1
/
5

「両立」という言葉に苦しまなくていい。

こんにちは。ワカルク代表の石川です。

2024年は、メンバーのライフステージの変化もたくさんあり、個々の働き方の相談を色々なメンバーからもらった1年でした。
また、本業のBPO事業とは別で、群馬県の女性向けデジタル人材育成講座講演などを通じて20代から60代の方まで、幅広い年齢層の多くの女性たちの人生に触れる機会をいただきました。

その中で、「女性活躍推進」「仕事と家庭の両立」「ワークライフバランス」こうした言葉が世の中に浸透してきた一方で、これらの言葉に苦しめられている女性たちの声も多く聞きました。

  • バランスがとれなくて苦しい。仕事の効率が悪い自分がいけないのではないか。
  • 仕事中心の生活を続けてきたから子どもの行事にも参加できずに寂しい思いをさせていたのではないか。
  • 仕事も大好きなのに、家族の体調で思うように働けない。

私自身も以前は、「仕事と家庭は両立するもの」と思い込んで、その両立方法を模索していました。

でも結論、いつまでたっても「両立」はできている感覚はないし、「複数の役割を担っている」感覚はあるものの、「上手く」はできていないです。

今、この瞬間の私を見れば、両立できているように見えるかもしれませんが、それも子どもたち全員が小中学生になり、兄弟間で協力できるようになったからこそで、5年前の我が家は全くそんな状態ではありませんでした。
仕事もフルアクセルは踏めないし、常に何があってもいいようにマインドシェアは家族にとられていましたし、実家や保育園、お友達家族にもたくさん助けてもらってきました。
ましてや、妊娠出産期となれば、先がどうなるかわからない、他の人は何事もなく働けている、1人だけ社会に取り残されたような感覚で過ごしていたことを昨日のことのように思い出します。

「両立」という言葉を聞くと、「今」できているか?「常に」できているか?と時間軸を短期的に捉えてしまいがちです。
でも、時間軸をもっと長くとらえてみたら「この時期は」家庭中心だけど、「この時期から」仕事ができるようになった。長い人生振り返ると「両方の役割を果たせた」ということになるのではないでしょうか?

私はそれを信じて、「今」できなくても「いつか」できるようになる。そのために、「今」の自分の役割も受け入れて、「いつか」に向けて細く長く歩みを止めないようにしよう、それだけ思って過ごしてきました。

今、「両立」という言葉に苦しめられている方がいらっしゃるなら、少し未来の自分から今の自分を見てあげてください。十分に頑張っている自分を褒めてあげてほしいし、未来のために、歩みは遅くなってもいいから決して足を止めないでほしい。

自分の中の色々な役割を、上手く「共存」させながら前を向いて進んでいきましょう!


If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
働く時間の制限が、 キャリアの制限にならない社会を。
株式会社ワカルク's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Saeko Ishikawa's Story
Let Saeko Ishikawa's company know you're interested in their content