こんにちわ♪ GRANTの叶愛です。
本日は創業メンバーの倉川さんの入社からの物語をインタビューしていきます!
職人Re定義カンパニーとして業界改革を目指すGrant Home!
社員のことをグラントマンと称し、その記念すべき第1号グラントマンの倉川さん。
12年前の創業時を知るただ一人の存在です。
倉川さんのストーリーを通してGrant Homeのことを皆さんに知ってもらえると嬉しいです!
是非是非、最後までご覧ください☆
叶:まずは入社のきっかけとその時の状況を教えてください!
倉川:実は私は社長の高橋翔太さんと学生時代からの同級生でした。
学生時代にブレイクダンスやアルバイトなどばかりやっていた私は、大学を中退してしまい、当時友人であった高橋君の家に毎日いりびたっていました。
大学も中退し、お金もない私を見かねた高橋君のお父さんが当時務めている運送会社でお金を貯める間だけでも働いてみないか?と声をかけてもらったことが、一番最初のきっかけでした!
叶:なるほど!
ということは創業前の最初の仕事は運送業だったというわけですね!
今のGRANTの新規事業をだいぶ先どりしてましたね!
倉川:そうなんです(笑)。そこから気が付けば運送の仕事を3年間継続していました!
また、当時は高橋君も同じ運送会社で働いてて、同じトラックを二人で昼の便と夜の便で回しながら働いていました!
叶:お二人は創業前から本当に仲良しだったんですね(笑)
倉川:そうですよね(笑)
そんな時に、高橋君が内装業で独立するという話をしてくれて、一番最初に当時働いていた運送会社の新事務所の内装の依頼をもらい、その現場にただただ付き添っていたんです。
高橋君が手際よくクロスの張替えをしていくのを見ていて、職人ってかっこいいなぁ!
と思い、何か手伝えることないか?と聞きながら手元の作業を一緒に手伝いながら、
職人って面白い仕事だなぁ~と思うようになりました。
当時やらせてもらった、【削りの作業】は地味な作業で、普通の人はつまらないと思うような仕事だったらしいのですが、自分は面白さを感じることができ、そこから本格的にクロス屋を目指してみようと思いました!
当時は高橋君一人で独立するというタイミングだったのですが、無理を言って、自分も一緒に働かせてほしい!とお願いし、
『給料は払えるかわからないけどいいのか?』
と言われたのですが、いずれ一緒にやるのなら、
大変でもいいから最初から一緒にやっていきたい!
と伝え、何もできない見習いの職人としての人生がスタートしました!
叶:創業時の人を雇う余裕のない状況下で
どのように職人としての仕事を覚えていったのですか?
倉川:当時の高橋君は独立したてで、正直な話、まともに仕事を教える余裕は全くない状態でした。
一番最初の稼働現場が今でも忘れない1月19日でして、
会社設立は2012年の12月25日なので、創業から約1か月間は仕事がなく、仕事をする為の準備をしていました。
その準備期間の間に、高橋君の実家の部屋のクロスの張替えをさせてもらい、研修のようなものをやってもらいました。
そこから、高橋君の現場に同席して、雑工事や削り、パテを見様見真似でとにかくがむしゃらにやっていきました。
今のGrant Homeの新人さんは、ノウハウを最短で教えてあげられるので、
早くて6か月~遅くとも1年で現場に独り立ちできるようになっているのですが、
僕が一人で職人として使えるレベルになるのには丸2年ほどかかりました(笑)。
当時は、現場も毎日ないのが普通で、教えてもらえる環境もない、道具もろくにそろっていない。
ない、ない、ないという状況化だったので、
今の新人からすると信じられないと思いますが、当時はそれがすべてだったので、必死にやって食らいついていました。
一緒に入る現場の職人さん達に自ら聞きまくって、とにかく吸収してました。今となってはいい思い出です!
叶:なぜ、創業時の先の見えない環境下で
高橋社長と一緒に職人になろうと思ったのですか?
倉川:それは、「職人の世界は替えの利かない仕事」だと感じることができたからです。
当時の自分はアルバイトや派遣、運送のドライバーといった仕事をしていました。
どの仕事も自分でなければいけないというものではなく、
人であれば誰でもでき、替えの利く仕事でした。
初めて職人の現場にでたときに、職人のプロの仕事を見たときに、本当にかっこいい!と思いました。
職人の仕事は替えの利かないプロの技をもっているからできる仕事だ!
と思い、そういった仕事をできるようになりたいと感じました。
もう一点は、毎日新たな気づきや発見があるということです!
当時はクロス屋が何をするのか?を全くもって理解せずに飛び込んだ私ですが、
毎日の現場を通して、日々新しい技術を覚えられることに感動しました!
できないことができるようになる喜びは、子供が遊ぶようなもので、日々ワクワクしながらお金をもらえるこの仕事って本当に楽しいな!と思うようになりました。
現在12年の職人経験がありますが、いまだに新たな気づきや発見は必ずあります。
それだけ奥の深い仕事で今も日々ワクワク現場に出ています!
