目次
▍Chapter1|異なるキャリアからMelt InterfaceのPMへ
(写真 左:本村さん 右:田村さん)
ーーまずは、お二人のこれまでのキャリアを教えてください。
田村さん:
大学3年生の時からアルバイトとして働いていました。
当時はソフトウェアエンジニアとして、ボディートラッキングに基づいて治療支援を行う研究向けアプリ、VR映像と連携して触覚提示を行うデバイスなどの受託開発に携わっていました。
やがて大学を卒業して正社員になり、PMにジョブチェンジしました。
今は複数のプロジェクトを見ながら、必要に応じてソフトウェア開発も担当しています。
本村さん:
僕は高専を卒業して、最初は自社プロダクトの保守運用エンジニアをしていました。
VRの仕事がしたくて転職して、VRゲーム開発や受託開発などに携わりながら、3〜4年目くらいでLDやPMを担当するようになりました。
PMとして7年ほど経験を積んだタイミングで、代表の迫田さんに声をかけてもらって入社しました。
ーー現在、Melt Interfaceではどのようなプロジェクトを担当していますか?
田村さん:
いくつか担当していますが、一番大きいのは、完全オリジナルのデバイスを使った触覚提示のプロジェクトです。理論構築や部品作りの段階からデバイスを作っていくので、社内のエンジニアの総合力で進めるようなプロジェクトですね。
その他にも、大学や研究機関、企業からの受託案件など、複数のプロジェクトを担当しています。
本村さん:
僕は田村さんのプロジェクトを引き継いだり、そこから発展したプロジェクトを担当しています。
メインで担当してるのは、大手自動車メーカーに導入しているモーションキャプチャー関連のプロジェクトです。その他は小規模なVRアプリの開発や、社内のデスクトップアプリの開発も担当しています。
▍Chapter2|Melt Interfaceとの出会い
ーーお二人がMelt Interfaceに入ろうと思ったきっかけを教えてください。
田村さん:
私は学生の頃から「科学技術がどれだけ進歩しても、最終的には対象が人の身体や心に集約されていく」という考えがあって、身体性に関わる技術を研究していました。
そんな中で見つけたのが前身であるDiver-Xです。
当時は「ContactGlove1」に興味を持って、アルバイトとして働いてみることにしました。
実際に働いてみると、和気あいあいとした雰囲気で居心地も良くて。人間の身体性と最新技術をつなぐ仕事ができることにも魅力を感じ、正社員として入社しました。
本村さん:
僕はもともとXRの仕事を続けたいと思っていたんですが、ここ2〜3年はXR業界全体の景気があまり良くなくて、どうしようかなと迷っていました。
一方で、趣味で3Dプリンターを買ってロボットを作ったりするくらい、ものづくりが好きなんです。
以前から「HalfDive」の動画を見ていて、Diver-Xも「すごく面白いことをやっている会社だな」と思っていました。
東京ゲームショウで迫田さんと知り合ってから交流があり、今年のはじめに「PMが足りないから来ないか」と声をかけてもらったんです。
前職も安定していたので半年くらい悩みましたが、最終的には迫田さんに誘ってもらったピザパーティーがきっかけで入社を決めました(笑)
そこで田村さんの話を聞いたり、全身にセンサーをつけて開発している姿を見たりして「やっぱりこういうことをもう一度やりたいな」と思ったんです。
楽しいと感じることをやりたい。そこが最終的な決め手でした。
ーー実際に入社して、入社前とのギャップはありましたか?
田村さん:
良くも悪くも、とんでもないスピード感だなと思いました(笑)
PMとしては、そのスピードについていきながら、限られたリソースをどう配分して、現実的なスケジュールに落とし込んでいくかが大変ですね。
本村さん:
僕はもともと会社のことを知っていましたし、入社まで半年くらい悩んだので、大きなギャップはなかったですね。
ただ、思っていた以上に最初に任せてもらったプロジェクトの規模が大きかったです。前職と比べると予算規模が10倍くらい大きくて、最初はかなり緊張しました。
でも、「自分にはできない」とはあまり思わなくて。「どうやってやろうかな」という、武者震いに近い感覚でした。
もともと、煩雑な状況を整理して規範を作っていくのが好きなので、そこにもやりがいを感じています。
▍Chapter3|PMとして感じる、Melt Interfaceのものづくり
ーー実際にPMとして働く中で、どんなところに面白さややりがいを感じていますか?
