FAでマーケティング戦略を一手に担う佐藤さんは、慶應大学を卒業後、数々の現場を渡り歩いてきた。
そんな佐藤さんがなぜ今の「圧倒的なアウトプット」に辿り着いたのか。
その背景には、自分自身の甘さを捨て、ビジネスパーソンとしての基準値を引き上げてくれた本がありました。
今回は、佐藤さんの仕事観に大きな影響を与えた『Selfish』と『大金持ちをランチに誘え!』の二冊を軸に、彼が大切にしている思考についてお話を聞きました。
ー今回紹介していただく本との出会いについて教えてください。
実は『Selfish』という本は、自分で選んで買ったわけではないんです。
代表の河野さんから、ある日突然、僕の机にポンと置かれた一冊でした。
当時は、河野さんから
「もっと自分を出した方がいい。
2,000万の粗利を出しているんだから、おとなしすぎる。
もっと『俺についてこい』と言えるくらいでいいんだ」と言われていた時期でした。
当時の僕は、自分の役割で結果を出すことには執着していましたが、
「結果を出したからと言って口を出すのは、調子に乗っているようで良くない」という線引きをどこかでしていたんです。
この本には「自分のニーズを満たすことに妥協しない」という考え方が書かれています。
これを読んでから、自分の殻を破って意思を出すことへの抵抗がなくなりました。
周囲から求められていたのは、調和を乱さない謙虚さではなく、
組織を勝たせるためのリーダーシップだったんだと気づかされた一冊です。
ーもう一冊の『大金持ちをランチに誘え』からは、どんな影響を受けましたか?
この本からは、マーケティングの手法以上に「圧倒的な行動量」の大切さを叩き込まれました。
「行動が大事」とはよく言われますが、この本を読むとその「量」の基準が根本から違うことに気づかされます。
成功している人は、一つの目的のために30個、40個という打ち手を平気で用意して、
それをすべてやり切るんです。
例えば、プロとして打席に立つための「準備」の基準もそうです。
マーケティングの成果を上げたければ、最新の事例や経営知見を、
歯を磨くのと同じレベルで、呼吸するように取り入れ続ける必要があります。
「自分なりに調べてみました」というレベルと、
プロとして「これ以上ないほど仮説を出し尽くした」というレベルの間には、
巨大な解像度の差があります。
効率化が叫ばれる時代だからこそ、
この泥臭い物量の差が、最終的な成果の差になると確信しています。
ーその「行動量」という考え方は、FAでの業務にも活きていますか?
めちゃくちゃ活きています。
僕が今の案件で「勝てる座組み」を組めるのも、誰よりも多くのパターンを考え、
検証を回している自負があるからです。
それともう一冊、見城徹さんの『たった一人の熱狂』も僕のベースにあります。
仕事と人生の境界線がないくらい、何かにのめり込むことの重要性が書かれています。
僕は今、FAでの仕事を「趣味」だと言っていますが、
それは楽をしているという意味ではありません。
遊びと仕事の区別がつかないくらい何かに熱中して、
圧倒的な量のアクションを出し続ける。
そんな「一人の熱狂」が、結果としてチームを動かし、大きな成果に繋がるのだと感じています。
ーこれから社会に出る学生に向けて、メッセージをお願いします。
もし、今の自分に満足できなくて、もっと高い場所へ行きたいと思っているなら、
一度自分の「基準値」を疑ってみてください。
20代のうちからバランスを考えて器用に立ち止まる必要はない、と僕は思います。
まずは圧倒的な行動量で、自分をどこまで追い込めるか試してみる。
その先でしか見えない景色が、必ずあります。
FAには成長できる環境が整っています。
自分で考えて、動いて、結果で自分を証明したい。
そんな野心を持った皆さんと、この現場で一緒に戦えるのを楽しみにしています。