叶:なるほどですね~。
倉川さんは職人の魅力に完全に魅了されてますね!最高ですね!
こういった魅力を多くの人に伝えていって欲しいです!
ちなみに、創業時の苦しいときから、辞めたいと思ったことなどはなかったのですか?
倉川:そうですね。一般的には新しい仕事を始めると人間関係で苦労したりすると思いますが、自分の場合は学生時代からの友人で最も信頼できる友人の高橋君と一緒に始めた仕事だったので、毎日が楽しく過ごせました。
辛かった事は、まだお金もない時代に無理を言って参加させてもらったので、
社長にお金の面で苦労をかけたことです。
また修行をすることなく始めてしまったので、独立したばかりの高橋社長の1人目の職方という形になるので、
絶対に社長の顔に泥を濡れない!という想いがありました。
叶:自分のことよりも、友人だった高橋社長のことを気にかけている
倉川さんの気持ちに熱くなりました!
本当に強い絆を感じますね!最高の友人であり、最高の仲間ですね!羨ましいです!
また、プライベートでは29歳の時に、当時つきあっていた彼女と結婚をしました。
Grant Homeに入社して3年目くらいの一番忙しい時期で、
休みなく働きまくって、家に帰っては寝るだけという時期がありました。
当時彼女だった現在の奥さんは家庭を支えてくれ、私は未来の為に頑張ることができました。
この時期はかなりつらい時期でしたが、頑張り時だったので、本当に奥さんの支えに感謝しています。
正直、喧嘩も沢山しましたし、子供が小さいときには実の母にも沢山助けてもらいました。
当時は母の助けもなければ今の私の家庭はなかったと思います。母にも大変感謝をしています。
本当に頑張らなければいけない時期に、文句を言わず支えてくれた【奥さん】【お母さん】には
一生をかけて恩を返していきたいという気持ちが非常に強いです。
家族の支えが仕事にここまで影響するということは若いときには考えることのなかったことでした。
叶:本当に大変で苦しいときに一緒に乗り越えていける家族は本当にありがたいですね!
世の中では文句ばかりいう家庭もある中、
一緒に乗り越えていける家族をもっている倉川さんは幸せですね!
叶:最後に倉川さんなりの建設業界に対しての想いを聞かせてください!
私が最初に抱いた職人のイメージは作業着をきて現場工事をする人でした。
いつも汚れていて、汚くて、きつい仕事なのかな?というイメージでした。
しかし、右も左もわからないまま飛び込んだ世界にいた職人さんは
本当にプロフェッショナルな人ばかりで、手に職を持つ格好いい大人達でした。
私の中での職人の定義は、プロフェッショナルな仕事をする人だと思っています。
そう考えると、世の中には本当に沢山の職人さんがいるということに気づきました。
事務方の人もその道の職人だし、営業の人はその道の職人。
中でも、主婦は最強の職人だと思います。
様々な家事を一人でこなせる多能工職人です。
職人とはその仕事にプロの自覚をもっている専門家であり、スペシャリストだと思います。
その専門家になるには沢山の時間を費やし、その道を究めていくことが必須です。
職人と呼ばれるようになった時には、自分にしかできない職人技を持つことができ、
それはお客さんの心を感動させることができる魅力的な仕事です。
当たり前のように見えるこの世の中はそういった道を究めていった職人達によって作られているんだと思うようになってからは、職人の見方がかわりました。
本当にかっこいいな!と思うようになりました。
現状は建設業界は3K(きつい・きたない・危険)なんていわれてメージが悪いかもしれませんが、
世の中は職人の技によって成り立っているんだって思いながら、その技に注目していくと、
人間の発揮できる価値の高さ、職人の価値の高さに気づけると思います。
私が職人を始めた10年前と今を比べると、建設業界にも女性の割合が増えたり、働き方も改革されてきて徐々にイメージは変わってきたかと思います。
この先10年後には、もっともっとイメージは変わると思いますし、
職人の仕事は人がやりたい最も魅力ある志事にしていきたい!!
それを人生をかけて体現していきたい!!
と思っています。
10年後の社会はもっと進化していると思います。
難しいことは分からないですが、職人の魅力をドンドン発信することで一人でも多くの職人さんが増えてくれたらと思います。
倉川さん
熱いお話をありがとうございました。
職人という仕事への見方が変わりました!主婦は一番の多能工職人という言葉、本当にささりました。
倉川さんのお話を聞いていると、今後は主婦をしながら空いている時間で職人をやる女性が増えていくんじゃないかな?とすら思いました!
10年後の社会は、もっとIT化が進んで、AIなどがもっと人と共に生きる時代だと思いますが、
そんな時代だからこそ、職人という生き方はもっともっと魅力的な生き方になっていくのでは?と思いました!
倉川さんの職人愛、とっても胸が熱くなりました!ありがとうございました!
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