開している会社に入るより、これから海外に展開する会社で、その立ち上げから関われる方が面白い。そう考えてMelt Interface Technologiesを選びました。
何より、私のモチベーションとして一番強かったのは、日本の技術をもう一度世界に持っていくことでした。
また大手メーカーに入って、キャリアを一から積み直すというより、これまでの自分の経験を活かしてこれから海外に出ていく会社を支えたい。
そう考えていたので、技術的に面白い会社を探していて、ロボティクス関連の企業などはよく見ていましたね。
その中でもMelt Interface Technologiesは、技術そのものが面白かった。しかも、これから伸びる可能性があるなと思いました。
特に大きかったのは、経営陣と話した時に「この会社は有望だな」と思えたことと、自分自身を必要としてくれていると感じたことですね。
▼入社して見えた、想像以上の技術の広がり
ーー実際に入社してみて、イメージとのギャップはありましたか?
大きなギャップはなかったですね。
組織の成熟度なども、想像していた通りでした。
一方で、いい意味で驚いたのは、持っている技術が想像以上に幅広く活用できることです。
最初はインターフェースの会社という認識でしたが、実際には産業分野にも広げられる技術がかなりある。
加えて、私が入って一番驚いたのは、思っていた以上に大企業からもかなり高い期待を持っていただいている所です。
現状の製品たちは、ものづくりとしては改善できるところがまだまだあります。それでも、今の段階でこれだけ高い期待を持っていただけている。
これは今までの積み重ねもありますし、「この技術をこう使えるんじゃないか」という目の付け所がいいからこそだと思います。
そこに、さらなる将来性を感じました。
▍Chapter3|営業とマーケティングから、可能性を広げる
▼まずは「知ってもらう」ことから
ーーCSMOとして、今はどんなことに力を入れているのでしょうか?
マーケティングとしては、まだ会社の認知度が高くないので、まずはMelt Interface Technologiesを知ってもらうことをミッションにしています。
SNSも今年から本格的に立ち上げて、グローバル化を想定して英語で発信しています。
6月にはプレスイベントも開催して、そこをきっかけに国内外の様々な企業から声をかけていただく機会も増えました。
営業としては、マーケティングで獲得できた接点を活かしながら、お客様に製品を知っていただいたり、具体的な活用方法を一緒に考えたりしているフェーズですね。
▼BtoBは、これから海外へ
ーー海外のお客様からの問い合わせも増えているんですね。
そうですね。
これまでは売上でいうと国内7割・海外3割くらいでしたが、今年からは海外のお客様からもかなり声をかけていただけるようになってきました。
これまでもBtoC向けに関してはオンラインで全世界に販売していましたが、BtoB向けの海外展開はこれからです。
特に今、世界的に広がっているのが、グローブを使ってデータを収集するという用途です。
ロボットを動かしたり、人の動きを学習させたりするためのデータを集める「データファクトリー」の立ち上がりは、海外の方が早く進んでいます。
だからこそ、今後は海外の企業に積極的にアプローチしています。
Melt Interface Technologiesのグローブを活用してデータを取得することで、ロボットの学習などにつなげていく。
このような新しい用途を含めて、BtoB事業の基盤をつくっていきたいと考えています。
▍Chapter4|「誰のための製品か」を伝える
▼技術のすごさだけでは、人に届かない
ーーブランドを育てていく中で、特に意識していることはありますか?
1つめは”日本でしか通用しないようなコンテンツはできるだけ作らない”ようにしています。
発信の仕方も含めてグローバル・スタンダードを意識していて、英語で発信しているのもその一つです。
もう1つ大切にしているのは”誰のための製品なのかをきちんと伝えること”です。
たとえば、製品のポスターを見たときに「これ自分がやりたいことだ」と思えたら、そこで初めて興味を持ちますよね。
だから、技術のすごさだけを伝えるのではなく「これは誰にとってどんな価値があるのか?」まで伝わるマーケティングをしていきたい。
技術の話だけをすると、どうしても商品だけに目が向いてしまう。
でも本当に大事なのは、その先にいるユーザー自身がMelt Interface Technologiesの製品を使っている自分の姿を思い描けることだと思っています。
▼伝える言葉は、できるだけシンプルに
ーーメッセージの伝え方についても大切にされているんですね。
1つのメッセージが、どの場面でも同じトーンや意味で伝わることを大事にしていますね。
マーケティングっていわば伝言ゲームでもあるんですよ。
5人目の人が聞いた時に、1人目の話と全く違う内容になっていたらよくない。
だからこそ、できるだけシンプルで誰が見ても分かるメッセージにする。そのうえで「これは誰のものなのか」も伝わるようなものにする。
そこは引き続き大切にしていきたいです。
▍Chapter5|「学生企業」というイメージの、その先に
▼若い発想と、経験を持つ人材が混ざる組織へ
ーー「学生が起業した会社」という印象を持つ方もいると思いますが、その部分はいかがですか?
スタートアップというと、どうしても若い人が中心というイメージがありますよね。
でも、私のような大きな組織を経験して、現地法人の社長もやってきた人間が、50歳で今ここで働いている。
そういう経験が必要とされるポジションが、スタートアップにもちゃんとあるんだということは、ぜひ伝えたいですね。
私は、ずっとスタートアップだけを歩いてきたわけではありません。
だからこそ、若くて新しい発想を持っている人と、ある程度経験を積んできた人が一緒に働くことで、会社としてもっと面白くなると思っています。
若い発想と経験値。その両方が入ってくることで、いいスタートアップになっていく。
今のMelt Interface Technologiesには、そういう可能性があると思っています。
▍Chapter6|これからのMelt Interface Technologiesへ
▼「完成した会社」ではなく「これからレールを敷く会社」
ーーこれからMelt Interface Technologiesをどんな会社にしていきたいですか?
まずはブランドとしてグローバルで通用する会社にしたいですね。
社員も日本人だけではなく、いろいろな国の人が働けるような本当の意味でのグローバル企業にしていきたい。
もちろん、今すぐ全部ができるわけではありません。今はまだ「作り始める」という段階です。
だからこそ、これから会社を大きくしていく中で、自分たちで望むレールを敷いていくことができる。
すでにあるものの上を走るのではなく、これからレールそのものを作っていく。
そういう仕事をしたい人には、すごく経験値の高い環境だと思います。
ーー最後に、Melt Interface Technologiesに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
ゼロから何かを立ち上げることに面白さを感じる人には、向いている会社だと思います。
私自身も、日本の技術をもう一度世界に持っていくという思いで、ここに来ました。
決められたものを運営するより、自分たちでこれからの形を作っていきたい。そういう人には、きっと面白い仕事ができると思います。
同じような思いを持っている人と、一緒にMelt Interface Technologiesを作っていけたらと思っています。