田村さん:
企画から量産準備まで、すべてを目の前で作っているところを見られるのが面白いですね。
自分とは違うバックボーンの人が、知らない技術を使って何かを作っているので学びにもなります。
あとは、職種の垣根がなく距離が近いので、いろいろな領域の話を聞けるのも楽しいです。
本村さん:
僕は、面白いデバイスを体中につけて開発できること自体が好きですね。
ハードウェアからソフトウェアまで、試作から量産まで一貫して携われるのもやりがいに繋がっています。
ーーPJを進めるときは、別部門のメンバーとどのように連携しているのでしょうか?
田村さん:
別部門という感覚がないくらい距離が近いですね。
プロジェクトのキックオフからスタートして、別分野のエンジニアとも気軽に相談したりと、PM一人で抱え込まずに周りと一緒に考えながら進められる環境を大事にしています。
本村さん:
そうですね。メンバーとの席も近いので日常的に相談しています。
ちょっとしたことでも話しかけやすく、その場で解決できることが多いですね。
ーー「意思決定が早いな」と感じた具体的なエピソードはありますか?
田村さん:
「これはこうなるよね」と結果が見えていることであれば、数秒で決まることもあります。
「MeltMouse」も、発案からプロジェクトの立ち上げまで2週間くらいだったと思います。
受託案件でも同じで、展示会などでクライアントと知り合ってから、契約してプロジェクトが始まるまでが本当に早いですね。
本村さん:
僕はまだ入社して1ヶ月くらいですが、すぐにPMを任せてもらって、プロジェクトの費用について裁量を持たせてもらいました。
クライアントとの打ち合わせでも、2回目くらいから「話してもらっていいですよ」と任せてもらって。
社歴に関係なく、必要なところをすぐに任せてもらえる環境だと思います。
▍Chapter4|PMとしての挑戦
ーー実際にプロジェクトを進める中で、特に難しかった経験はありますか?
田村さん:
私が担当している中だと、前例の少ない目標に対するアプローチですね。
かなり専門性が高くて、同じことをやっている会社がほとんどないので、各分野の研究結果をもとにいろいろ組み合わせながら試行錯誤を繰り返しています。
PMとして取りまとめる責任もありますし、専門性の高い知識をインプットし続ける必要があるので、そこは大変だと感じます。
実際に学会に足を運んで情報を集めたり、社内のメンバーに話を聞いたりして、知識を増やしています。
本村さん:
僕がPMとして難しいと感じるのは、関係者の意見をどうまとめるかですね。
自社の判断、クライアントの経営判断や要望、技術的な実現可能性など、それぞれの意見がある中で、どこに落としどころを作って、何を作るのかを考える。
そのバランスを取るのが、PMとして難しいところだと思います。
ーーそうした経験を通して、仕事の進め方や考え方に変化はありましたか?
田村さん:
最近変わったなと思うのは、チームで判断することを重視する流れが出てきたことですね。
各プロジェクトにPMだけでなくソフト・ハードそれぞれ専門性の高いエンジニアを配置して、仕様や方針について判断できる人を増やして行こうとしています。
実際に、他のプロジェクトメンバーに意見を聞くことで、自分一人では気づかなかったことが分かったり、判断しやすくなったりしました。
今はそんな体制を少しづつ整えている途中です。
本村さん:
僕自身はまだ量産の経験が無いんですが、メカエンジニアのリーダーの方は量産の経験があります。
自分が分からないことがあっても、経験のある人に聞けば、実体験をもとに意見がもらえて進め方を考えられる。
そうやって、それぞれの専門性を頼りながらプロジェクトを前に進められるのは、ありがたい環境だと思います。
▍Chapter5|Melt Interfaceの組織・カルチャー
ーーお二人からみたMelt Interfaceらしい組織やカルチャーってどんなところだと思いますか?
田村さん:
「これやったら楽しそうだね」という発案から、実際に走り出すまでがすごく早いところですね。フットワークが軽くて、判断で二の足を踏むことがほとんどないと思います。
実は「MeltMouse」も、社内にマウスを作った経験がある人が一人もいない状態から始まって、「これに社運をかけるぞ!」ってなったんですよね(笑)
Melt Interfaceには「やればできる、やってできないことはない」という感覚があります。
日常会話の中で、代表の迫田さんから「〇〇さんだったら出来るでしょ」と言われることがよくあるんです。そうやって信頼して任せてもらえるからこそ、思い切って動けるんだと思います。
本村さん:
僕は、ダメだったらダメと思い切ってやめられるところだと思います。
「HalfDive」をやめると聞いた時は「大胆だな…」と感じました(笑)
でも、それくらい思い切ってやめるという選択肢があるからこそ、逆に新しいことを始めるハードルも低くなるんですよね。躊躇なく面白いものを作り出せる点が”らしさ”だなと思います。
ーー少人数ならではの面白さや難しさはありますか?
田村さん:
よく「世界中どんな人とも5人くらい経由すればつながれる」みたいな話がありますが、Melt Interfaceの場合、社内の誰か1人に聞けば、ほぼ全部のプロジェクトとつながれます。
全プロジェクトに対する距離の近さは、少人数だからこその面白さだと思います。
本村さん:
僕は前職で、10人から30人くらいまで組織が大きくなるフェーズを経験しました。
10人くらいのときは、みんな「これが好き」「これをやりたい」というものが近くて、同じ方向を向きやすいんです。
でも30人くらいになると、好きなものや興味の方向にも多様性が出てきて、違う方向を向いてる人も増えてきます。
Melt Interfaceはまだ人数が少ないこともあって、「ものづくりが好き」「面白いものを作りたい」という根本の部分がみんな共通しているんですよね。
好きなものや興味の根本が一緒だから、同じ方向を向いて開発できるし、雑談してても楽しいです。
▍Chapter6|これからの組織の変化を自分たちの手で作る
ーー今のMelt Interfaceのフェーズだからこそ、PMとして経験できることは何だと思いますか?
田村さん:
組織の変化そのものに、自分たちの手で関われることだと思っています。小さな組織と大きな組織では、組織を動かす方法も変わってくると思うんです。
今は「まずやってみよう」と手探りで進められますが、会社が大きくなっていけば、今と同じやり方では通用しなくなるはずです。
その変化を経営陣のすぐそばで見ながら、自分自身も組織づくりに関われる。そこは今のMelt Interfaceだからこそ出来ることだと思います。
本村さん:
僕もそこはすごく近いと思います。
これまでの仕事では、どちらかというと「実験的に面白いことをやってみる」という場面が多かったんですが、Melt Interfaceでは実験で終わらせず、実際の製品や事業に落とし込むところまで進めることが求められています。
技術だけでなく、プロジェクトや組織の進め方そのものを変えていく必要がある。
会社が変化していくタイミングにPMとして関われること自体が、今のMelt Interfaceならではの面白さだと思います。
ーーどんな人がMelt Interfaceに向いていると思いますか?
田村さん:
私は、研究者的な考え方を出来る人が向いていると思います。
ここでいう「研究者」は、必ずしも学歴の話ではなくて、正解や確立されたHowToがない状態でも、自分で考えて試行錯誤出来る人という意味です。
「こうすれば正解」というものがないからこそ、仮説を立てて、試して、うまくいかなければまた考える。
そういうプロセスを楽しめる人は、Melt Interfaceで活躍できると思います。
あとは、インターフェースに強い興味を持てる人ですね。
興味があれば、難しいことや大変なことも含めて、楽しみながら取り組めると思うので。
本村さん:
僕はやっぱり、面白いデバイスが好きな人と働きたいですね。
まず一度、会社に来てみてほしいです。
実際にデバイスを見たり、話を聞いたりして、「面白そう」「わくわくする」と思ったら、ぜひ一緒に働きましょう!
根っこの部分で「面白いものを作りたい」と思える人と働けたら嬉しいですね。